生産量が全国一を誇るレモンで有名な広島県内には、そのレモンを使用したレモンサワーの美味しい店（食べログ）が多くあります。
観光名所では世界遺産の厳島神社なども有名なうえ、原爆ドームや広島城、福山城など充実しています！
広島にはこの他にも数多くの見どころあります。そんな数多い広島のみどころの中から、今回は中国三十三観音霊場としても有名な三瀧寺をご紹介します！
三瀧寺は特に紅葉の時期が美しいと評判ですが、春には参道周辺の桜も見事で、四季の移り変わりを楽しめる場所です。
自然豊かな環境に恵まれた三瀧寺の見どころ、魅力を知ってお出かけになってはいかがでしょうか。
目次
三瀧寺のみどころ
近代化以降も趣と風情のある場所
三瀧寺はその名の通り、境内に「駒ヶ滝」「梵音の滝」「幽明の滝」と、三つの水流の異なる滝を有しています。
三滝観音としても慣れ親しまれている三瀧寺には、滝だけではなく他にも自然が多く残され四季の移り変わりを楽しめる場所として参拝者も多い場所です。
創建は809年と伝えられており、広島にとっても日本にとっても悲しい歴史として知られている原爆投下の際にも、もちろん街並みを見守り続けました。
爆心地から約3㎞ほどに位置する三瀧寺ですが原爆投下の際もほぼ無傷だったといいます。そのため臨時の救護所になったというお話もあります。ただ、原爆の爆風が斜面をかけあがったため、境内の建物に大きな被害を受けました。三瀧寺・想親観音堂・鐘楼・稲荷社・三鬼権現堂・鎮守堂広島市の被爆建物リストに指定されています。
また境内入口の上にたつ多宝塔は、もともと和歌山県広八万神社にあったものを原爆死没者の慰霊のために移築されたもので広島県の重要文化財に指定されています。多宝塔は、全体が朱色に塗られ、上層下部の饅頭の形をした白い亀腹が基本的な特徴で、浄土寺や厳島神社の多宝塔につぐ古建築に属す多宝塔として価値があります。
悲しい歴史も、戦後復興の歴史も見守ってきたこの場所で滝の音に耳を澄ませば、厳かな雰囲気に襟を正したくなるのではないでしょうか。
三瀧寺のおすすめポイント
中国三十三観音霊場の第十三札所
中国三十三観音霊場の第十三札所である三瀧寺へは、巡拝の途中に立ち寄る方もいらっしゃるかもしれません。
山口県の功山寺
島根県の鰐淵寺
中国三十三観音霊場に含まれるこれらのお寺もご紹介しているので興味のある方は参考になってください。
広域にまたがるので、現役リタイア後や夏休みなどの長期休暇を利用して、すべての観音様を巡拝するのも素敵な休暇の過ごし方ではないでしょうか。
春の桜の時期と秋の紅葉の時期に感涙 カフェもお忘れなく
三瀧寺は紅葉の時期がやはり大人気。動画もご紹介していますが三瀧寺の紅葉は見ごたえ、風情、どれをとっても申し分ないです。
広島の中心部からそれほど離れていないロケーションですから特に紅葉が美しいシーズンは多くの参拝客でにぎわいます。
駐車場がありますがそれなりの混雑が予想されので、お出かけの際は公共交通機関のご利用をおすすめします！
紅葉の時期を除いても寺院の各施設が自然と非常にマッチしており、とてもよく描かれた絵の中に入ってしまったかのような美しさと調和を感じられます。
紅葉で有名な三瀧寺ですが、実は桜の時期も見逃せません！
紅葉とは異なり、三瀧寺の境内の桜はあまり数は多くありませんが三瀧寺へと向かう参道では美しい桜の木々を目にすることができます。
周辺道路や公園などの見事な桜の木、舞い落ちる花びらを愛でるなんてこともできます。秋のみならず、春も是非訪れてみていただきたい場所です。
三瀧寺へ赴く道すがら、桜吹雪の舞う自然美をゆっくりと楽しむのはとても贅沢な時間となりそうです。
登りの多い三瀧寺の参道ですが、少し歩を休めて桜が風に揺れるのを眺めながらのんびり春の陽気と戯れてはいかがでしょうか。
三瀧寺の桜の様子を映した素敵な動画を紹介します
素敵な紅葉を一目見ようと多くの人が訪れる秋シーズンには、混雑を避け人の少ない早い時間や平日がおすすめ。自然豊かな三瀧寺ですから時の流れや風にそよぐ紅葉を水の音とともによりゆったりとした気持ちで感じることができます。
また、11月中旬には例年「もみじ祭」（法要）が実施されています。
散策マップは広島市 公式サイトよりダウンロードできます。お出かけ前に是非チェックしてみてください。
幻想的な紅葉や桜の自然美を楽しんだ後に、お参りも済ませたらぜひ立ち寄りたいのが空点庵です。カフェというよりも茶店という趣のある佇まいは、それだけで絵になります。
写真を撮るのも素敵ですが、きなこが絶賛されることの多いわらび餅を楽しんでみてはいかがでしょうか。サイズ感もしっかりしていて、食べ応えがあるわらび餅の甘味で少し歩き疲れた体を癒しながら、レトロ感漂う軒先の風景をしばし楽しめばこの上ないリフレッシュ時間を満喫できます。
夏に涼しい滝の音
ヒートアイランド現象が顕著となりつつある最近の日本では涼のとりかたにも工夫が必要です。真夏にエアコンでキンキンに冷えた部屋で涼むのも格別！そんな気持ちも十分理解できますが、ずっと外出しないでいる訳にも行きません。
海や川、プールなんていうレジャーもありますが、是非「三瀧寺」に足を運んでみてください。風鈴や、水音で涼やかな演出をしてきた日本人に、ぴったりの滝の音が迎えてくれます。流れ落ちる水が空気を冷やしますし、耳からも、目からも、体全体でも涼しさを感じられること間違いなしです！
自然を活かしいながら、調和するように佇む「三瀧寺」に作り出される風情のある空間で、落ち着いたときの流れに浸ってみるなんて贅沢ではないでしょうか。
三瀧寺（三滝観音）の名前の由来ともいわれる三つの滝は、幽明之瀧・梵音之瀧・駒ヶ瀧の三つで、入口から「駒ヶ瀧」「梵音之瀧」「幽明之瀧」の順で登ってゆきます。規模も趣きもそれぞれ大きく異なっており、一番大きく滝然としているのは「幽明之瀧」です。
自然を活かした中に響く滝の音に、心静かな時間を過ごしてみてはいかがですか。
三瀧寺の関連イベント・プラン
三瀧寺で自然と観音様に出会い英気を養ったあとは、縮景園で圧巻の庭園を歩くのはいかがでしょうか。
優雅なときの流れの中、日常を忘れてしまいそうになるほどの景観に心奪われることでしょう。
季節ごとのイベントも行われているので是非 チェックしてみてください。
三瀧寺の動画
素敵な動画をご紹介しています。紅葉の季節の美しさを是非ご覧ください！
紅葉に加え三瀧寺の魅力が詰まっています
三瀧寺の基本情報
利用案内
時間
8:00～17:30
（12月～2月 17:00迄）
休み
無休
料金（入山料）
200円
※100円玉を入れると、場所によって違う音色を聞くことができます
※御朱印は300円 本堂横の納経所にていただけます
※入山料は環境整備に使われています
問い合わせ先
問い合わせ先：三瀧寺
連絡先：082-237-0811
※基本情報が変更になっている場合もあります。
お出かけ前にご自身でご確認・お問い合わせください。
三瀧寺に関する各種情報ページ
中国観音霊場 三瀧寺ページ
魅力あふれる山陽・山陰の名刹古刹37ヶ寺を結ぶ巡拝ルートが紹介されています
三瀧寺 参道マップ（PDF）
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三瀧寺への行き方・アクセス
公共交通機関
JR可部線 三滝駅 徒歩約20分
車
山陽自動車道・広島ICから国道54号線経由 約20分
駐車場
あり
※台数に限りがあるので交通機関のご利用をお勧めします。
三瀧寺の地図
Tea break -Cover Story-
非日常の入り口
おろしたての靴のせいで踵に靴擦れができてしまっていた。
少し歩くと、やっぱり気になるからなるべくつま先に足を寄せて歩いた。
見上げると赤や黄色の彩を日の光が照らしていて、時間が緩やかになってゆく。
時折風が吹いて、さやさやと葉擦れの音が世界を包む。
足元にも赤は散りばめられ、さながら光と赤の世界のようだ。
紅葉は街を歩いていると日常にもある。
そのせいか、足を止めて鑑賞することもなかなかない。
頭の中は、先の出来事や過去の出来事が占拠し”今”にフォーカスするのが難しい。
もちろん目の前のことをこなしているのだから、今を生きているのだけれど、日常は惰性で乗り切れてしまえる。
惰性のループは一度できてしまうと脱け出すことはなかなか難しい。
だからこそ、ある程度のひとは非日常にあこがれる。
人が多くてもどこかへ出かけ、何かいつもと違うことをし、物理的な変化を求める。
でも、ふと目をやればそこに変化はあり、いつでも日常からの出口はそこにあるのだ。
いつも移動は急ぎ足。
記憶は短期保存で、完了後には消去する。
そんな日常を少し抜け出すと、そこには非日常があふれている。
忘れがちな非日常の入り口を思い出すには、無理やりにでもきっかけを作るという手もある。
紅葉の非日常の彼方に人の話し声が聞こえると、日常の延長線上の靴擦れの痛みが戻ってきた。
【エリア別】日本全国の紅葉スポット・紅葉ライトアップ情報
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