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青森むつ市 日本三大霊山「恐山」は地獄と極楽の境界線!?
青森県むつ市。
あの有名な「恐山」がそこにはあります。日本三大霊場であり、日本三大霊山、日本三大霊地と、数々の日本三大に数えられる超有名スポットなので、行かれたことはなくとも、聞いたことはあるのではないでしょうか。
訪れた誰もが、想像以上に何かを揺さぶられるそんな場所です。下北半島の中央部分に位置する「恐山」は活火山でもあります。862年(貞観4年)に天台宗の慈覚大師によって霊山として開山したと伝えられています。
実際に「恐山」という山が存在するわけではなく、宇曽利湖(うそりこ 正式:宇曽利山湖)を中心とした釜臥(かまふせ)山・鶏頭山・地蔵山・剣山・大尽山・小尽山・北国山・屏風山の外輪山八峰の総称です。
すでにその場所に近づいた時から漂う硫黄臭が、より外界からの侵入を拒むような異質な空気に包まれています。カルデラ湖の宇曽利湖のほとりにある「三途川」に架かる赤い橋を渡れる場所があるため、あの世と此の世の境目と感じる方も多いようです。※老朽化のため現在は通行止めです。
入山料を支払い入山します。山門をくぐり「恐山菩提寺」へのお参りを済ませるのがルートです。火山である恐山に足を踏み入れると、その熱気と硫黄ガスが作り出した空気と、荒涼とした岩肌などを見て「地獄」という発想が頭をよぎるかも知れません。
温泉
恐山の境内には温泉が湧いていて、入山料を支払った方は追加料金なしで入浴することができます。泉質は当然ですが硫黄泉です。地獄の土産に(?)是非一度入浴なさってみてはいかがでしょうか。
通常の硫黄泉と比べてもかなり強く硫黄臭を感じるという声が多く聞かれます。また、硫黄の香りが服等について取れづらいということもあるので、洗濯をしやすい服装がオススメです。ご注意ください。
また一般的な温浴施設とは異なりタオル等の販売やレンタルもないので温泉に入る予定がある場合はご持参ください。
宇曽利湖
恐山において、極楽と呼ばれる「宇曽利湖」の「極楽浜」。白い砂浜に晴れた日には、宇曽利湖に壮大な釜臥山が映りこみ、色のない世界が一気に鮮やかさを取り戻したかのように思われるではないでしょうか!!
血の池地獄などもありますが、多くの方が心に去来するものがあるとされるのが「水子供養御本尊」や「賽の河原」です。生まれてすぐに亡くなってしまった、生まれてくることができなかった子供たち、死後の子供たちに対する想いを、そこに多くのひとが残してゆくからでしょうか。
東北地方で古くから信仰を集めてきた場所であり、その歴史の分だけ多くの人の思いを包んできた場所でもあるので、そのような気持ちに寄りそうにように真摯な姿勢で臨まれると、また違った旅になるかもしれませんね。
宿坊もあり、いくつもの「日本三大」の冠を持つ「恐山」へ是非一度行かれてみてはいかがでしょうか。
クラブツーリズム
三途の川付近
駐車場
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「恐山」の動画
雄大かつ霊験灼然その姿をご覧ください!
素敵な動画をご紹介します!
「恐山」の基本情報
利用案内
営業日(開山期間)
5月1日~10月31日ころ
営業時間
6:00~18:00
休業日
10月31日~4月
料金
入山料:
大人 500円
小中学生200円
問い合わせ先
恐山寺務所
連絡先:0175-22-3825
「恐山」に関する各種情報ページ
「恐山」への行き方・アクセス
公共交通機関
JR大湊線 下北駅 → 下北交通バス「恐山」下車
※バス情報
車
JR大湊線 下北駅 より約40分
駐車場
あり