概要
指月殿(読み方:しげつでん)は修善寺で非業の死を遂げた鎌倉幕府二代将軍・源頼家(みなもとのよりいえ)の冥福を祈るために実母の北条政子が寄進したと伝わる経堂で、伊豆最古の木造建築ともいわれています。そのゆかりから、周辺は源氏公園という名称で整備されています。
その歴史的価値や景観からミシュランのグリーンガイドで二つ星(寄り道する価値がある)を獲得しています。
(修善寺エリアでは他に修禅寺や竹林の小径も二つ星を獲得しています。)
指月殿とその周辺の見どころ
本尊 釈迦如来座像
指月殿に安置されている本尊は寄木造りの釈迦如来座像で高さが203cmあります。指月殿の釈迦像は蓮の花を右手に持っている特徴的な像として有名です。(釈迦像は本来は持ち物が無いため)
源頼家と十三士の墓
修善寺で暗殺されたとされる源頼家と13名の家来の墓が指月殿の近い場所に建てられています。
お伺い石
源頼家の墓の手前にある持ち上げて恋愛成就の占いができる石です。持ち上げた際に軽く感じたら思いが伝わるといわれています。
これは前述の釈迦如来座像が蓮の花を持っていることから、「拈華微笑(ねんげみしょう)=言葉を使わずに心から心へ伝えること」という故事にならって設置されました。。