新型コロナウイルスの流行を境に日本でも在宅ワーク、リモートワークも幅広く浸透しました。
通勤の必要が必須ではなくなるケースもありワーケーション(Work+Vacation)という働き方も生まれました。
このような変化に伴い、都市部を離れ移住をする方がメディアで紹介されたこともありました。
現代社会では、どのような働き方であってもPCやスマートフォンを始めとするデジタル機器を介しての仕事が増えています。また、仕事のみならずプライベートでもスマートフォンやタブレット機器などのデジタル機器はもはや手放すことのできない必需品となっています。
しかしながらスマートフォンを始めとするデジタルデバイスは脳のリソースを奪い、集中力を削ぐ可能性を指摘した書籍が出版されるなど脳がリラックスできていないことが徐々に人視されつつあります。また脳がカロリー消費の高い器官であることも広く知られています。
生活からデジタルデバイスを完全に排除することは難しいですが、ホテルステイの最中にデジタルから解放されてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介する宿泊施設ではデジタルデトックスプランがあったり、物理的に携帯の電波が届かないか繋がりにくいなどの条件を備えているものがほとんどです。また屋外のアクティビティであれば携帯の電源を切ってデジタルの干渉なく楽しむこともできます。
記事中で触れた本はこちらです。
では、早速デジタルデトックスにおすすめの宿を紹介します。まずは2022年4月1日(金)~9月30日(金)の期間限定で販売されている「ザ・プリンス パークタワー東京」の「デジタルデトックスステイ‐Free yourself at Park‐」からご紹介します。※終了済みです
東京タワーのお膝元であるザ・プリンス パークタワー東京では、デジタル疲れした心と体をホテルで労わることを目指した宿泊プランとしてデジタル機器による緊張を解きほぐすトリートメントを受けたり、緑豊かな芝公園を散策し、自然と向き合うことで心身を整える事ができるプランを期間限定で販売。
価格は1名¥38,000より(1室2名利用時)となっていて、デジタル疲れ特有の身体と目の疲れからくる頭の緊張をほぐしてリンパを流しすことによりデジタル不調とも言われるくすみ・毛穴の開き等の肌不調を緩和するトリートメントを堪能。ほかにもデジタル不調に効果的なセルフエステの伝授などもあります。当然ですがチェックイン時にデジタル機器はフロントへ。デジタル断ちとリラックスがセットになったプランをご堪能ください。一休.comやじゃらん等からご予約可能です。
⇒期間終了
目次
期間限定以外の関東でデジタルデトックスにおすすめのホテル9選
デジタルデトックスにおすすめの宿は、大きく分けて「デジタルデトックスプランがある」「携帯の電波が入りにくい、入らないために物理的にアクセスができない」「アクティビティが豊富・プランに組込まれているためデジタルアクセスする時間的余裕がない」などが考えられます。
デジタルデトックスプランがある場合は、チェックインの際にデジタル機器を宿泊施設に預けるケースがほとんどです。宿泊目的がデジタルデトックスですからデジタル機器と物理的に距離をおけるのは魅力です。スマートフォンを手放せなくなっている方は最初は手持ち無沙汰かも知れませんが徐々になれてゆきましょう。また、ステイ中にアクティビティが用意されている場合もあるのでそちらに集中してみるのもおすすめです。
様々な通知を発して注意がそちらに向いてしまうデジタルデバイスのない空間だからこその楽しみや落ち着ける空間を味わってみてはいかがでしょうか。
国内の星のやでは、脱デジタル滞在が通年で提供されています。(※過去ニュースリリース参照)星のやの各ホテルでアクティビティの内容が違いますが、デジタルデバイスを専用のケースに入れて距離をおくところから旅が始まります。
各ホテルの特色を活かしたプランがそれぞれに用意されますが星のや 東京では「脱デジタル滞在・東京~武士の鍛錬~」として江戸の剣術流派のひとつ「北辰一刀流」師範による剣術の稽古を通して心身ともにリフレッシュ。
料金は 82,280円/1名様(税・サービス料10%込)※宿泊料別とお安くはありませんが、上質な空間や普段触れることのない剣術に触れ普段使用することのない体や脳の部位が刺激され特別な体験を堪能できます。ご予約は星のや 東京 公式サイトよりお申し込みください。(宿泊予約が別途必要です)
宿泊予約は楽天トラベルからも可能です。(デジタルデトックスがプランに含まれない場合があります)
また、星のや 軽井沢・星のや 竹富島・星のや 京都・星のや 富士も魅力的なプランが揃っているので旅先の選定合わせてご確認ください。
携帯通信やWi-Fiが繋がりにくいからお得!?
高い建物や山など物理的な障害、半地下などの立地的な障害で携帯電話や宿泊施設のWi-Fi通信が繋がりにくい場合があります。コミュニケーションやSNS、動画視聴や音楽ストリーミング、ゲームまで多くの事柄にデジタルでの通信が必要な現代だからこそ通常であればイライラのもとになるような出来事ですがデジタル・デトックスを行ううえでは逆に助けになります。
通信状況を確認しながらのステイでは落ち着きませんので、いっそ電源をOFFして脱デジタルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。通信状況が悪いというネガティブにも取れる条件によって料金が割引になっていることもあります。自宅とは違った環境でお得にデジタルとは無縁の空間に浸れる場合もあります。
羽田空港からもほど近い蒲田のシティホテル弘城は通常で言えばあまり便利とは言えない携帯電波が入りづらいうえに日が当たらない部屋に宿泊するプランがあります。
まず立地はJR蒲田駅から0分という好立地なので食事や買い物等に困ることもありませんし、羽田空港へのアクセスや銀座方面、川崎、横浜方面へのアクセスも抜群なので近隣での散策にも便利です。
各地へのアクセスが良いことに加え、蒲田は古くから賑わっていたので商店街など蒲田から出なくとも見どころがあります。お手頃価格の飲食店も多くあるので街をぶらつきながらお気に入りのお店を探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
シティホテル弘城は駅からのアクセスも1分以内とかなり便利です。
もちろん携帯のつながりにくく、太陽光の入らない部屋でデジタルから離れて瞑想や読書にふけるのもおすすめです。
【住所】東京都大田区西蒲田7-3-7 弘城ビル5F
【電話】03-3730-6181
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ヴィラフォンテーヌ東京日本橋箱崎も携帯の電波が届きにくい部屋が存在します。※すべての部屋が繋がりにくいわけではありません
。
こちらも立地は良く地下鉄水天宮駅からわずか2分程度の位置します。住所は日本橋ですから銀座にも近く、また半蔵門線で渋谷までも一本で行くことができます。また駅名にもなっている有名な水天宮までも至近です。
新旧が融合した町並みを歩きながらデジタルオフの生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【住所】 東京都中央区日本橋箱崎町20−10
【電話】03-3667-3330
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アクティビティや自然でデジタルから自由に
仕事や育児などに忙殺されているときはインターネット接続やメールチェックでさえままならないということもあるのではないでしょうか。また映画鑑賞やホールでのコンサート鑑賞などをしているときにも必然的や自発的にデジタルデバイスはオフにしていると思います。このように日常のなかでもデジタルからフリーになっている場合もあります。
他のことに熱中している際に私達はデジタルデバイスから注意がそれています。であれば、このような状況を作り出せるような旅を演出してみてはいかがでしょうか。
神奈川県のFun Space芦ノ湖キャンプ村 レイクサイドヴィラは、携帯の電波等が入りにくい場所があるのもさることながら名称からもわかる通りキャンプ施設です。そのため、テントの設営、火起こしに始まって食事の用意やその他諸々のセッティング、後片付け、近場の散策など1日を通して色々と楽しみながらデジタルオフの時間を楽しむことができます。
近年ファミリー、カップル問わずさまざまな組み合わせで楽しむことができ、晴れていれば満点の星空も楽しめる漆黒の夜も見逃せません。デジタルオフだけではなく、どっぷりと自然に使ってみるというのも日頃のデジタル漬けの日々の中での癒やしになるのではないでしょうか。別荘風のコテージで気ままにバーベキュー等を楽しみながら自然をを満喫。
旅行予約サイトからはコテージのみの予約です。オートキャンプサイトやキャンプサイト利用の場合は公式サイトをご確認ください。
【住所】神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
【電話】0460-84-8279
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ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜は世界の名門リゾートとして愛される「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」と歴史ある横浜が出会い2020年9月にオープンした比較的新しいホテルです。海外旅行も手軽に行くことが難しいなかハワイの雰囲気を感じられるホテルやスパ、料理に定評があります。
様々なプランがあるのでご自身に合うプランがあるか検討してみてはいかがでしょうか。2022年7月1日(金)より開業2周年を記し“ザ・カハラ・ホテル&リゾートALOHAプロモーション”と称し、各種イベントや宿泊パッケージが用意されています。
そしてデジタル・デトックスに最適なのがハワイを体感出来るメニュー多彩な【ザ・スパ】です。
3階に位置する【ザ・スパ】は広大な水庭に囲まれ、横浜港を望みながらのんびりと過ごせます。プールと屋外ジャグジーも完備しているので横浜とは思えない贅沢な世界観の中でデジタルデトックスも行えるまさに魅力的なスパです。
【住所】神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-3
【電話】045-522-0008
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千葉県の露付離れ+鹿の音グランピング 星空キャンバス★花山水リゾートも携帯のつながらない場所に位置しています。グランピングもも楽しめるうえ、渓流の音を聞きながら露天風呂を楽しめる部屋もあります。お手軽にバーベキューや自然を感じる癒やし旅をお考えならデジタルドトックスと合わせておすすめです。
【住所】千葉県夷隅郡大多喜町会所50
【電話】0470-85-0829
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北関東も見逃せない 温泉やグルメで脱デジタル
茨城県でおすすめの宿は通信が携帯キャリアによって繋がりにくいということがあります。Wi-Fi等が通じる場所ばあるのでどうしてもの場合にはデジタル機器の電源を入れたら
つながる環境が手に入ります。そのため脱デジタルを実践するには脳の誘惑に抗う必要があります。
ですが!ご紹介する宿には温泉の他に露天風呂や貸切風呂もあります。また夕食には贅沢な茨城県の食材をたっぷりと味わうことができます。海鮮はもちろん茨城県のブランド牛がセットになったプランも選ぶことができます。
いそざき温泉 ホテルニュー白亜紀は部屋タイプにもよりますが、海を近くに見ることができます。脱デジタルでストリーミングで聞いていた音楽や動画サイトからも離れたときに自然の音に触れるというのは、リラックス効果があるとはよく言われています。最近ではストリーミングや音源を購入して聞かれているかも知れませんが、実際の自然音には独特の響きがあります。海の近くにお住まいでない方やお近くにお住まいの方はグルメや温泉を目当てに脱デジタルを気軽に楽しんではいかがでしょうか。
【住所】茨城県ひたちなか市磯崎町4604
【電話】029-265-7185
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もうひとつ茨城県で温泉が楽しめる脱デジタルにおすすめな宿がうぐいす谷温泉 絶品あんこう鍋とキンキ煮付の宿 竹の葉です。
こちらの宿はWi-Fi完備です。気象状況により入りにくい場合があります。なので強制的にデジタルオフにはなりませんが、温泉にデジタルデバイスを持ち込めませんから時間を区切り休み休み入浴をすれば、デジタルのみならず通常のデトックスにもなるのではないでしょうか。
【住所】茨城県ひたちなか市磯崎町4604
【電話】029-265-7185
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日光をはじめ観光資源の多い栃木県にもデジタルデトックスにおすすめな宿があります。
コテージウッドノート 寺子乙はファミリーにおすすめのコテージです。酔客の大騒ぎ等は禁止されている安心安全な宿なので女性同士のグループにもおすすめです。バーベキュー等もレンタルできて、アクティブに一日を楽しみながらデジタルオフができる環境に浸れます。
【住所】栃木県那須郡那須町寺子乙2006−30
【電話】080-5229-7307
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最後にご紹介するのは首都圏に近い秘湯という同じく栃木県の明賀屋本館です。
秘湯というだけあって場所的に通信がしにくい環境となっているため、デジタルオフには最適です。すべて源泉かけ流しのお湯で湯三昧もいいですし、環境もとてもよいので長閑な自然を楽しむのもおすすめです。また、この機会にヨガやマインドフルネス、瞑想などにチャレンジしてみるのもよいのではないでしょうか。
とにかく露天風呂の評判がよろしいのでぜひ何度でもお入りになってデジタル・ノーマルどちらもデトックスできます。
【住所】栃木県那須塩原市塩原353
【電話】0287-32-2831
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自宅でデジタルデトックスをしたい場合
ホテルステイや通信不可エリアに足を運んでのデジタルデトックスをおすすめしてきましたが、なかなか時間をとれずに家でデジタルデトックスをしたいという場合もあります。ですが、物理的に電源を切ってスマートフォンをどこかにしまっても物理的に手が届く場所にあり電源を入れるだけですぐにオンラインになってしまうデバイスが手の届く場所にあってはなかなか誘惑に勝てないという方も少なくないのでは。
そこでおすすめなのがタイムロッキングコンテナです。ケースの中にスマートフォンやデジタルデバイスを入れロック、解錠できる時間をセットするとその時間までロックがかかる優れものです。
目の前にあるとイライラ(?)してしまうかもしれないので、ロックしたあとは目につかない場所にしまって、散歩や室内でのヨガ、長時間入浴などデジタルとは無縁の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
デジタルデトックスプラン以外の方法
ホテルや旅館を問わず部屋にセーフティボックスが備え付けられている場合がほとんどなので、ここにデジタル機器を電源を切ってしまっておくという方法もあります。しかし、この場合は自分の好きなタイミングで開けることが出来てしまううえに、同じ部屋にあるというだけで意識がそこに向かってしまう可能性があります。
これだと、逆に食べたいものを目の前に出されて待てをされているような状態になり逆にストレスフルになってしまう可能性があるので、非常に意志が強い方を除いてあまりおすすめできません。
おすすめは、フロントで預かってもらうことです。
デジタル機器は貴重品に分類されるため、宿泊施設により預かってもらえないケースもあるので預かり可能かどうか予約の際に確認してみてください。多くのホテルで大々的にこのようなサービスを公式サイトに記載していることは少ないので、ご予約の際にお問い合わせフォームや電話等でご確認。その際にお預けになる理由を添えると、より明確な回答を得られるはずです。
大抵の場合は貴重品袋に入れ預かっていただくことになります。その場合サインなど手続きが必要な場合があります。また受け取りにも同様に手続きが必要なケースが殆です。この手間が面倒ならば面倒なほど、一旦預けてしまうと簡単には受け取れないので自分の意志以上にはデジタル断ち時間を引き伸ばすことができるはずです。
このように、プランがない場合でも個人的にデジタルデトックスステイを楽しむことができる可能性があります。また、急用があるかもしれない場合は滞在先の連絡先電話番号や部屋番号を大切な方、近しい方に伝えておけば最低限連絡はとれますし、フロントにメッセージを残していただくことも可能です。
様々な方法が考えられるので、ぜひ一度デジタルデトックスに挑戦してみてはいかがでしょうか。