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達谷窟毘沙門堂で最強のお札を授かる!見所やアクセス情報も解説

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平泉といえば中尊寺や毛越寺に代表される世界遺産群が人気です。

今回はそれらの世界遺産群よりも古くに創建された岩屋のお堂「達谷窟毘沙門堂」を紹介します。

境内の見どころをはじめ、そこで授与してもらえる「最強のお札」の貼り方やお得に回れるバスでのアクセス方法、紅葉や桜の見ごろの時期など詳しく解説していきます。

達谷窟毘沙門堂とは?

801年に創建されたお堂(現在のお堂は1961年に再建)で、その歴史は世界遺産に名を連ねる中尊寺や毛越寺よりも古いです。

日本初の征夷大将軍として日本史に登場する、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷(えみし/えぞ)討伐の記念とお礼のために毘沙門天を祀り、建てたといわれています。

創建後も奥州藤原氏をはじめ、源頼義・義家(八幡太郎)、源頼朝、伊達政宗などによって保護・参拝がされてきました。

毘沙門堂は達谷西光寺というお寺が別当として管理をしていますが、鳥居をくぐって入る境内は神域とされています。

達谷窟毘沙門堂のみどころ

達谷窟毘沙門堂のご利益は?

お堂に祀られている毘沙門天は仏教では多聞天(たもんてん)とも呼ばれ「四天王」に数えられています。

日本では誰もが知っている「七福神」にも名を連ねているほど、古来より信仰をあつめる神様です。

また、戦いの神様として戦国時代に最強の武将ともいわれていた上杉謙信も篤く信仰していたことでも有名です。

毘沙門天の主なご利益

・武道成就

・必勝祈願

・降魔厄除

・財運招福(金運アップ)

・融通招福 など

また、これらご利益とは別に毘沙門堂を管理している別当・達谷西光寺はお寺なので様々な祈祷をして、それぞれのお札を授けてもらえます。

西光寺で受けられる主な祈祷内容

・開運招福
・家内安全
・病気平癒
・良縁吉祥
・合格成就
・心願成就
・開運厄除
・無病息災
・交通安全
などなど

最強のお札「牛玉寶印」を授与してもらえる!

達谷西光寺では毘沙門堂にて最強のお札といわれる「牛玉寶印(ごおうほういん/牛玉宝印とも書きます)」を1体(枚):1,000円で授与してもらえます。

これは修正會(しゅしょうえ/元日から1月8日に行われる新年の祈願行事)で毘沙門天の加護をはじめ、21ヵ座にもおよぶ加持祈祷、お勤めを経てできあがる特製の護符です。

様々なご利益がある毘沙門天のお札なので、西光寺でも『最強の御札』と称しています。

牛玉宝印とは?

寺院・神社で祈祷をして発行される護符の一種で、古来より降魔・除災のまもりとされてきました。

また、鎌倉時代以降には起請文(きしょうもん/現在の契約書のようなもの)を書く際に神様にも誓うという意味で牛玉宝印の裏が使われる習わしも生まれています。

牛玉寶印を授けてもらう2つの方法

牛玉寶印を授けてもらえる方法は2種類あります。

※牛玉寶印は修正會で加持祈祷をされたもののみなので数量限定です

毘沙門堂のお堂内で授けてもらう

達谷窟毘沙門堂内で直接授与をしていただく方法がスタンダートで参拝者の多くがこの方法で授けてもらいます。

発送で授けてもらう

参拝に行くことが難しい場合や、その年の授与数に達した場合には郵送で授与してもらうことも可能です。

申し込み方法
専用フォームで申し込み

牛玉寶印の専用申込フォーム

支払方法・タイミング
同封の郵便振替用紙で代金後払い
(振替手数料は購入者負担)

送料
送料:無料

注意点
毎年11月23日~翌年1月7日の期間は新しい御札の祈祷準備期間のため、予約受付のみとなり発送は1月8日以降となります

最強のお札「牛玉寶印」の貼り方

牛玉寶印は主に以下の場所に貼ると悪鬼邪神を払って、福を招き入れるご利益があるといわれています。

貼るのに望ましい場所

・神棚
・玄関の壁の上の方
・長押の上

長押(なげし)とは?
柱同士を横方向でつないでいる部分のことです。
例:ふすまなどの上にある横方向のレール部分の木(鴨居の上の部分)など

貼り方と期間

お札の中央に描かれている絵の尖っている方を上にして貼ります。

貼る際には画びょうなどで止めても問題ないとされています。

基本は1年間貼って近所のお寺や神社、地域のどんど焼きでお焚き上げをする形で問題ありません。

境内には見逃せないスポットも多数!

毘沙門堂(びしゃもんどう)

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岩屋に食い込むように建てられてるお堂で京都の清水寺の舞台をモデルにしたと言われていて、堂内には108体もの毘沙門天が祀られています。

※堂内は撮影禁止なのでお気を付けください
※お堂の床下(柱部分)は神聖な場所として禁足地になっているのでご注意ください

岩面大佛(磨崖仏)

毘沙門堂から更に進んだ奥には岸壁に彫られた岩面大佛あり、前九年・後三年の役で亡くなった人々を弔うため源義家が彫ったとされています。

また、全国に点在する磨崖仏のうち最も北にあることから「北限の磨崖仏」としても有名です。

辨天堂

毘沙門堂の目の前には蝦蟇ヶ池(がまがいけ)に浮かぶ小島の上に辨天堂が鎮座しています。

このお堂には七福神でも知られる女神、弁財天(弁天さま)がまつられています。

弁財天の主なご利益

・金運・財運の開運
・商売繁昌
・芸能上達 など

ご利益とは別に弁財天はやきもち焼きの神様ともされていて、恋人と一緒に辨天堂へ参拝をすると別れてしまうという伝説もまことしやかに伝わっています。

境内では紅葉や桜も楽しめる!

達谷窟毘沙門堂は四季を通じて季節のうつろいを感じさせてくれる場所なのですが、特におすすめしたいのは紅葉と桜の時期です。

紅葉の見ごろの時期と見どころ

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画像提供:岩手県観光協会

境内にはモミジやイチョウなどの様々な樹木が植えられていて、色づくタイミングがずれているので比較的長い期間で紅葉を楽しめます。

紅葉の見ごろの時期
例年10月中旬~11月中旬

鳥居をくぐった先の参道には赤や黄色に色づくモミジが多いです。

毘沙門堂や蝦蟇ヶ池(がまがいけ)・弁天堂の周辺にはイチョウが多く、落葉すると黄色のじゅうたんとなって、朱色のお堂とのコントラストがきれいと話題です。

桜の見ごろの時期と見どころ

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画像提供:岩手県観光協会

境内と周辺に植えられているのは主にしだれ桜です。

歴史を感じさせる建物と一緒に見ることができるので趣のある風景を楽しめます。

桜の見ごろの時期
例年4月中旬~下旬

茅葺き屋根の御供所(ごくしょ)付近には樹齢450年とも言われるしだれ桜の古木があるほか、岩面大佛周辺でもしだれ桜を見ることができます。

達谷窟毘沙門堂へのアクセス方法

達谷窟毘沙門堂へは主にバスもしくは車で行くのが一般的です。

特にバスで行く場合には、曜日が限定で平泉市街や周辺の観光スポットにも行くことができるお得な1日フリー乗車券も発売されているので便利です。

路線バスで行く場合

JR東北本線 平泉駅よりバスで約15分「達谷窟」バス停下車すぐ

厳美渓よりバスで約10分「達谷窟」バス停下車すぐ

岩手県交通が定期と期間限定で路線バスを運行しています。

定期運行バス

※運休中です
(2024年4月15日時点情報)

平日・土日祝共通で片道1日1便ずつの運行なのでご注意ください。

定期運行便の時刻表
(岩手県交通公式サイト)
※「厳美渓・達谷・平泉線」をご確認ください

お得な路線バスの1日フリー乗車券

岩手県交通が運行する路線バスと平泉の観光スポット巡回バス「るんるん」が乗り降りし放題になるお得な1日フリー乗車券があります。

観光する時期や予定に合わせて使い分けると便利です。

※巡回バス「るんるん」のみが対象の1日フリー乗車券もありますが、このバスでは達谷窟には行くことができないのでご注意ください

一関・平泉ワンデーバスパスポート
(期間限定販売)

販売期間が限定されている一関・平泉エリアに特化したバス路線の1日フリー乗車券で、平泉巡回バス「るんるん」も含まれています。

一関・平泉ワンデーバスパスポートの利用案内
販売・利用期間
例年4月~11月
(2024年は4月13日(木)~12月1日(日)です)

利用可能日
期間中であればいつでも可能

有効可能期間
利用当日のみ

利用可能路線
平泉巡回バス「るんるん」を含む7路線
※1日フリー乗車券では利用できない「須川温泉線」にも乗車できます

料金
1,200円(大人)、600円(小人)

販売場所
・一関駅前バス案内所
TOHOKU MaaS(スマートフォン専用サービス)
ジョルダン(スマートフォン専用サービス)
・げいび渓レストハウス
・毛越寺門前直売あやめ(毛越寺駐車場内)
・バス車内(るんるん・平泉げいび渓線のみ)
※バス車内(停車中のみ)で購入する際は釣銭が出ないようにご注意ください

お問い合わせ先
岩手県交通株式会社 一関営業所
0191-23-4250

一関・平泉ワンデーバスパスポートの紹介ページ
(岩手県交通公式サイト)

車で行く場合

平泉駅から

県道31号線を厳美渓方面へ約15分

東北自動車道 一関ICから

国道342号線を厳美渓方面に進み、県道31号線を右折し平泉方面へ約15分

達谷窟毘沙門堂の駐車場

あり
(無料・約40台)
※県道31号線を挟んだ目の前にあります

まとめ

・達谷窟毘沙門堂は平泉でも屈指の歴史あるスポット

・最強のお札を授与してもらえる

・紅葉や桜、摩崖仏などの見どころも満載

・バスでアクセスする場合は観光に便利なフリー乗車券の利用もおすすめ

一関・平泉エリアには達谷窟毘沙門堂以外にも文化財や自然を楽しめる観光スポットが数多くあるので周遊するのがおすすめです!

達谷窟毘沙門堂の動画

毘沙門堂をはじめ、達谷西光寺の境内の雰囲気を感じられる動画を紹介します

達谷窟毘沙門堂の基本情報

利用案内

開門時間

3月21日~11月3日
8:00~17:00

11月4日~3月20日
8:00~16:30

閉門日

指定なし

料金

対象 拝観料
大人 400円
中高生 100円

※小学生以下は無料
※団体割引あり(30人以上で1割引き)
※大晦日深夜~正月元旦・1月3日のみ15時以降は無料

問い合わせ先

達谷窟毘沙門堂 別當達谷西光寺
0191-46-4931

達谷窟毘沙門堂に関する各種情報ページ

達谷窟毘沙門堂 別当達谷西光寺のホームページ

達谷窟毘沙門堂のパンフレット
※容量が大きいPDFファイルなのでご注意ください

達谷窟毘沙門堂の地図

岩手県西磐井郡平泉町平泉北沢16

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※路線バスのフリー乗車券対象路線

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