開催概要
真夏の太陽が照りつける海の日、美しい湘南の西浜海岸に数多くのみこしが集まり、壮大な夏の祭典が斎行される。
これが世に名高い茅ヶ崎海岸浜降祭で暁の祭典とも称されています。この祭典は、御祭神が「みそぎ」を行うことによって、水の力、水の霊力を呼び、その霊力によって御神威新たな神々を奉迎する神事です。
また、祭典終了後には、地元にもどり、各家々の「家内安全」「無病息災」を練り歩きふりまくといった茅ヶ崎・寒川に深く根付いている土着の祭です。
浜降祭の起源については、諸説がありますが、古老のみなさんの話をまとめてみると、次のような説に集約されます。
今から170年ほど前の天保9年(1838)、寒川神社の神輿が、例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大磯町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿が、そのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。
一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によると、鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪やけがれを清める「みそぎ」の神事を行うため、毎年、浜辺への渡御が行われていたとあります。
開催期間
2024年7月15日(月・祝)
開催時間
過去開催時の日程のため変更の可能性があります
4:30ごろ 一番輿が祭典会場に入場(7時までに全部の神輿が順次入場)
7:00 浜降祭合同祭開式
8:00 一斉にお発ち(帰路へ出発)
9:00 終了 ※神輿が海に入るのは、入場時と祭事終了後の帰路へつく前です