※猊鼻渓舟下りは2020年5月30日(土)から運航が再開しましたが、当面の間は運航時間が8:30~15:00となるのでご注意ください
※乗船時は手指の消毒やマスクの着用要請が出ています
※船頭は業務上、マスクを外して案内をしています
運航再開のお知らせ
(猊鼻渓 舟下り公式サイト)
猊鼻渓は雄大な自然美を楽しみながら舟下りができることで人気です。
そこで今回は季節ごとの見どころや割引クーポン情報を中心に動画と一緒に紹介していきます!
目次
猊鼻渓(げいびけい)とは?
猊鼻渓は岩手県一関市を流れる砂鉄川沿いにある全長約2kmの渓谷で国の名勝や日本百景に指定されています。
その川岸には高さ最大100m超の断崖や奇岩・巨岩がそびえ、それらの景観を約90分の川下りを楽しむことができます。
猊鼻渓の由来
「猊」は獅子という意味で、舟下りの折り返し地点辺りにある大猊鼻岩に侵食された鍾乳石(獅子ヶ鼻)が獅子の鼻に見えることから『「猊鼻」渓』と名付けられました。
厳美渓(げんびけい)とは違うので注意
一関市にはもう一つ有名な渓谷「厳美渓(げんびけい)」があります。名前が似ていますが、厳美渓では舟下りはできないので注意してください。
しかし、猊鼻渓とは趣が異なる渓谷を散策できたり、名物の空飛ぶ団子「かっこうだんご」を味わえるので、渓谷観光のハシゴをするのもおすすめです。
厳美渓の詳しい見どころなどはこちらの記事で紹介しています。
猊鼻渓の舟下りとは?
猊鼻渓を流れる砂鉄川は水深が浅く、流れもとても穏やかです。
そのような条件もあり舟にはモーターが付いていなく、船頭さんが竿一本で漕ぐ情緒あふれる川下りができます。
往路が川をさかのぼっていき、折り返し地点となる三好ヶ丘で一時下船をして周辺散策(約20分)をした後に再乗船して戻る約90分のルートです。
猊鼻渓 舟下りの利用案内(通常時)
営業期間
3月~11月
※12月~2月はこたつ舟が運航されます
※荒天の際には運航の中止やコースが変更になる場合があります
運航・営業時間
8:30~16:30の間でおおむね30分~1時間間隔で運航
※時期により便数(始発や終発の時間)が異なります
料金
料金 | |
---|---|
大人 | 1,800円 |
小人(小学生) | 900円 |
幼児(3歳以上) | 200円 |
※15名以上(要予約)から団体割引あり
※小型犬や猫などのペットも200円で乗船が可能です(屋形船への乗船は不可)
問い合わせ先
げいび観光センター
0191-47-2341
乗船料金の割引を受ける方法
猊鼻渓舟下りの料金割引を受ける方法は主に以下の2パターンあります。どの方法を利用しても大人料金が100円割引(1,800円→1,700円)されます。
①割引クーポンを利用する
②乗船券を事前購入する
①割引クーポンを利用する場合
旅行会社大手のHISが割引クーポンを発行しています。
下記のリンクから遷移して、「クーポンGET!」ボタンを押した後、画面をスマートフォンでスクリーンショットなどして保存し、受付・会計時に提示してください。
(印刷でも可能です)
100円割引クーポンの取得ページ
(HISクーポン)
※1日の発行枚数上限は100枚までです
※受付・会計時に必ず提示してください
②乗船券を事前購入する
お馴染みのじゃらんやJTBが運営する電子チケットサービスで乗船券を事前購入することで割引を受けることが出来ます。
クレジットカードでの決済やポイント獲得がしたい場合にはおすすめです。
じゃらんの事前予約・決済ページ
(じゃらん遊び・体験)
猊鼻渓の見どころ
猊鼻渓では季節の移ろいや舟下りで楽しめる様々な仕掛けがあるので詳しく紹介していきます。
大迫力の渓谷美を楽しめる!
川にせり出す形で絶壁や奇岩が連なっていて、そこに多くの樹木が自生し、春から夏には緑、秋には紅葉の赤と渓谷を色鮮やかに彩ります。
特に折り返し地点で下船した一番奥にそびえる「大猊鼻岩」は高さが124mもあり、1枚の写真に収めることができない大きさです。
その他にも、地名の由来となった「獅子ヶ鼻」などの数々の奇岩や、船からお賽銭を投げ入れることができる毘沙門窟など見どころが満載です。
運試しができる!
「大猊鼻岩」のたもとに穴が空いていて、そこに運玉(5個/100円)を投げ入れると願いがかなうと言われています。
運玉は「福」、「縁」、「寿」、「愛」、「願」、「運」、「恋」、「絆」、「禄」、「財」の10種類があり、自分の心願に合う運玉を5個選ぶことができます。
季節ごとに景観や体験を楽しめる!
春の見どころ
お小夜の一本桜のライトアップ
毎年4月中旬の桜の見ごろの時期には、猊鼻渓の舟着場前にある「お小夜(おさよ)の一本桜」がライトアップ(19時~21時)され、幻想的な空間を演出しています。
藤の花
猊鼻渓は藤の花のスポットとしても人気で舟下りをしながら、「藤岩」という巨岩から垂れ下がって花をつけるスポットや、藤棚がありこの季節の目玉になっています。
藤の花の見ごろは例年5月中旬ごろです。
猊鼻渓の夏
浴衣を着て舟下りができる!
猊鼻渓では毎年6月下旬頃~8月下旬頃まで行っている、浴衣レンタル(2,980円/3時間)が好評です。
着付けやヘアアレンジも浴衣とセットになっていて、涼と風流を感じながら舟下りができると女性グループやカップルに人気です。
夏限定のイベントも多数開催!
暑さもおさまってくる9月には「猊鼻渓にぎわい祭り」や「猊鼻渓舟上コンサート」などのイベントも多数開催されます。
猊鼻渓の秋
渓谷の風物詩と言えば紅葉と言っても過言ではありません。
猊鼻渓もご多分にもれず、紅葉とのコントラストの絶景が広かるため多くの人が訪れます
猊鼻渓での紅葉の見ごろ
例年10月下旬ごろ
猊鼻渓の冬
猊鼻渓の冬はなんと言っても、こたつを搭載した「こたつ舟」での舟下りです。
予約(5人以上)をすれば、郷土料理「木流し鍋」を舟内で食べることもできます。
こちらの記事でこたつ舟や木流し鍋を紹介しています。
まとめ
・猊鼻渓では情緒あふれる舟下りを楽しめる
・乗船料金はクーポンの利用かチケットの事前購入で100円割引される
・巨岩や奇岩がそそり立つ渓谷美を堪能できる
・桜や藤の花、紅葉など季節の移ろいを感じることができる
・路線バスでのアクセスの場合、1日フリー乗車券の利用がお得
自然の雄大な造形美を舟に乗って堪能する体験はいかがでしょうか?
猊鼻渓の動画
新緑と藤の花が見事な動画をご紹介します
夏の猊鼻渓の舟下りでの雰囲気がわかる動画を紹介します
猊鼻渓の紅葉の様子がわかるドローン映像を紹介します
猊鼻渓の基本情報
猊鼻渓に関する各種情報ページ
猊鼻渓への行き方・アクセス
公共交通機関
一関駅方面から
JR大船渡線 猊鼻渓駅より徒歩約5分
平泉駅方面から
JR東北本線 平泉駅より路線バス「平泉・げいび渓線」に乗り、終点「げいび渓」で下車
※路線バスは春~秋にかけての限定運行です
路線バスの時刻表
※「平泉・げいび渓線」の項目を確認してください
バスでの移動をメインに考えている方は「一関×平泉Oneday Bus Passport」の利用がお得です。
これは1,200円(大人)で一関・平泉エリア内の路線バスが1日乗り放題となるフリー乗車券です。
車
宮城方面から
東北自動車道「一関IC」より国道342号線、県道14号線・19号線を経由して約30分
盛岡方面から
東北自動車道「水沢IC」より国道4号線・343号線、県道289号線を経由して約40分
駐車場
あり
無料駐車場:3ヵ所(げいびレストハウス付近)
有料駐車場(500円/日):2か所(舟下り船着場付近)
猊鼻渓の地図
岩手県一関市東山町長坂字町467
猊鼻渓周辺のおすすめ観光スポット
厳美渓(げいびけい)
猊鼻渓から車で約35分
猊鼻渓と並ぶ一関市の2大渓谷の一つです。
渓谷沿いや吊り橋の散策をはじめ、名物グルメの空飛ぶ団子「かっこうだんご」や日帰り温泉まで楽しめます。
達谷窟毘沙門堂
猊鼻渓から車で約35分
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)は平泉の世界遺産群よりも歴史があり、毘沙門天の加護を受けた最強のお札「牛玉寶印(ごおうほういん)」を授けてもらえることでも有名です。
厳美渓と平泉駅のちょうど中間あたりに位置していて、観光コースにも組み込みやすいのでおすすめです。
須川温泉(すかわおんせん)
猊鼻渓から車で約80分
紅葉の絶景「神の絨毯」で有名な栗駒山の登山拠点としても知られています。
国内でも有数の強酸性温泉で湯治のために長期滞在する人も多いです。湧出量が毎分6,000Lもあり、まさにかけ流しの贅沢な無料足湯は登山客にも人気です。