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岩手のオールシーズンリゾートを楽しむ!
岩手県にはSL銀河の走るめがね橋や世界遺産で有名な平泉エリアにある最強のお札とともに知られる達谷窟毘沙門堂など人気観光スポットが多くあります。
美しい渓谷など、自然美も堪能できる岩手県は東北地方ということもあり冬には降雪が多い地域でもあります。
そんな岩手県には、蔵王と並んで東北地方を代表するスノーリゾートでもある安比高原があります。冬のレジャースポットとしての知名度が高いですが、他にも魅力ある側面がいくつもあります。今回は安比高原を中心にご紹介します。
安比高原スキー場は冬だけじゃない!雲海ゴンドラやグランピングも楽しめるオールシーズンレジャースポット
安比高原といえば、すでにご紹介した通りスノーリゾートとしての側面があまりにも有名ですが、実は冬季以外にも楽しめる場所です。
そのひとつがグランピングステイです。
安比高原のホットシーズンの楽しみ方はグランピングで決まり!?
安比高原にはホテルはもちろん、民宿やペンションなどの宿泊施設もありそれぞれ魅力があるのですが、大自然に抱かれたような開放感や満天の星空など地の利を生かした素晴らしい体験が楽しめます。
グランピングとは、魅力的な等の意味を持つglamorous(グラマラス)と、キャンプを意味するcampingが合わさってできた造語ですが、一般的に上質で贅沢なキャンプというニュアンスで使われることが多いです。宿泊も大きめのテントの中にベッドが用意され通常のキャンプよりも快適に過ごすことができます。
このように自然を楽しみながら快適さも併せ持つグランピングは近年ますます人気ですが、安比高原でもグランピングを楽しむことができます。営業期間は7月~9月中旬となり、気候の良いシーズンに自然を満喫しながら夜はバーベキューディナーを楽しめるプランとなっています。
食材や調理器具は宿泊場所まで持ってきてもらえるので、手ぶらでバーベキューを楽しめます。もちろん追加食材をご自分でご用意しても問題ありません。
またペット同伴も可能です。(※ペット用の食事は付きませんのでご自身でのご用意をお忘れなく。また、ペット同伴の場合、利用規約のご確認・署名が必要になります。)
安比高原の屋外エリアはリードをつければ愛犬と一緒に過ごせるうえ、安比の森「愛犬ひろば」ではリードを外すことも可能。有料のプライベートドッグランもあるので奥手なワンちゃんと一緒でも安心です。
そして、絶対に外せないのが夜の満天の星もまた魅力のひとつです。日中に自然散策などを満喫し、バーベキューディナーを楽しんだ後は遮蔽物のない中での星空観賞で一日を締めくくります。各テントの灯りはありますが、街中とは大違いの暗闇の中で、ひと際煌めく星をただ眺める。そんな贅沢でロマンチックな時間を存分に楽しんでみませんか。
アウトドアで気にかかるのが入浴という方もいらっしゃるのではないでしょうか。プランでは、安比温泉白樺の湯営業時は、白樺の湯の入浴券が付くので温泉にゆったりと浸かることができます。
もうひとつの隠れた楽しみが雲海です。
高地だからこそ雄大!ゴンドラに乗って楽々雲海散歩!
6月の後半から10月の中旬まで土日祝日などを中心に運行されるのが雲海ゴンドラです。
雲海の発生しやすい時期にあわせて運行される15分の空中散歩は、期間によっては朝6時から運行されます。ご存知の方が多いと思いますが、雲海は早朝から午前中に発生することが多いということもあり、条件に合わせた運行時間になっています。
雲海は自然現象のため、毎日必ず発生するというものではありません。
安比高原で見られる雲海は主に放射霧タイプと移流霧タイプです。
放射霧タイプは、空に雲がないために夜の間に地上の気温が一気に下がる放射冷却によって、地表付近の空気が一定温度以下になるあために発生する霧です。そのため、温度が高く風が弱い、または無風の快晴の早朝に発生しやすいです。
もうひとつの移流霧ですが、これは暖かく湿った空気が冷えたエリアに移動した場合に発生する霧です。安比高原では春から夏にかけて発生するやませ(太平洋側で春から夏(6月~8月)に吹く冷たく湿った東よりの風)により発生します。子供のころ教科書で読んだこともあるのではないでしょうか。やませは農業に影響を及ぼす悩ましい存在ですが、幻想的な雲海を運んできます。
既にご紹介した通り雲海は気象条件に左右されるため、条件が整った場合でも必ず見られるというものではありません。ただ、安比高原の雲海発生率は過去3年の平均で70%以上と5割を大きく超えています!驚きの発生率なので、雲海ゴンドラシーズンに安比高原に行った際はぜひトライしてみてください。
雲海ゴンドラ 運行情報 2022
■営業日・時間
2022年7月16日(土)~31日(日)7:00~15:00
※上り最終時間 15:00
※下り最終時間 15:30
8月1日(月)~10月30日(日)は、毎日営業予定
営業時間は7月と異なる場合もあるので公式サイトをご確認ください。
■料金
ホテル宿泊者
大人(中学生以上):往復1,600円・片道1,400円
小学生 :往復・片道800円
※但し、小学生の往復料金にはゲームが含まれる
ビジター
大人(中学生以上):往復1,800円・片道1,500円
小学生 :往復1,000円・片道800円
※但し、小学生の往復料金にはゲームが含まれる
ペット(犬・猫限定)
往復1,000円・片道800円
上記のほかに中学生以上のペアが対象のラブチケット(往復3,000円)があります。
ゴンドラはスノーシーズンには、多くのスキーヤーやスノーボーダーなどを運ぶウインターリゾートには欠かせない足となりますが、初夏から秋にかけてのシーズンにも自然を満喫するのに一役買ってくれます。大自然を感じるのに大いに利用してはいかがでしょうか。
リゾートを満喫できるアクティビティが盛りだくさんのワンダーランド
安比高原には長い期間を経て、グランピングや雲海、星空と自然を満喫できる遊びが存分にちりばめられていますが、他にも大人も子供も楽しめる遊びが豊富にあります。
かつてはウインタースポーツの聖地のひとつとしての側面がクローズアップされていましたが、現在ではゴルフを筆頭にジップスライダーや脱出ゲームと盛りだくさんです。
また、安比高原で人気があるのが安比高原牧場アイスクリームです。他と一線を画すと評判で、濃厚さがウリとなっていて空気の割合を抑えて乳成分の濃さが特徴です。
こちらはネットショップで購入可能で、贈り物にされる方も多いです。
ゴルフをする方はシーズン中にはゴルフ宿泊パックもあります。広めのコースで景色が良いと評判なので、検討されてみてはいかがでしょうか。宿泊パック以外でも利用は可能で、ホテル安比グランド・安比高原温泉ホテル・安比ヒルズ白樺の森に宿泊の場合は宿泊者割引料金が設定されています。
安比高原ゴルフクラブ
連絡先:0195-73-5311(9:00~17:00)
ウインターシーズンにスキーやスノーボードでのご利用お考えの場合は、9月までのお得な早割がありますのでこちらもサマーシーズンにご予約を済ませておくのが得策です!
安比高原の関連イベント・プラン
5月下旬から6月上旬にかけては、八幡平ドラゴンアイと呼ばれる自然現象が人気です。
八幡平頂上付近にある鏡沼の雪解けの様子が、竜の目似ているということから八幡平ドラゴンアイと呼ばれています。ホテル安比グランドから車で約45分と比較的アクセスしやすので、この時期に訪れるならぜひ足を運んでみてください。
雪解けによっておこる現象なので、周囲に雪が多く残っており滑る場所もあります。スノーブーツ、長靴、トレッキングシューズ等を履いて(持って)お出かけください。また、ドラゴンアイへのバスツアー付きプランもこの時期には発売されるので要チェックです。
トレッキングもオススメのアクティビティです。
雲海を見に安比高原のゴンドラに乗りゴンドラ山頂駅から遊歩道を登り前森山山頂へ行くことができます。
このエリアには、天空ガーデンとして、前森山スカイデッキや、雲海カフェなどを楽しむことができます。ここまででも非日常の世界を楽しむことができます。ですが、2016年には山頂からドラゴンアイでも有名な八幡平や茶臼岳までのルート(コースマップPDF)も整備されました。
このコースにトライされる場合は、安比高原ゴンドラにて朝出発し、八幡平頂上まで行った後、バスと電車を乗り継いで戻ってくる必要があり時間の制約もあるのでご注意ください。岩手県北バス
但し、八幡平までの道のりは数十キロに及ぶため、装備が十分でない方や体力に自信のない方は安比高原エリア(コースマップPDF)のみのトレッキングでも十分に楽しめます。ルートによって1時間~4時間程度のトレッキングコースになります。
ゴンドラを使わずにブナの森を抜ける初級者コースならば1時間程度のトレッキングですので、気分のリフレッシュにも最適です。
ツアーもこの時期になると初級から上級まで幅広く設定され、中には50kmを3日間かけてめぐる「岩手山・八幡平・安比高原 50kmトレイルチャレンジ」などもあります。タフなコースとなるので、初心者には当然難しいですがこのコースを目指してまずは短いコースからスタートし、いつか50kmトレイルにチャレンジという目標にしても良いのではないでしょうか。
安比高原(岩手ホテルアンドリゾート)の基本情報
利用案内
営業日
無休
(サマーシーズンは概ね5月~10月)
営業時間
各施設により異なる
休業日
なし
問い合わせ先
安比グランド予約センター
連絡先:0195-73-5010(9:00~18:00)
安比高原スキー場
連絡先:0195-73-5111(9:00~17:00)
安比高原に関する各種情報ページ
宮崎県 青島への行き方・アクセス
公共交通機関
JR盛岡駅 ⇒ JR花輪線 ⇒ 安比高原駅 約60分
JR盛岡駅からバス(宿泊者専用 事前予約制)
車
東北自動車道 安代I.C. より約20分
東北自動車道 松尾八幡平I.C. より約20分
駐車場
あり(7000台・無料)