近年、プラネタリムは表現力が飛躍的に向上していて、子どもだけでなく大人も楽しめるスポットとして人気です。
今回は神奈川県川崎市の生田緑地にある『かわさき宙(そら)と緑の科学館』のプラネタリウムのおすすめポイントからアクセス方法と駐車場情報、周辺の観光スポットまで映像と一緒にご紹介していきます!
目次
生田緑地・かわさき宙(そら)と緑の科学館とは?
生田緑地
生田緑地は神奈川県川崎市の多摩区と宮前区にまたがる緑豊かな市内最大の都市公園です。
緑地内には桜の名所としても知られる枡形山(ますがたやま/標高約84m)と飯室山(いいむろやま/標高約80m)があり、散策コースも整備されています。
また、学習施設や美術館などもあり、川崎市の園児や小学生の遠足先や市民の憩いの場として親しまれています。
かわさき宙(そら)と緑の科学館
生田緑地内にある川崎市が運営するプラネタリウムを備えた体験型の科学館で正式名称は川崎市青少年科学館です。
「自然」・「天文」・「科学」の3つのテーマを資料や体験型展示で学ぶことができます。
この展示エリアは無料(プラネタリウムは別途観覧料が必要)で入館ができ、夏休みシーズンには自由研究のために訪れる親子も多く見られます。
また、様々な体験型イベントやワークショップなども定期的に開催されています。
生田緑地までのアクセス情報
公共交通機関
小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口よりバスで約5分「生田緑地入口バス停」で下車して徒歩約5分
※バスは「溝19系統 溝口駅南口行き」、もしくは「た83系統 たまプラーザ駅行き」です
(JR武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線溝の口駅・たまプラーザ駅からもバスで行くことができます)
※向ヶ丘遊園駅南口より、徒歩で行く場合は約15分です
片道運賃
-ICカード支払い
206円(大人)、103円(小児)
-現金支払い
210円(大人)、110円(小児)
※2019年2月時点の情報です
車
東名高速道路「東名川崎IC」より約10分
生田緑地の駐車場情報
生田緑地には東口(向ヶ丘遊園駅側)と西口(専修大学側)のそれぞれに駐車場が設置されています。
プラネタリウムに近いのは東口駐車場です。
生田緑地の駐車料金が割引になる方法
下記の条件を満たすことで駐車料金が割引になりますが、少しハードルは高めです…
1.土・日・祝日以外の平日が対象
2.普通乗用車のみが対象
3.岡本太郎美術館、かわさき宙と緑の科学館のプラネタリウム、川崎市立日本民家園のいずれか2施設以上を見学する
※各施設の受付で駐車券を提示してスタンプを押印をしてもらう形です。
-割引額
入庫から最初の2時間を超過した後の追加2時間分(最大)が無料になります。
(例)3時間30分駐車した場合
最初の2時間分の料金400円のみの支払いになります。
⇒1時間30分ぶんの駐車料が無料になります
生田緑地 東口駐車場の利用案内
開場時間
5時~22時
料金
入庫後最初の1時間以内:300円
1時間以降:150円/30分ごと
収容台数
163台
住所・問い合わせ先
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
生田緑地 東口ビジターセンター
044-933-2300
生田緑地 西口駐車場の利用案内
開場時間
5時~22時
料金
入庫後最初の1時間以内:300円
1時間以降:150円/30分ごと
収容台数
52台
住所・問い合わせ先
神奈川県川崎市多摩区枡形6-26-2
生田緑地 西口サテライト
044-933-2066
プラネタリウムのおすすめポイント
8Kデジタルとの融合!世界最高峰の投影システム!
かわさき宙と緑の科学館のプラネタリウム投影機は世界的に有名なプラネタリウムクリエイター・大平貴之さんが開発した「メガスター」の最新機種「MEGASTAR-Ⅲ FUSION」です。
現在のところ、かわさき宙と緑の科学館にのみに常設導入がされています。
この投影システムは光学式とデジタル式を融合させ最大2000万個の星空を映し出し、流れる雲間から覗く星や朝焼けや夕焼けの空など、今までのプラネタリウムでは表現しきれなったリアリティが極限まで追求されています。
このフュージョンシステムは毎月第2・第4日曜日の15時30分の回に投影されます。
コストパフォーマンスが高い(良い)!
なんと!中学生以下は無料で観覧できます!
そのため、春・夏・冬の長期休みや週末の際には多くの小中学生が訪れます。
当日のすべての回のチケットが発券・発売される午前9時30分には行列ができ、午前中にチケットが売り切れることもしばしばです。
中学生以下であっても無料チケットの発券が必要ですのでご注意ください。
また、大人もうれしい割引サービスがあります。
プラネタリウムでの大人観覧料の割引
下記の対象者は観覧料の割引が受けられます。
無料になる対象
福寿手帳を保有者
川崎市が65歳以上の方に発行・配布する手帳です。
各種手帳の保有者
障がい者手帳や療育手帳などです。
20%割引になる対象
生田緑地内・他施設の当日半券の保有者
日本民家園と岡本太郎美術館の半券が対象です。
藤子・F・不二雄ミュージアムの半券の保有者
利用から2ヶ月以内の半券が対象です。
WAONカードの保有者
イオンが発行するWAONカードを持っていると、本人+同伴者1名が割引料金で観覧できます。
クレジット機能付き小田急ポイントカードの保有者
小田急グループが発行する小田急ポイントカードでも、本人+同伴者1名が割引料金で観覧できます。
※ポイントカード機能のみのカードでは割引が受けられないのでご注意ください
※クレジットカードでの支払いはできませんのでご注意ください
TOKYU CARDの保有者
TOKYU CARD(旧TOP&カード)を持っていると、本人+同伴者1名が割引料金で観覧できます。
※クレジットカードでの支払いはできませんのでご注意ください
上記の他にも川崎市勤労福祉共済や多摩区子育て支援パスポート、地域通貨“たま”などの保有者は割引を受けられます。
また、複数を利用しての割引はできませんのでご注意ください。
日本科学未来館のプラネタリウムより競争率が低い?
お台場エリアにある日本科学未来館のプラネタリウムはデート先としても人気があります。
実はこのプラネタリウムの投影機も「メガスター」なんです。
日本科学未来館のプラネタリウム観覧はWebでの事前予約ができることもあり、週末には当日券が少なく満席になることも多いです。
一方、かわさき宙と緑の科学館では事前予約の制度はありません。
当日午前9時30分の発券開始から先着順でチケットの購入ができるので、日本科学未来館より観覧の競争率は低いかもしれません。
カフェでゆっくりもできる!
かわさき宙と緑の科学館内にはカフェ「星めぐり」が併設されていて、ランチや散策後の休憩にもおすすめです。
子供釣れに嬉しいソファー席やテラス席も完備されています。
周辺にも観光スポットが多数!
かわさき宙と緑の科学館のある生田緑地は様々な楽しめるスポットがありますので、そちらもご紹介します!
川崎市が誇る二大ミュージアム!
藤子・F・不二雄ミュージアム
国民的漫画・アニメ「ドラえもん」をはじめ、数多くの人気作を世に送り出した藤子・F・不二雄氏の原画や資料、キャラクターオブジェなどが展示されている博物館です。
2011年の開館以来、その人気は衰えず2018年3月に来館者が300万人を突破しました。
その人気から、現在でも事前予約制で1日の入館上限が2000人となっています。
川崎市岡本太郎美術館
「太陽の塔」や「明日の神話」、「芸術は爆発だ」などで多くの人が知る、川崎市出身の世界的芸術家、岡本太郎氏の作品が数多く展示されている美術館です。
岡本太郎氏の世界観を感じる絵画や造形の作品展示だけでなく、作品のレプリカに実際に触れることができる体験型展示や若手アーティストの作品の企画・イベント展示など、様々な形で楽しむことができます。
こちらも中学生以下は無料で入館できます。
枡形山(ますがたやま)
生田緑地で一番高い標高84mの枡形山の山頂部は広場になっていて、春には桜が咲き誇ります。
広場には無料で登れる展望台や遊具、公衆トイレなどが整備されていることもあり、花見シーズンになると多くの人でにぎわいます。
また、秋には展望台から富士山の山頂に沈む夕日「ダイヤモンド富士」を数日のみ見ることができ、知る人ぞ知るスポットになっています。
(例年11月2日・3日に枡形山展望台の開放時間が延長されます。)
日本民家園
主に東日本の茅葺屋根の古民家を20棟以上そのまま移設展示していて、そのうち9棟は国の重要文化財に指定されています。
当時の暮らしぶりや伝統的な家の造りを今に伝えています。
こちらでも中学生以下は入園が無料です。
まとめ
・かわさき宙と緑の科学館のプラネタリウムは世界最高峰の表現力を持っている
・生田緑地へのアクセスは小田急向ヶ丘遊園駅からバスか徒歩がおすすめ
・平日限定で駐車場の割引サービスがあるものの、少々ハードルは高め
・プラネタリウムは中学生以下無料で、大人は割引サービスもある
・プラネタリウム周辺にも観光スポットが満載
小田急向ヶ丘遊園駅は新宿から約20分で行くことができますので、日帰りのデートやお出かけ先にもおすすめです!
かわさき宙と緑の科学館プラネタリウムの動画
かわさき宙と緑の科学館のプラネタリウムでの投影の映像をご紹介します
大平技研がメガスターのフュージョンシステムを解説している動画をご紹介します
かわさき宙と緑の科学館の基本情報
利用案内
開館時間
9時30分~17時
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は開館し、翌平日に休館)
祝祭日の翌日(土日の場合は開館)
年末年始
料金
科学館への入館自体は無料
プラネタリウム観覧料
料金 | |
---|---|
一般 | 400円 |
高校生・大学生 65歳以上 |
200円 |
中学生以下 | 無料 |
プラネタリウムの施設情報
プラネタリウムの席数と席種
200席(フュージョン投影回は132席)
全席自由席
※座席の指定・予約は不可
プラネタリウムの投影時間
※投影開始時間の15分前から入場が可能です
土・日・祝日:1日5回投影
(子供向け2回、一般向け3回)
平日:一般向け1回のみ(15時の回のみ)
夏・冬・春休み期間の平日:1日4回投影
(子供向け2回、一般向け2回)
メガスターのフュージョンシステムでの投影時間
毎月第2・第4日曜日の15時30分の回
※上記以外に投影される場合もあります
問い合わせ先
かわさき宙(そら)と緑の科学館
044-922-4731
かわさき宙と緑の科学館プラネタリウムに関する各種情報ページ
かわさき宙と緑の科学館プラネタリウムの地図
神奈川県川崎市多摩区枡形(ますがた)7-1-2