息栖神社(いきすじんじゃ)は東国三社の一社に数えられる人気の神社です。
そこで今回は息栖神社で授かれるご利益や詳しいアクセス情報、パワースポットなどを詳しく解説していきます!
目次
息栖神社とは?

利根川に大・中・小の鳥居が面しています
茨城県神栖市にある1200年以上の歴史を誇る神社で鹿島神宮、香取神宮と共に「東国三社」のうちの一社に数えられていることでも有名です。
主祭神は「国譲り」神話の際に鹿島・香取の大神を先導したと伝わる久那戸神(くなどのかみ/「岐の神」とも書きます)で。古くから信仰をあつめています。
東国三社
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
香取神宮(千葉県香取市)
息栖(いきす)神社(茨城県神栖市)
この三社は前述の「国譲り」に関わりが深い神様をまつる由緒があることから、古くから重要かつ格式の高い神社(特に鹿島・香取の両神宮)として信仰を集めていました。
江戸時代には主に関東や北に住む人々が伊勢神宮への「お伊勢参り」をした後に、「禊(みそぎ)参り」としてこの三社を参拝する慣習もあったほどです。
(下三宮参りとも言われていました)
息栖神社へのアクセス方法と駐車場情報
息栖神社へのアクセス方法はいくつかありますので手段別での行き方と周辺の駐車場情報を詳しくご紹介します。
移動手段別!息栖神社へのアクセス方法
車でのアクセス
東関東自動車道「潮来IC」から県道50号線・260号線を経由して約12分(約7.3km)
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関で息栖神社へ行く場合、その拠点となるのが鹿嶋市にある「鹿島セントラルホテル」です。
今まではそこからタクシーでのアクセスが一般的だったのですが、社会実験中(期間限定)ではありますが、コミュニティバスの運行が開始されていますのでご紹介します。
※鹿島セントラルホテルへのアクセス方法は後述します
※鹿島セントラルホテルから息栖神社までのタクシー料金の目安は約1000円(約2.4km)です
神栖市コミュニティバスの利用案内
神栖神社へも行く神栖市コミュニティバスが期間限定の社会実験運行をしていて、鹿島セントラルホテルバス停から神栖神社バス停を20分ほどで結びます。
運行実施期間
2018年11月1日~2019年10月31日(予定)
※2019年1月1日~3日は運休されます
※社会実験での実績を踏まえ継続運行の可否が決定されます
運行本数
往復3便/合計6便
(日中便を利用)
運賃
390円(大人/片道)
※小児運賃は半額
※交通系ICカードの利用も可能
問い合わせ先
関東鉄道株式会社 潮来営業所
0299-80-0031
神栖市コミュニティバスの路線図・時刻表
※往路は「鹿島神宮駅 → 小見川駅」もしくは「ふれあいセンター湯楽々 → 息栖神社」をご確認ください(復路は矢印が逆の便です)
※容量の大きいPDFファイルですのでご注意ください
鹿島セントラルホテルへのアクセス
鹿島セントラルホテルへの公共交通機関でのアクセス手段として2種類ご紹介します。
電車+路線バス
鹿島セントラルホテルへはJR鹿島線の鹿島神宮駅から路線バスで行くこともでき、そこから前述の神栖市コミュニティバスを利用します。
-行き方
関東鉄道バスで「銚子駅行き(海岸線もしくは利根川線)」に乗車して約30分「鹿島セントラルホテル」バス停で下車
時刻表はこちら
※リンク先のページで時刻表のPDFファイルをご確認ください
(対象のバス停の表記は「セントラルホテル」です)
高速バス
3社が共同運行する高速バスで東京駅八重洲南口から約90分で鹿島セントラルホテルに行くことでき、そこから前述の神栖市コミュニティバスを利用します。
料金
1,850円/片道
※小児料金は920円
お問い合わせ先
関東鉄道 潮来営業所
0299-80-0031
京成バス 奥戸営業所
03-3691-0935
JRバス関東 コールセンター
03-3844-1950
息栖神社の駐車場情報
息栖神社の駐車場は二の鳥居に隣接する形で設置されています。
駐車料金は無料で収容可能台数は40台ほどです。
鹿島・香取の両神宮と比較すると参拝客数は少ないので正月期間などを除けば駐車待ちは発生しにくいです。
息栖神社のご利益や見どころを紹介

神社名の石碑には「東国三社」がしっかりと刻まれています
東国三社にも数えられる息栖神社は鹿島・香取の両神宮と同様、パワースポットがありますので主なご利益や境内の見どころを紹介していきます。
息栖神社のご利益
ご祭神と由緒をおさらい

落ち着いた雰囲気を放つ社殿です
息栖神社の主祭神は久那戸神(くなどのかみ/「岐の神」とも書きます)です。
国譲りからの国土平定の神話の中で東国への道案内をされた神様とされています。
また、相殿には天乃鳥船命(あめのとりふねのみこと)と住吉三神がまつられていて、交通守護や海上守護の神様としても崇敬を集めています。
主なご利益
息栖神社の主なご利益は以下です。
道中(旅行)安全
除災招福
五穀豊穣
交通安全
海上安全 など
参拝作法
息栖神社での参拝作法は一般的な二拝二拍手一拝です。
その他の作法も一般的なものと変わりはありません。
(例:参道の真ん中を歩かないや手水舎で禊をするなど)
息栖神社での主な見どころ
パワースポット
東国三社のひとつとして古い歴史を持つ息栖神社にはパワースポットがあります。
忍潮井(おしおい)

一の鳥居と2つの忍潮井が並んでいます
息栖神社のご神体にもなっているのが忍潮井という井戸です。
この地は汽水域(淡水と海水混ざるエリア)なのですが、この井戸からは真水が湧き続けていていることからご神体とされています。
その神聖さから伊勢の明星井(あけぼののい)、山城・伏見の直井(なおい)と共に「日本三霊泉」にも数えられています。

忍潮井の男瓶

忍潮井の女瓶
忍潮井は息栖神社の参道(二の鳥居から)を利根川の方に150mほど行った場所にある一の鳥居の両側に鎮座しています。
息栖神社を背にして向かって右側の大きい方には男瓶(おがめ/銚子型)、左側小さい方には女瓶(めがめ/土器型)が埋められています。
それぞれの井戸をのぞき込み、瓶がよく見えると更なるご利益が期待できるといわれています。
ご神木(夫婦杉)

この奥に根がつながったもう一本の杉があります
社殿に向かって左側にあるのが夫婦杉とも言われている息栖神社のご神木です。樹齢は1000年以上と伝わっています。
招霊木(おがたまのき)
参道の右側には招霊木(おがたまのき)が植えられています。
招霊木は神霊を招く木とされていて神道思想では重要なもので、神話「天岩戸隠れ」の際に天鈿女命(あめのうずめのみこと)がこの木を手にして踊ったとも言われています。
息栖神社では久那戸神(くなどのかみ)の神霊を招いているので、こちらも参拝すると更なるご利益を授かるかもしれません。
神社建築
息栖神社は古社ということもあり神社建築も楽しめます。
神門

参道の途中に鮮やかな朱色が目立ちます
江戸時代後期の1847年(弘化四年)に建て替えられたもので神域へ入ることを改めて感じさせてくれます。
社殿

社殿は鉄筋・銅板葺の造りです
もともとは1722年(享保7年)に造営されたのですが火災で焼失してしまい、現在のものは1963年(昭和38年)に再建されました。
摂末社
その他、境内には以下の摂末社があります。
・4柱合祀社
鹿島神社、伊邪那岐神社、高房神社、奥宮
・5柱合祀社
香取神社、手子后神社、八龍神社、江神社、若宮
・稲荷神社
おすすめのお守り
東国三社守
東国三社をお参りすることで完成する三角柱のお守りです。
それぞれの神社の神紋(神社の紋章)シールを授けてもらって貼ることで各神社のご利益があるとされています。
近年、テレビ等で取り上げられることも多く授与数に限りがあるので、授与してもらいたい神社に有無を問い合わせをしておくと安心です。
息栖神社の関連プラン「東国三社めぐり」
息栖神社への参拝者の多くは東国三社めぐりをされます。こちらの記事で鹿島・香取のそれぞれの神宮でのご利益やアクセス・駐車場情報や初詣の情報を詳しくご紹介しています。
鹿島神宮
-息栖神社から車で約20分
香取神宮
-息栖神社から車で約25分
息栖神社の動画
夕日に照らされる姿が幻想的なドローン映像をご紹介します
息栖神社の基本情報
利用案内
参拝時間
参拝自由
(24時間参拝可能)
※息栖神社の社務所は日にちや時間帯により閉まることもあるので、御朱印の集印やお守りの授与を希望される場合は社務所へ事前にお問い合わせをしておくと安心です
閉門日
なし
料金
参拝無料
問い合わせ先
息栖神社 社務所
0299-92-2300
息栖神社に関する各種情報ページ
息栖神社のパンフレット
※容量の大きいPDFファイルですのでご注意ください
息栖神社の地図
茨城県神栖市息栖2882
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