秘湯の響きに魅力を感じる方も多いと思います。
そんな方々も満足していただけるであろう秘湯感満載の温泉が『須川温泉』です!
岩手県、秋田県、宮城県の三県にまたがる栗駒山(須川岳)への登山拠点としても活躍している温泉地を動画とともにご紹介していきます。
目次
須川温泉とは?
高山植物や紅葉の名所として名高く、日本二百名山にも数えられる栗駒山/くりこまやま(須川岳/すかわだけ)の中腹、標高1126mにある温泉地で毎年11月上旬から4月下旬までは積雪で道路が通行止めになることから秘湯としても知られています。
ちょうど岩手県と秋田県の県境に位置し、2つの温泉宿泊施設がそれぞれの県で隣接する形で営業をしている珍しい温泉です。
泉質はph2.2の強酸性温泉で様々な病気に効能があるため、江戸時代から湯治場としても親しまれてきました。
また、湧出量が毎分6000リットルと日本屈指の湯量と言われていて、豊富なことから湯の川を利用した足湯で栗駒山の登山客の疲れを癒しています。
須川温泉のおすすめポイント
山の絶景を堪能できる露天風呂
須川温泉にある2つの温泉宿泊施設のどちらも趣が異なる絶景の露天風呂を堪能することができます。
その絶景と新鮮なお湯に惚れ込み、リピーターが数多くいるほどです。
源泉かけ流しの無料の足湯も利用可能!
栗駒山への登山口付近には、源泉かけ流しの湯の川を利用した無料の足湯があり、多くの登山客が足の疲れを癒しています。
お湯の温度は49℃と熱めなので、足元から体をしっかり温めてくれます。
湯量が豊富だからこそできる、新鮮なお湯が流れ続ける足湯は「日本一贅沢な足湯」と評価する人もいるほどです。
栗駒山登山の基地として利用ができる
日本二百名山の栗駒山(標高1626m)は毎年5月の山開きから11月上旬まで多くの登山客が訪れる人気の山です。
須川温泉から山頂へは片道約90分の登山初心者向けのコースや、自然を見ながらゆっくり登山を楽しめる自然観察路のコース(片道約180分)があり、比較的手軽に登ることができることから人気です。
栗駒山のトレッキングマップ
※容量がとても大きいPDFファイル(約6.5MB)ですのでご注意ください
春はブナの深緑、夏は高山植物のお花畑が楽しめます。
特に秋は「神の絨毯(かみのじゅうたん)」とも称される紅葉の絶景が広がることから、早朝に駐車場が満車になるほど多くの人出でにぎわいます。
栗駒山山頂での紅葉の見ごろ
例年9月下旬~10月中旬
最新の紅葉状況
(ウェザーニューズ)
登山時の注意事項
・入山の際には登山者名簿へ必要事項をご記入ください
・動植物の採取は法律で禁止されています
・初心者向けのコースでも天気の急変などがある場合もあることから充分な装備や準備をお願いします
・硫化水素が発生している箇所があるため、立入禁止エリアへの進入はご遠慮ください
・途中、切り立った稜線を進む箇所もあるため、視界不良時や強風時にはご注意ください
須川温泉の温泉宿泊施設
須川温泉は岩手県と秋田県にまたがっていて、それぞれの県側に1つずつ温泉宿泊施設があるので紹介します。
※両施設ともにとても人気が高いため、栗駒山が開山している期間は早々に予約が埋まってしまいます。ご注意ください。
須川高原温泉
岩手県一関市にある温泉宿泊施設で、一般の宿泊客(旅館部)向け、湯治客(自炊部)向け、日帰り客向けのそれぞれの設備が充実しています。
小露天風呂が付いた大浴場(内風呂)と離れた場所にある大露天風呂や天然の蒸し風呂と多彩な風呂を備えています。
特に大露天風呂は湯船の大きさと、高山植物や巨大な一枚岩が間近に見えることから大人気で、源泉からも近く新鮮なお湯を堪能することができます。
また、宿泊客は秋田県側にある栗駒山荘の風呂と相互入浴ができることも好評です。
須川高原温泉の利用案内
営業期間
4月下旬~10月下旬
※降雪や残雪の具合により変動する場合があります
定休日
宿泊は毎週水曜日
※日帰り入浴は営業期間中は無休
営業時間
対象 | 利用可能時間 |
---|---|
大浴場(内風呂) | 9時~16時 |
大露天風呂(大日湯) | 6時~21時 |
大広間・中広間 | 8時30分~15時 |
個室 | 11時~14時30分 |
利用料金
日帰り入浴の料金表です。
対象 | 大人料金 | 小人料金 |
---|---|---|
大浴場(内風呂) | 600円 | 300円 |
大露天風呂(大日湯) | 600円 | 300円 |
大広間 | 1000円 | 500円 |
中広間 | 1200円 | 600円 |
個室(1名) | 2100円 | 利用不可 |
個室(2名以上) | 1600円 | 800円 |
※大・中広間、個室の利用料金は休憩・入浴料を含みます
※大浴場(内風呂)と大露天風呂(大日湯)の利用は別料金です
お問い合せ先
須川高原温泉
0191-23-9337
栗駒山荘
前述の須川高原温泉より250mほど離れた秋田県雄勝郡東成瀬村にある温泉宿泊施設で、一般の宿泊客向け、日帰り客向けのそれぞれの設備が充実しています。
大浴場に併設する形で露天風呂があり、こちらからは栗駒山の山麓まで広がる須川高原や、天気が良ければ出羽富士「鳥海山」(山形県)までを一望できる大パノラマが大人気となっています。
また、宿泊客は岩手県側にある須川高原温泉の風呂と相互入浴ができます。
栗駒山荘の利用案内
営業期間
4月下旬~10月下旬
※降雪や残雪の具合により変動する場合があります
定休日
営業期間中無休
営業時間
対象 | 利用可能時間 |
---|---|
日帰り入浴 | 9時~16時30分 |
大広間 | 9時~15時30分 |
個室 | 10時30分~14時30分 |
利用料金
日帰り入浴の料金表です。宿泊料金については料金表の下にあるリンクよりご確認ください。
対象 | 大人料金 | 小人料金 |
---|---|---|
日帰り入浴 | 700円 | 350円 |
大広間 | 1300円 | 700円 |
個室 | 6000円 | – |
中広間 | 1200円 | 600円 |
※大広間の利用料金は休憩・入浴料を含み、個室の利用料金は入浴料が別にかかります
※個室利用は1室4名まで6000円で、以降1名追加ごとに1500円が追加されます
お問い合せ先
栗駒山荘
0182-47-5111
須川温泉へのアクセス・行き方
バスで行く場合
JR東北新幹線・東北本線・大船渡線「一ノ関駅」より、須川温泉線バスに乗り約90分、終点「須川温泉バス停」で下車
※バスは4月下旬~11月上旬までの期間限定で1日2便が運行されます
バスの時刻表はこちら
※「厳美渓線/瑞山線/須川温泉線」の欄をご確認ください
車で行く場合
岩手方面から
東北自動車道「一関IC」より、国道342号線を経由して約80分
秋田方面から
秋田自動車道・湯沢横手道路「十文字IC」より、国道342号線を経由して約80分
駐車場
あり
(無料・約300台)
※大型連休中や紅葉シーズンには早朝に満車になることが多いため早めの駐車がおすすめです
まとめ
・須川温泉の2つの温泉宿泊施設には絶景を堪能できる露天風呂があり、日帰り入浴も可能
・贅沢な源泉かけ流しの足湯は無料で入り放題
・栗駒山の紅葉の見ごろは例年9月下旬~10月中旬
・須川温泉から栗駒山への登山コースは初心者にも優しめ
・須川高原温泉・栗駒山荘はとても人気が高いので宿泊予約は早めにするのがおすすめ
東北有数の紅葉の絶景と秘湯感あふれる温泉を楽しむ旅はいかがでしょうか?
須川温泉の動画
須川温泉の2軒の温泉宿泊施設とその周辺のドローン映像をご紹介します
岩手県側の須川高原温泉の露天風呂と周辺の様子がわかる映像をご紹介します
(内風呂は4分40秒頃、大露天風呂は6分頃からご確認いただけます)
秋田県側の栗駒山荘の露天風呂の様子がわかる映像をご紹介します
須川温泉の地図
岩手県一関市厳美町祭畤山国有林内46林班ト(須川高原温泉)
須川温泉に関する各種情報ページ
須川温泉の10日間の天気予報
(tenki.jp)
須川温泉に行くなら一緒にまわれるおすすめ観光スポット
春~秋の猊鼻渓(げいびけい)
-須川温泉から車で約90分
冬の猊鼻渓(げいびけい)
-須川温泉から車で約90分
厳美渓(げんびけい)
-須川温泉から車で約55分
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)
-須川温泉から車で約60分
【エリア別】日本全国の紅葉ライトアップ情報
紅葉ライトアップ特集
日中のもみじ狩りも素敵ですが、ライトアップされて赤く染まる紅葉も幻想的です。日本全国の紅葉のライトアップの最新情報をエリア別でご紹介しています。
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