大阪に訪れる人の多くが観光する大阪城(大坂城)。お城からの徒歩圏に豊臣家にゆかりがあり、良縁・縁結びから子宝などにもご利益があるとされるパワースポットがあります。
それが『玉造稲荷神社(たまつくりいなりじんじゃ)』です。
今回は玉造稲荷神社のご利益スポットやアクセス情報などを動画と一緒にご紹介します。
目次
玉造稲荷神社のみどころ
玉造稲荷神社は創建が紀元前12年ともいわれ大阪随一の古社とされています。
古くは、聖徳太子が戦いの際に陣を敷き勝利を得たとの伝説や、この場所が大坂城の三の丸の中に位置していたこともあり、豊臣秀頼公が社殿を再建したとされ大坂城の総鎮守としてあつく信仰されていました。
その後、大坂夏の陣で焼失するも氏子や徳川方により改めて再建され、江戸時代には大阪より西からのお伊勢参りの玄関口としてにぎわい現在に至ります。
境内には秀頼公にゆかりがあるパワースポットがあり、大阪観光の穴場ともされています。
玉造(たまつくり)の由来は、古代にこの地域で祭祀などで用いられる勾玉(まがたま)を作っていたことにさかのぼります。
玉造稲荷神社のご祭神やご利益は?
玉造稲荷神社のご祭神
玉造稲荷神社の主祭神はお稲荷様でおなじみの宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)で、そのほかにも縁結び夫婦和合にご利益がある神様など、四柱がまつられています。
また、境内には秀頼公と淀殿を繋いでいた胞衣(えな/胎盤とへその緒などの総称)が収められている場所があり、豊臣秀頼公胞衣塚大明神としてまつられています。
玉造稲荷神社の主なご利益
・商売繁盛
・良縁・縁結び
・子宝・子授け
・子育て・夜泣き
・芸能向上
・家内平安
など
玉造稲荷神社のパワースポット
なで子持曲玉石(なでこもちまがたまいし)
左の狛犬の前にあります
社殿の手前にある左側の狛犬の前には「なで子持曲玉石」があり、そのてっぺんの勾玉の形をした石をなでることで、子孫繁栄や子授け、芸能向上、事業振興などにご利益を授かるといわれています。
恋きつね
「お稲荷様=きつねの神様」ということや縁結びにご利益がある神様をまつっていることから、「恋きつね絵馬」を授けてもらうことができます。
きつねはつがい(夫婦)になると相手を一生変えないとされていることから、2頭のきつねがハート型に寄り添う絵馬となっています。この絵馬に相手がいる方はお二人の名前、良縁を祈願される方はご自分のお名前を書いて奉納することができます。
豊臣秀頼公ゆかりのパワースポット
縁結びのパワースポット「豊臣秀頼公・胞衣塚大明神」
玉造稲荷神社の社殿の裏手には、秀頼公と淀殿を繋いでいた胞衣(えな/胎盤とへその緒などの総称)が埋められているといわれる場所に小さなお社があります。
それを胞衣塚(えなづか)大明神としてまつっています。
秀頼公と淀殿を繋いでいた縁にあやかれることから、良縁や縁結びのパワースポットとして多くの人が参拝に訪れます。
この場所には、秀頼公や淀殿・豊臣家との強い縁で結ばれた武将・真田幸村にゆかりのある真田紐(さなだひも)で作られた「縁のひも」を結んで祈願ができる「縁のひも掛け」があります。
秀頼公が奉納した石鳥居
胞衣塚大明神の隣には、秀頼公が再建時に奉納したとされる石鳥居が鎮座しています。阪神大震災の際に損傷し、現在は上部と足部に分けた形で保存されています。
400年以上の時を経た今でも触れることができ、秀頼公のパワースポットとされています。
お伊勢参りの道中祈願にも
前述でも少しふれましたが、玉造稲荷神社は江戸時代に大流行したお伊勢参りの西の玄関口として知られ、必ずと言っていいほど参拝客が道中の安全祈願をしたと伝わっています。
ですので、伊勢神宮へのお参りを予定されている方はこの風習にならって、道中の安全祈願をすると更なるご利益を授かるかもしれません。
玉造稲荷神社の動画
玉造稲荷神社の境内の様子が収められているスライドショーをご紹介します
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大阪城から徒歩でも20分ほどの場所にありますので、天守閣や立身・出世にご利益があるといわれる豊國神社に寄った後に玉造稲荷神社にも参拝されると、様々なご利益を受けられますよ。
玉造稲荷神社の基本情報
利用案内
参拝時間
参拝自由(24時間)
※社務所は9時~17時
閉門日
なし
拝観料
無料
問い合わせ先
玉造稲荷神社
06-6941-3821
玉造稲荷神社に関する各種情報ページ
玉造稲荷神社への行き方・アクセス
公共交通機関
JR大阪環状線・Osaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」より、徒歩約10分
大阪城・天守閣(本丸)から
大阪城「玉造口(たまつくりぐち)」より、徒歩約15分
車
阪神高速13号「森之宮ランプ」より、約5分
駐車場
あり
(無料/約10台)
玉造稲荷神社の地図
大阪府大阪市中央区玉造2-3-8