鹿児島県はパワースポットの宝庫ですが、その筆頭といっても過言ではないのが天孫降臨の神様をまつる『霧島神宮』です。
そこで今回は霧島神宮でのご利益や観光ポイントから、駅や空港からのアクセス方法や駐車場情報、おすすめのランチスポットまで詳しく解説していきます!
目次
霧島神宮とは?
霧島神宮は霧島連山で第二の高さを誇る高千穂峰(たかちほのみね)のすそ野に鎮座する神社です。
その創建は6世紀ごろといわれていて天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫で、日本神話「天孫降臨」でも知られる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)という神様がまつられています。
当初は高千穂峰の山頂付近に社殿があったものの噴火により何度か移設をくりかえし、室町時代中期の1484年に現在の場所に移りました。現在の社殿は江戸時代中期(1715年)のものです。
社殿は鮮やかな朱色で装飾も見事なことから「西の日光」とも称されています。歴史的な価値も高いため、社殿(本殿・幣殿・拝殿(合1棟)、登廊下、勅使殿)が国の重要文化財に登録されています。
霧島神宮までのアクセス方法
出発地別で霧島神宮への車以外のアクセス方法を詳しくご紹介します。
霧島神宮駅からのアクセス
霧島神宮の最寄り駅はJR日豊本線の霧島神宮駅です。この駅へは鹿児島中央駅から特急「きりしま」で約50分で行くことができます。
霧島神宮駅からバスを利用する
霧島神宮駅からは鹿児島交通バスで「霧島いわさきホテル」行きに乗り約15分、「霧島神宮」バス停で下車
路線バスの時刻表はこちら
※「国分⇒丸尾方面(霧島神宮駅経由)【帰り】」路線をご確認ください
霧島神宮駅からタクシーを利用する
霧島神宮駅からはタクシーを利用した場合も約15分で料金の目安は2,000円前後です。
鹿児島空港からのアクセス
鹿児島空港からは主に2種類の行き方があります。
1.霧島エリアへの空港線バスから路線バスに乗り換えて行く
2.バスでJR国分駅や隼人駅へ行き、そこからJR日豊本線の電車で霧島神宮駅へ行く
上記1の方法を詳しく紹介していきます。
鹿児島空港から霧島エリアへのバス便(乗り換えあり)
下記の「丸尾」バス停は番号(路線)により、バス停の位置が変わりますのでご注意ください
1.鹿児島空港から鹿児島交通バスで「霧島いわさきホテル」行きに乗り約40分、「丸尾①」バス停で下車
鹿児島空港からの路線バスの時刻表はこちら
※「鹿児島空港~霧島いわさきホテル」路線をご確認ください
※このPDFファイルには「丸尾」バス停の①~④の場所の地図が記載されています
2.「丸尾③」バス停から鹿児島交通バスで「国分駅」行きに乗り約15分、「霧島神宮」バス停で下車
丸尾バス停からの路線バスの時刻表検索
(九州のバス時刻表)
※出発地を「丸尾」、到着地を「霧島神宮」で検索してください
バスの1日フリー乗車券「のったりおりたりマイプラン」
上記でご紹介したバスの全路線を含めて、乗り降り自由のフリー乗車券「のったりおりたりマイプラン」がありますので霧島神宮を含め、霧島エリアの観光スポットを多く回りたい方にはおすすめです!
のったりおりたりマイプラン(フリーパス)利用案内
フリー乗車区間
1.霧島いわさきホテル~霧島神宮~国分 線
国分駅~霧島神宮駅~霧島神宮~丸尾(霧島温泉郷)~霧島いわさきホテル
2.霧島温泉駅~霧島いわさきホテル 線
霧島温泉駅~丸尾~霧島いわさきホテル
3.鹿児島空港~霧島いわさきホテル 線
鹿児島空港~嘉例川~丸尾~霧島いわさきホテル
4.霧島市役所~霧島いわさきホテル 線
霧島市役所~国分駅~日当山~妙見温泉~丸尾~霧島いわさきホテル
5.妙見路線バス 線
鹿児島空港~嘉例川~妙見温泉~日当山~隼人駅
6.霧島連山周遊バス
7.霧島周遊観光バス
霧島市内の主要観光地を巡るバスも乗り放題ですが予約優先制(予約先電話番号:099-254-8970)となっています。
料金
1,100円(大人)、550円(小人)
有効期間
1日のみ
販売窓口
鹿児島交通国分営業所
JR国分駅・隼人駅・霧島神宮駅
霧島市観光案内所
鹿児島空港バス案内所
問い合わせ先
鹿児島交通 国分営業所
0995-45-6733
車でのアクセス
九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」より、国道504号線、県道2号線・60号線を経由して約40分
霧島神宮周辺の駐車場情報
霧島神宮の周辺には数か所の無料駐車場が整備されています。
霧島神宮駐車場
神社に隣接する駐車場で1番人気です。正月期間外や祭事が無い通常期であれば、満車になることは少ないのでこちらに駐車するのが定番です。
収容台数
約500台
駐車料金
無料
マップコード
376 089 294*33
霧島神宮第一駐車場の地図
霧島神宮第一駐車場へ行き方の注意点
第一駐車場へ行く際には大鳥居(一の鳥居)を通た後に出てくる、ロータリー(ラウンドアバウト)を右折するとスムーズに行くことができます。
▼このロータリーを(霧島天狗館の方へ)右折して突き当りを左折です
(案内板があります)
霧島市観光案内所 駐車場
霧島神宮の一の鳥居の横に建つ観光案内所で無料駐車場が隣接しています。また、同敷地内には無料で入れる足湯があり観光客に人気です。
ここから参道の入口までは徒歩約5分、拝殿までは徒歩約12分です。
収容台数
約60台
駐車料金
無料
マップコード
376 089 294*33
霧島市観光案内所駐車場の住所・地図
鹿児島県霧島市霧島田口2459-6
初詣期間の駐車場・臨時駐車場
霧島神宮は鹿児島県内で一番の初詣スポットで例年23万人ほどが参拝に訪れます。
その際には駐車場はもちろん周辺道路も混雑・渋滞をします。そこで正月三が日には周辺に臨時駐車場が設けられます。
おすすめは霧島総合支所・霧島緑の村に設置される臨時駐車場です。
神社からは若干遠いですが収容台数が2000台で無料シャトルバスも運行されますので、駐車待ちや渋滞に巻き込まれにくくなります。
収容台数
約2,000台
駐車料金
無料
マップコード
227 030 889*56
霧島緑の村の住所・地図
鹿児島県霧島市霧島田口2583-13
霧島神宮のご利益と観光ポイントを紹介
霧島神宮は鹿児島随一のパワースポットとして有名ですので、その主なご利益や境内の見どころ・観光ポイントをご紹介していきます。
霧島神宮のご利益
ご祭神と由緒
主祭神は前述のとおり瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)です。
瓊瓊杵尊は天照大御神の孫として地上を治めるべく、三種の神器や稲穂、数人の神様と共に霧島神宮ご神体でもある高千穂峰に降り立った(天孫降臨伝説)とされています。
(※瓊瓊杵尊が降り立ったとされる場所は諸説あります)
そこから南九州を拠点に国を治めた神様です。
また、霧島神宮に一緒にまつられているのはすべて瓊瓊杵尊の家族(4世代)です。
相殿神(あいどのしん)
木花咲耶姫尊(お后)
彦火火出見尊(子供)
豊玉姫尊(彦火火出見尊のお后)
鵜鷀草葺不合尊(孫)
玉依姫尊(鵜鷀草葺不合尊のお后)
神倭磐余彦尊(ひ孫)
主なご利益
霧島神宮での主なご利益
・五穀豊穣
・畜産振興
・国家安泰
・家内安全
・厄除け
・富貴栄達
・縁結び
・安産祈願
・子授け祈願
・火難消除
など
瓊瓊杵尊は国家を治めた神様ですので国や家族の繁栄にご利益があるとされていますが、霧島神宮ではお后様の木花咲耶姫尊をはじめ、その子や孫の夫婦、ひ孫まで一緒にまつられていることから、夫婦や家族の円満にもご利益があると考えられています。
霧島神宮での参拝作法
霧島神宮での参拝作法は一般的な二拝二拍手一拝です。
その他の作法も一般的なものと変わりはありません。
(例:参道の真ん中を歩かないや手水舎でお清めをするなど)
霧島神宮でのご利益を更に高める方法
前述のとおり、霧島神宮は何度か移転をしています。現在の地になるまでは瓊瓊杵尊が降り立ったとされる所に近い場所に社殿がありましたので、そちらにも参拝をされると更なるご利益が期待できます。
古宮址(高千穂河原)
-霧島神宮から車で約15分
古宮址(ふるみやあと)は現在の社殿から更に高千穂峰に近い場所にあった社殿跡です。現在もここでは神事が行われています。
また、高千穂峰への鹿児島側からの登山口としても多くの人が訪れる場所です。
元宮
-古宮址から徒歩(登山)で約1時間
高千穂峰と御鉢の中間にある背門丘(せとを)という場所には霧島神宮の最初のお社がありました。
この場所が瓊瓊杵尊が降り立った場所とされています。
古宮址・元宮参拝と高千穂峰の登山記
私(登山超初心者)が高千穂峰へ登山した際の記事をこちらでご紹介していますので、お時間がありましたらぜひご覧ください。
霧島神宮境内のおすすめ観光ポイント
参道沿いの見どころ
展望所
社務所
第一駐車場から入ると三の鳥居が見えるひらけた場所に出ます。そこには社務所や霧島の自然を一望できる展望所があります。
さざれ石
三の鳥居の右手前には、君が代の歌詞にも登場する「さざれ石」を見ることができます。
さざれ石(細石)とは元々は小さな石という意味でありましたが、その小さな石が長い年月をかけて集まり大きな岩のかたまりになったものを指しています。
社殿の見どころ
社殿は鮮やかながらもどこか落ち着いた印象を受ける朱色で、周囲の樹木の緑とのコントラストは圧巻です。
拝殿に向かって右手前に手水舎(ちょうずや/参拝前に身を清める場所)、左側に授与所があります。
社殿の装飾
前述の「西の日光」と呼ばれる一因となっている勅使殿(ちょくしでん)の唐破風(からはふ/波打ったような屋根の装飾)も見事の一言です。
さらに本殿にも豪華な装飾が施されていますが、一般参拝では伺うことはできません。
登廊下
また、勅使殿から拝殿をつなぐ登廊下(のぼりろうか)も国の重要文化財に指定されています。
ご神木
社殿から振り返り、手水舎の奥には立派な杉(高さ38m/幹周り7.2m)がそびえ立っています。
これは霧島神宮のご神木で樹齢800年と伝えられ、南九州一帯の杉の祖先とも言われています。
さらにご神木の裏側(ご神木越しに社殿を見る方向)からは枝の一部に烏帽子をかぶった神官、もしくは神様が手を合わせているようなシルエットが見える箇所があるので、写真を撮って待ち受け画面にしている人も多いようです。
実は桜と紅葉の名所!
霧島神宮での桜の見ごろの時期
例年3月下旬~4月中旬が見ごろの時期とされています。
参道を彩るソメイヨシノ(3月下旬~4月初旬)や社殿の背景にあるシダレザクラ(4月初旬~4月中旬)が咲くころにも多くの参拝客が訪れます。
霧島神宮での桜の見ごろの時期
例年11月中旬~11月下旬が見ごろの時期とされています。
境内のいたることろで紅葉を楽しむことができます。特に三の鳥居周辺は写真スポットとしてとても人気がある場所です。
霧島神宮周辺のおすすめランチスポット
霧島神宮の門前町(鳥居前町)には前掲の地図の通り、食堂やお蕎麦屋さんが立ち並んでいるので、ランチを場所にはあまり困らないです。
今回は門前町ではなく、車で15分圏内のおすすめのランチスポットをジャンル別で紹介していきます!
バイキング形式でおすすめのお店
好きなものを好きなだけ食べたい!と思っているひとにおすすめです!
さくらさくら温泉
泥湯が有名な宿泊・日帰り温泉もできる施設でランチバイキングも実施しています。
地元の食材を中心に使った料理は30種類以上が楽しめ、ソフトドリンクバー付きなのも嬉しいポイントです。昼食付の日帰り温泉プランもあります。
ランチバイキング料金
1,100円(大人)、850円(小人)、500円(3~5歳)
営業時間
平日 11:30~15:00
土日祝 11:30~15:00
※最終入場は1時間前です
住所・マップコード
鹿児島霧島市霧島田口2324-7
376 118 063*55
森のごちそうハッピース
霧島神宮駐車場から車で約6分
季節を感じられる野菜をふんだんに使ったバイキングで常時15種類前後の料理が並びます。女性店主のセンスが光る切り株のトレイや家庭的な味付けは特に女性客から人気です。
ランチバイキング料金
1,300円(大人)、800円(小学生以上)、500円(未就学児)
営業時間
11:00~15:00
※料理がなくなり次第、終了
(不定休)
住所・マップコード
鹿児島県霧島市霧島田口2257-5
376 058 417*30
見晴らしも楽しめるおすすめのお店
道の駅 霧島 ほっと霧島館
天気が良い日には錦江湾や桜島を一望しながら食事が楽しめるレストランで、鹿児島名物の黒豚料理を中心にラインナップされています。
また、霧島神話の里公園も同じ敷地にあるので子ども連れにも人気です。
営業時間
4月~10月 10:00~17:15
11月~3月 10:00~17:00
※ラストオーダーは1時間前
住所・マップコード
鹿児島県霧島市霧島田口2583-22
376 117 162*16
霧島峠茶屋
霧島連山を一望しながら食事が楽しめる洋食レストランです。近年、坂本龍馬の肖像が浮かぶ「龍馬ラテ」の人気がSNS上で上がってきています。
営業時間
11:00~14:30
17:00~21:00
(木曜日定休)
住所・マップコード
鹿児島県霧島市牧園町持松字黒ヶ原223-10
216 787 741*53
地鶏料理がおすすめのお店
鹿児島県は黒豚や黒牛がブランドとして有名ですが、地元では実は地鶏料理も人気が高いのでおすすめのお店を紹介します。
古里庵(こりあん) 霧島店
地鶏を自分で炭火で焼いて堪能できることで人気です。霧島の森にたたずむ古民家で食べられることでも好評です。
営業時間
11:30~15:30
(毎週月曜日定休・火曜日不定休)
住所・マップコード
鹿児島県霧島市田口字霧島2594
376 149 266*32
鶏料理専門店みやま本舗 霧島店
霧島神宮駐車場から車で約11分
創業から約30年、現在9店舗を展開している鶏料理専門店です。刺身や焼きで地鶏を味わえます。また、甘辛く味付けされた特製鶏めしも人気です。
営業時間
11:30~21:00
(1月1日は休業)
住所・マップコード
鹿児島県霧島市霧島田口1611-10
376 054 775*88
まとめ
・霧島神宮の主祭神は瓊瓊杵尊で色々なご利益を授けてもらえる
・境内は見どころやパワースポットが盛りだくさん
・霧島神宮駅や鹿児島空港からバスで行くこともできる
・通常時は隣接駐車場が定番で初詣時には臨時駐車場も開放される
・霧島神宮の周辺にはご当地グルメや眺望を堪能できるランチスポットも多数
鹿児島有数のパワースポットでエネルギーをチャージしてみてはいかがでしょうか?
霧島神宮の動画
霧島神宮の境内の様子がわかる動画をご紹介します
霧島神宮の基本情報
利用案内
参拝時間
参拝自由
(24時間参拝は可能)
※祈祷等の受付、授与所は8月~17時30分
閉門日
なし
料金
参拝無料
問い合わせ先
霧島神宮
0995-57-0001
霧島神宮に関する各種情報ページ
霧島神宮の地図
鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
霧島神宮と一緒に回りたいおすすめ体験・観光スポット
温泉巡り
霧島エリアは日本でも有数の温泉保養地として全国的に知られる存在です。ホテルや旅館はもちろん、足湯や日帰り入浴施設が充実していますので主な施設と湯めぐり企画をご紹介します。
日帰り温泉・家族風呂
霧島神宮への参拝後に日帰り入浴施設でお湯を楽しむ方が多数います。
霧島温泉では「家族湯」と言われる貸切タイプの入浴施設も多くあり、子ども連れやカップルがゆっくり入浴できるので人気です。
湯めぐりスタンプラリー「きりしま ゆ旅」
霧島温泉郷で観光協会が年度ごとに開催している湯めぐり企画「きりしま ゆ旅」への参加するのも楽しみの一つになります。
きりしま ゆ旅とは?
霧島温泉観光案内所や霧島市観光案内所などで配布しているチラシ下部の『ゆ旅帳』に湯めぐりをしてスタンプを貯めていく企画です。
参加費は200円で「ゆ旅帳パスケース」がもらえます。
対象施設や足湯(チェックポイント)を回り、湯めぐりした数によってオリジナルグッズがプレゼントされます。
パワースポット
高千穂峰(たかちほのみね)
-霧島神宮から車で約15分(ふもとの高千穂河原まで)
丸池湧水(まるいけゆうすい)
-霧島神宮から車で約50分
曽木の滝(そぎのたき)
-霧島神宮から車で約75分