日本には四季折々に、その季節ならではの景色を楽しめる場所があります。
今回は冬に楽しめる圧巻の景色氷瀑でも有名な「袋田の滝」をご紹介します。
目次
袋田の滝のみどころ
袋田の滝は冬の氷瀑も格別な日本三名瀑のひとつ
日本三名瀑に数えられる袋田の滝は一年を通して様々な表情が楽しめる場所なので、訪れる人々を魅了しています。
とくに秋の紅葉、冬の氷瀑と秋から冬にかけては十分な見ごたえがあります。紅葉の時期は滝、その滝を周りを取り囲むように赤や黄色、オレンジに染まった木々とのコラボレーションは一見の価値があり観光客の目を離しません。
それに加えて紅葉の時期から始まる夜間ライトアップも大変人気があり見逃せないイベントです。一色のだけではなく複数の色が織りなすライトアップは幻想的な雰囲気を醸しています。
東京からの日帰りもできる距離なので、秋から冬にかけてはもちろん、初夏の頃や夏にも涼を味わえるので旅先候補にご検討されてはいかがでしょうか。
大雨の後に増水した場合には大迫力の水流を体感することもできます。
関東の滝というと「華厳の滝」を想像しがちですが、「華厳の滝」とはまた違った魅力のある「袋田の滝」を是非楽しんでみてください。
袋田の滝(氷瀑)のおすすめポイント
日本三名瀑の中でも穴場
「袋田の滝」は、華厳の滝(栃木県)、那智の滝(和歌山県)と並んで日本三名瀑に数えられますが(※諸説あります)全国的な知名度でいえば、まだまだ他の2つに比べると穴場と呼べるスポットです。
全国区の認知度でいえば華厳の滝や那智の滝は群を抜いており「袋田の滝」はこの2つの名瀑と比した場合には一段落ちてしまう部分もあります。ですがその迫力や滝幅、季節ごとの自然や人工の装飾には一見の価値があります。
紅葉シーズンが特に人気の「袋田の滝」は、さすが三名瀑なだけあって滝へと続く道も休日などは混雑します。そのため観光協会の公式サイトでは混雑期に迂回路の案内を提示している場合があるので人気のシーズンにおでかけの場合は事前に確認するのがおすすめです。
完全凍結でアイスクライミング?!
厳寒期も見逃せない魅力があるのが袋田の滝です。冬期の袋田の滝は完全凍結するかどうかが茨城県の観光協会公式サイトやアイスクライマーの間で毎年話題になります。完全凍結とは滝全体が真っ白に凍結してしまう真冬の現象です。
ご自分で登るわけにはいかないと思いますが、完全に凍り付き氷の壁と化した滝を人々がピッケルを使いながら登ってゆく姿を見るだけでも貴重な体験です。何よりも完全凍結する日はそれほど多くなく珍しい現象です。事実、前回の完全凍結も数年ぶりということでした。
9割以上凍結した滝は滝の音も迫力ある水流もない代わりに、まるで時が止まったような奇跡的なシチュエーションを演出します。これほど大きな滝の氷瀑はなかなか見ることが出来ないため、希少性と相まってより特別な体験となります。
茨城県の観光公式サイトなどを参考に、タイミングを合わせ氷瀑もぜひ観に行ってみませんか。防寒対策はお忘れなく!
袋田の滝トンネルを抜け観瀑台で見る滝の迫力
袋田の滝トンネルを抜けたその奥には観瀑台があり、滝の全体像を見ることができます。その大きさに驚いてしまうかもしれません。
更に進むと、後からできた3つの新観瀑台へ向かうエレベータがあります。
第1観瀑台デッキには車いすでも行くことができ、草木に覆われてはいるものの滝の音、ひんやりした空気の中マイナスイオンを感じられます。自然環境豊かな場所でバリアフリーを実現しているので、様々な方が楽しめるようになっっているのも魅力です。(施設すべてがバリアフリーというわけではないのでご注意ください)
第2観瀑台デッキへ進むと、自然と調和した滝の姿を見ることができます。
紅葉や緑と季節ごとに変わる景色を是非堪能してください。
第3観瀑台デッキからは、更に高い位置から大迫力の滝の全貌を真正面から楽しむことが可能。それはまさに滝を体感しているかのような絶景です!
冬には寒さ対策は必須ですが、いつまでも見ていられそうな滝の姿をしっかり目に焼き付けてください!
滝の大迫力を楽しみたいのであれば、雨の降った後に訪れると当然ながら水流も激しく通常の袋田の滝とはまったく違った荒々しい滝を楽しむことができます。
袋田の滝は紅葉ライトアップも!
「氷瀑」はもちろん非日常の大迫力を楽しめること間違いなしですが、「袋田の滝」では紅葉シーズンもとても美しい光景を楽しめます!
特に紅葉シーズン日帰りバスツアーも人気の袋田の滝
袋田の滝へは行ってみたいけれど車の運転や電車やバスを乗り継いでの旅程はおっくうという方にオススメなのが日帰りバスツアーです。以下の記事でクラブツーリズム
2022年も関東各地からクラブツーリズム
エリアの「詳細」を開いて、各出発地の横に記されたコース番号をクラブツーリズム
-千葉発
千葉 06446-906
千葉・稲毛海岸 WV584-906
京成佐倉・JR佐倉 WV588-906
我孫子・柏の葉・江戸川台 WV580-906
千葉ニュータウン・白井 WV586-906
津田沼第2・京成津田沼 WV582-906
西船橋・松戸 FX604-906
西船橋・松戸 WV581-906
松戸 06445-906
五井 WV589-906
茂原 WV590-906
勝田台 WV583-906
木更津 WV585-906
-東京発
新宿 JV910-906
新宿 06441-906
新宿 FX850-906
新宿・上野 FX601-906
上野 JV911-906
上野 06442-906
上野 JV521-906
上野 FX557-906
東京 JV522-906
東京 06440-906
蒲田 JV523-906
三鷹 JV524-906
田無・ひばりヶ丘 HV524-906
立川 HV520-906
立川 06444-906
町田 MV581-906
東村山 HV523-906
JR八王子 HV521-906
多摩センター HV522-906
-神奈川発
海老名 MV586-906
平塚 MV585-906
藤沢 MV584-906
秦野 MV587-906
武蔵小杉・川崎 MV583-906
横浜東口 MV580-906
横浜東口 FX602-906
横浜東口 FX851-906
横浜ロビー06443-906
-茨城発
潮来・鹿島・新鉾田 24405-906
土浦・つくばユ-ワ-ルド・つくば・谷田部 24406-906
イオン古河・三和・イオン下妻 24408-906
-埼玉発
大宮 06447-906
人気の袋田の滝や周辺の旅をお楽しみください。
紅葉ライトアップの素敵な動画をご紹介します!
滝の音と、闇に美しく照らされた紅葉が幻想的ですよね!
2022年の紅葉ライトアップ情報はこちらからご確認ください!
袋田温泉を堪能 宿泊でも楽しめる自然の魅力
袋田の滝周辺には温泉宿もあり、宿泊で訪れれば自然の中で温泉を満喫することができます。
滝味の宿 豊年万作
このような素敵な星空を眺めながら楽しめる温泉宿。
袋田の滝までも徒歩約5分程度の距離で、星空・温泉・季節ごとの自然ととても贅沢なリラックスタイムを過ごせる宿で宿泊した方の評価も高いです。
滝味の宿 思い出浪漫館
袋田の滝までは車で5分という立地で、源泉かけ流しの温泉が楽しめます。朝食のみのプランやお部屋のタイプもいくつかあり、洋室タイプもあります。
悠久の宿 滝美館
袋田の滝までの距離が至近なのもさることながら、この宿はリピーターが非常に多いです。その理由は料理で、料理に満足した!という声が非常に多いです。料理に期待したい!という方に特にオススメです。
丘の上のゲストハウス Daigo house
Daigo houseでは残念ながら温泉は楽しむことが出来ないのですが、袋田の滝まで車で約10分程度とアクセスも良いうえリーズナブルな価格設定が非常に人気です。道の駅奥久慈だいごまでも徒歩圏で、この道の駅では20:00(最終入場19:30)まで日帰り温泉も楽しめます。
また、袋田の滝だけではなくもう一つの人気の滝である月待の滝へもアクセスしやすい場所です。袋田の滝と合わせて訪れ、比較してみてはいかがでしょうか。
袋田の滝エリアの関連イベント・プラン・周辺観光
袋田の滝を擁する茨城県太子町では、おいしい食べ物も豊富です!
特に、奥久慈しゃもや奥久慈そば、久慈川鮎とそのために訪れても惜しくないような味わいたいものがたくさんあります。
袋田温泉も十分楽しめますが、袋田温泉以外にも温泉が多いエリアです。大子温泉保養センター「森林の温泉(もりのいでゆ)」では自然林に囲まれた露天風呂も堪能できますよ。また、袋田温泉 関所の湯も素晴らしい絶景露天温泉や、レストランで地のものを堪能できます。
他にも多くの日帰り温浴施設があるので、二つ三つとハシゴしてみるのもオススメです。※湯あたりにはご注意ください
是非合わせて茨城観光を楽しみ尽くしてください!
袋田の滝 氷瀑の動画
冬の醍醐味『氷瀑』の動画をご紹介します!
袋田の滝の基本情報
利用案内
営業日
無休
冬季に氷瀑は姿を現しますが、自然現象のため天候に左右されます。
例年1月~2月頃は凍った部分が多くなります。
営業時間
8:00~18:00(11月~4月:9:00~17:00)
休業日
無休
料金
袋田の滝 トンネル利用料
大人 | 小人 |
---|---|
300円 | 150円 |
大人:中学生を除く15歳以上の者
小人:小学生の児童及び中学校の生徒
問い合わせ先
問い合わせ先:袋田観瀑施設管理事務所
連絡先:0295-72-4036
袋田の滝に関する各種情報ページ
天気情報
※お出かけ前にお天気情報をチェック!
大子町ライブカメラ(大子町公式サイト内)
大子町 公式サイト 氷瀑速報
※どのくらいの凍結状態かなど更新されています。お出かけ前に是非ご活用ください。
袋田の滝案内 料金表(大子町観光協会)
袋田の滝への行き方・アクセス
公共交通機関
上野駅(JR特急ひたち)→ 水戸駅(JR水郡線)郡山行 → 袋田駅 → 袋田駅前(バス)滝本行
→滝本 →徒歩10分 →袋田の滝
※他に高速バス等も出ています。詳しくはこちら
車
首都圏から
東京(首都高速・東京外環自動車道)→ 三郷I.C(常磐自動車道)→ 那珂I.C → 国道118号 → 大子町
東北自動車道 宇都宮I.Cから
宇都宮I.C → さくら市方面(新国道4号)→ 国道293号 → 那珂川町 → 国道461号 → 大子町
東北自動車道 矢板I.Cから
矢板I.C → 国道4号 → さくら市 → 国道293号 → 那珂川町 → 国道461号 →大子町
駐車場
あり
※滝から1km以上離れた場所に町営の無料駐車場2つあります。
冬季は路面凍結等も考慮し、十分な準備でお出かけください。
袋田の滝の入口から近い場所にある駐車場は有料(概ね500円前後)
近辺の土産物店では商品購入で駐車場を利用できる
町営第一駐車場
町営第二駐車場
有料駐車場は滝の入口に近くなるほど収容台数が少ないところも多くなるので、早めに駐車することをオススメします。
袋田の滝の地図
Tea break -Cover Story-
氷瀑とヒョウバク
「”ヒョウバク?” 動物かなんか?」
その言葉を全く知らなかったので、そんなトンチンカンな質問をしてしまった。
「氷瀑!凍った滝のことだよ。滝のことを瀑って言うでしょ?名瀑とかさ」
と言われて、あー、と初めて聞いたその言葉に納得する。
どうやらこの車はその ”ヒョウバク” に向かっているらしい。
いつからかはもう忘れてしまったけど、よくこうして旅ゲームをしている。
ルールはいたってシンプル。
1.行く先は当日までにどちらかが決める
2.行ったことがない場所である
3.日帰りできる
ただそれだけ。
そんな些細な制限を課すだけで、割かし日常を装飾してくれる。
そんなこんなで、いつも通りコンビニによってコーヒーで一息ついたら出発だ。
高速は空いていて快適なドライブになった。
ひんやりとしたなかでも、陽気はよく日差しが心地いい。
短くたわいもない近況報告をしながら、時間が過ぎてゆく。
道は進み、車窓に町が流れてゆく。
軽やかなエンジン音と、ほの温かい陽光は眠気を誘うけどさすがに寝る訳にはいかない。
こんな風に今では年一行事となった、男二人の旅ゲーム。
お互いの状況も変わり、年々会う時間を調整するのが難しくなるけれどとりあえずまだ続いている。
この道も、学生時代に海に向かうシーズンに来たな、なんて思い出が蘇る。
高速を降りて1時間くらい走ったころ、土産物屋や商店が見えてきた。
観瀑台の標識が出てきて目的地がいよいよなことを知る。
木製のデッキに立つと、沢山の人が写真を撮っているその先に珍しい光景。
これが、氷瀑かぁ。
凍っている。その中に、水が勢いよく流れている。
滝というと、やはり水流にばかり目がいってしまうけれど、氷となり白く色付いた水が
すべてを包む中に、いつもよりも勢いを弱めたであろう流れがサーっと音を立てている。
この驚きが今日のつまみになりそうだ。
いつもこの旅行ゲームの後は、東京に戻って終電まで飲むことになっている。
だから車はいつもレンタルと決まっている。それが4つ目のルール。
どうしても昔ながらの友人との再会は、今の自慢やら愚痴やら、変わったとか変わらないとか
昔話と相場が決まっているが、奴とだけはそんな話はなく、旅行ゲームについて話すことになる。
あと何年続くかわからないこの旅ゲーム。
でも、やっぱり毎年何か新しい経験を一緒にするというのは思い出が錆びなくていい。
いつか状況も許さなくなるかもしれないけれど、出来るうちは続けよう。
【エリア別】日本全国の紅葉スポット・紅葉ライトアップ情報
紅葉ライトアップ特集
日中のもみじ狩りも素敵ですが、ライトアップされて赤く染まる紅葉も幻想的です。日本全国の紅葉のライトアップの最新情報をエリア別でご紹介しています。
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