岩手県の南側の玄関口、一関市(いちのせきし)は人口・面積ともに岩手県第二の都市として発展してきました。
その広大な土地には渓谷や山、温泉など自然の観光スポットが多数あり、隣に世界遺産の街、平泉町もあることから文化と自然を一緒に体験できるので、多くの人が訪れます。
そこで今回は、一関市にあるおすすめの観光スポットとお隣の平泉町の隠れた文化遺産をご紹介します!
目次
岩手県一関市のみどころ
一関市が誇る二大渓谷
一関市には渓谷美を堪能できる2つの場所があるのをご存知でしょうか?
どちらも自然が作り出した芸術なのですが、その趣や楽しみ方は異なるので面白く、両スポット共に一関を代表する名勝として知られています。
猊鼻渓(げいびけい)
国の名勝・日本百景にも指定され、100mを超える絶壁や巨岩、奇岩がそびえ立つ全長約2kmの渓谷です。
その楽しみ方はなんと言っても、日本で唯一の竿一本で船頭さんが操舵する「舟下り」です。川の上からその絶景を堪能することができます。季節によって舟下りの設備や渓谷の表情が変化するので、その点も人気の一因となっています。
春・夏から秋での猊鼻渓「舟下り」の楽しみ方
春は桜や藤の花が渓谷を彩り、夏は避暑や各種イベントを楽しむことができます。
そして秋には、渓谷と紅葉とのコントラストが見事で必見です!
こちらの記事で春~秋にかけての見どころや時期などの詳細をご紹介しています。
冬での猊鼻渓「舟下り」の楽しみ方
冬は雪が降り、寒くなることもあり舟が屋形船となり、その中にはこたつが設置され、温まりながら川下りを楽しむことができます。
渓谷内が雪の白色と岩の黒・灰色のみのモノクロ世界になるので、「自然が造り出す水墨画」と称されるほど幻想的な景色が広がります。
こちらの記事で冬の見どころや限定グルメなどの詳細をご紹介しています。
厳美渓(げんびけい)
国の名勝・天然記念物に指定されている全長約2kmの渓谷です。
戦国・江戸時代の大名、伊達政宗が自身の領地の中で「東の松島(日本三景)、北の厳美渓」と絶賛するほど景勝地として有名です。
猊鼻渓とは趣が異なり、奇岩群や珍しい甌穴(おうけつ/激しい川の流れで出来た円形の穴)など、渓谷の造形美を楽しむことができます。
こちらでは、川下りはできませんが遊歩道や公園が整備されていて、渓谷内の休憩所で崖上の茶屋からロープで提供される、空飛ぶ団子「かっこうだんご」が名物で多くの人が注文して写真を撮り、お団子を堪能します。
こちらの記事で見どころや空飛ぶ団子などの詳細をご紹介しています。
名峰・栗駒山の登山拠点にある秘湯
須川温泉
日本二百名山にも数えられる、栗駒山(須川岳)の中腹にある須川温泉は冬の長い間、深い雪に閉ざされていることから、秘湯として人気の温泉地です。
毎分6000リットルの豊富な湯量を誇り、源泉かけ流しの新鮮なお湯を楽しめる絶景露天風呂や無料の足湯など栗駒山への登山客の癒しスポットにもなっています。
紅葉の時期には「神の絨毯」と言われる周辺の山の紅葉を楽しもうと非常に多くの人が訪れます。
こちらの記事で須川温泉の2つの温泉施設や栗駒山登山の詳細をご紹介しています。
岩手県平泉町のみどころ
世界遺産の町にある穴場のパワースポット
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)
平泉の世界遺産群から、前述の厳美渓(げんびけい)に行く途中にある立ち寄り観光スポットとして利用ができます。
西暦801年に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)により創建されたと伝わり、中尊寺や毛越寺よりも歴史があるパワースポットです。
特に108体の毘沙門天像がまつられている毘沙門堂では、「最強のお札」を授与していただけることもあり、近年、人気が高まってきています。
こちらの記事で詳細の情報をご紹介しています。