伊勢神宮やはまぐりなど、観光スポットやグルメも全国的に有名な三重県。
そんな三重県の鳥羽市にある離島は定期船で1時間圏内で行けてしまう島々です。今回はこれらの離島のうち「答志島」を中心にご紹介します!
目次
鳥羽市答志島のみどころ
答志島へは定期船で!三重県内最大の離島
東西に約6km、南北に1.5㎞、面積約7㎢の離島である「答志島」は鳥羽湾で最大の島で古くは万葉集にも詠まれたほどの場所です。
JR参宮線・近鉄鳥羽線・志摩線の「鳥羽駅」から徒歩約10分の「佐田浜(鳥羽マリンターミナル)」から高速船に乗ると約30分程度で答志島へ行くことができます。
定期船のチケットは、普通片道運賃の他にも周遊券や回数券などいくつかの種類があるので、ご自分のプランにあったチケットをご購入の上ご利用ください。
有料ですが、特殊手荷物として自転車やキャリーカート、リヤカーや原付バイク(積み荷状況によって断られる場合があります)などを持ち込むことができますので、ご自分の自転車などで回りたい!という方にも便利です。
答志島の人口は鳥羽市の発表によれば2018年5月末現在で答志地区・和具地区合わせて515世帯1,495名と少ないですが、その何倍もの観光客が1年を通して訪れます。静かな場所なので、島民の方に配慮しつつ素晴らしい離島体験・離島観光が堪能できるといいですよね!
のんびりと徒歩で街並みを見て回れば、ゆったりと流れる島の時間を感じることができるのではないでしょうか。
答志島のおすすめポイント
海鮮・グルメは外せない!ランチや人気の宿情報も紹介
四方を海に囲まれた答志島。海鮮やグルメはやはり楽しみたいものです!
牡蠣やウニ、他にもリーズナブルだと評判の海鮮グルメがおいしくいただけます。そして、有名なのがわかめ!わかめ?と思われるかもしれませんが、普段食べているものと全然違う!と驚かれるのではないでしょうか?
他にもメカブなどの海藻も侮れません!もちろん、煮魚・刺身と味は抜群!ご飯やお酒が進んでしまうこと間違いなしです。
ランチ・グルメ情報
人気の3店舗をご紹介します!
まるみつ寿司
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大春
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マルト食堂
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贅沢なグルメを!という方はイセエビやアワビもオススメです。贅沢グルメではありますが、本土で食べるよりもかなりリーズナブルにいただけます!
ご紹介した以外にまだまだ他にも美味しいお店があるのでランチ場所をどこにしようか迷いながら進めば、空腹がよりおいしい調味料になるのでは。※店舗によっては事前予約が必要な場合もあるので事前チェックをオススメします。
宿・宿泊ホテル民宿情報
答志島の宿泊施設はホテルというよりも旅館風が多く、少しお値段の張るところに宿泊という場合でも、リーズナブルと感じられるほどグルメは充実!というケースがほとんど。
また宿泊施設によりますが天然温泉が楽しめる!というところもあり、どこに泊まれがいいか迷ってしまうかもしれません。露天風呂からの眺めは、オーシャンビューで最高!なんて体験も可能です。
日帰りではなく宿泊もかねて行かれる場合は、船着き場に宿からのお迎えもあり安心です。是非、宿泊プランも検討してみてはいかがでしょうか。
各宿でカード払いが不可や禁煙ルームなし等の制約があるので、ご予約の際にご確認ください
波音の宿中村屋
全室オーシャンビューで、食べきれないほどの海の幸を堪能できます。お風呂も露天があり人気です!
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寿々波
天井までガラス張りのお風呂が人気の宿。
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潮風の宿 やま七
海一望の露天風呂、海ホタル鑑賞ツアーが人気の宿。
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定洋
料理・風呂とも人気の宿。秋解禁のトロサワラも美味しいです
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宝屋旅館
ミネラル温浴泉で冷え性、肩こり、腰痛、ストレスなどに効果ありと風呂が人気の宿。
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くつろぎの宿 美さき
前方に見える神島や釣りもできる海が目の前というロケーションが人気の宿
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さらに釣り体験もできる「答志島温泉 美さき」。初心者大歓迎の釣り体験はネットからも予約可能です。体験された方の体験レポートはこちらから確認できるので、親子やカップルで日頃体験できない釣りをやってみたい!という方は、まずは体験記を読んで検討してみてはいかがですか。
山幸園 やまこうえん
ビーチが目の前で釣り場も近いので目的が合えば便利で人気の宿
船で行く旅の宿 別館まつむら(答志島ではなく菅島)
夏は当然海水浴も!街のお店では味わえないと評判の海の幸も絶品の宿
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どの宿も昭和を想起させるような造りと、宿の方の温かい雰囲気に癒されるという声が多いです。お風呂は天然温泉の宿や温泉でない宿もあるので、お好みでお選びください。
海の幸に恵まれた島なので、海鮮好きには料理が大評判です!ご自分で釣った魚をさばいてくれるサービスもあったりするので、有料ですが釣り好きの方やお子様連れでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
島独特のゆったり時間に癒されよう
出発の地となる鳥羽マリンターミナル(佐田浜)
鳥羽マリンターミナルから出航の様子
島には都会とは全く違ったゆったりとした時間が流れています。宿泊で行けば、晴れた日の夕方にはこんな景色に出会えます。
答志島には全部で3つの発着する港があります。それぞれ桃取・和具・答志になります。和具・答志間は約2km程度の距離なので徒歩での移動も可能ですが、桃取は島の反対側にあるため徒歩での移動は難しいです。行先や宿泊先に合わせ間違えないように注意が必要です。
どちらのエリアに行かれても、海・山・空、この景色と空間は体験することができます!
朝日の昇る時間もとても美しく、人気なので早起きして出かければ得した気分になれるはずです。
昭和の街並みを思わせる路地裏や、海女文化の残る地域ならではの雰囲気に、タイムスリップしたような感覚をおぼえるかもしれません。
また、夏場は海水浴も楽しむことが出来るビーチがあります。ビーチから近い宿も遠い宿もありますが、夏場に行かれる場合はビーチまでの送迎をしてくれるところもあるので事前にご確認ください。
普段味わえない離島体験を是非してみてはいかがでしょうか。
歴史や文化にも注目!
答志島は万葉集にも詠まれるほどの歴史があります。古墳などもあり、その長い歴史がうかがえます。
また、有名なのが「九鬼嘉隆の胴塚・首塚」です。水軍の将として有名であった「九鬼嘉隆」は、慶長5年(1600)関ヶ原の戦いで敗れたます。その後、洞仙庵(現在の和具公民館)で自刃しました。
この奥には、胴塚とよばれる胴部を葬った墓があり、五輪塔が建てられています。ここから南に200mの築上山上に首塚があり、三角形の自然石に「大隅大権現」の文字が刻まれています。
胴塚、首塚ともに現在は県の文化財に指定されています。胴塚は定期船のりば(和具港)から徒歩約15分、首塚は定期船のりば(和具港)から徒歩約10分の場所にあります。
そして、もうひとつ市の無形文化財に指定されているのが「寝屋子制度」です。これは一定年齢に達した男子数名を預かり世話をする制度で、以前は珍しい風習であいませんでしたが、現在では、答志地区にその良き伝統は受け継がれています。
寝屋子は食事のために実家に帰り、職業に従事するなどのほかは、寝屋で過ごし、共に寝屋子となった若い衆は、生涯義兄弟の縁を結び、冠婚葬祭はもとより、何事があってもすぐに駆けつけてくれます。
この制度がいつから始まったかははっきりしないそうですが、百年以上前から続き、一説には九鬼水軍がいざという時に船のこぎ手を集める際寝屋子を回れば早く人を集めることが出来たからともいわれているそうです。
このような、島独自の制度がいまも残り、結束が強い関係性を築いているんでしょうね。人とのつながりが希薄になったと言われる昨今ですが、このような制度が根付いた地域は今後も独特の営みが続いてゆくんでしょうね。
こういったことを事前に知識として持っていれば、また違った楽しみ方ができるかもしれません!
答志島の関連イベント・プラン
鳥羽湾にはほかにも離島があり、同じ乗り場からの船で行くことができます。周遊乗車券などもあるので、答志島以外の島にも行かれてみてはいかがでしょうか?
神島は三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台としても有名です。小説を読んでからお出かけになれば、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
石灰岩が風化してできた独特の景観のカルスト地形があり、白い塔のようにそびえ立つカルスト地形と、海の青さのコントラストは神秘的にも思えるほどです!!
また、菅島では港周辺で風の島ならではの「干す風景」を目にするかもしれません。季節によって鯵やワカメ、伊勢エビなどの様々な島の幸が干され旨みが凝縮し、多くの人の舌を楽しませてくれること間違いなし! 伊勢湾を望む大山にいたっては冬になると紅つげの自然のレッドカーペットを歩くことができます!
せっかくですから、あちらの島こちらの島とめぐってその違いを楽しむのも、この地ならではの醍醐味ですよ!
答志島の動画
素敵な動画をご紹介します!
定期船の基本情報
利用案内
営業時間
桃取方面・和具方面で異なる
詳細はこちらの市営定期船全航路時刻表からご確認ください
休業日
なし
荒天や船舶検査の場合運休
料金
問い合わせ先
鳥羽市定期船課
連絡先:0599-25-4776
答志島に関する各種情報ページ
答志島への行き方・アクセス
公共交通機関
鳥羽駅より約10分の佐田浜のりばより定期便
定期便時刻表ページ
車
定期船でのみ上陸可能
駐車場
あり(フェリー乗り場付近)
答志島の地図
Tea Break -Cover Stroy-
「離島=冒険」
少年時代から変わらない妄想。
「1泊2日で行ってきたけど、割とよかったよ。」
そんな同僚の言葉で、行きたいと思ってしまった。。
東京からは結構あるんだなぁ。が、第一印象だった。
でも、本当になかなか行く機会のない三重県。伊勢路は有名だけど、それさえまだだった。
全県制覇にまた一歩近づく!それに、離島だ。泊まれる離島!
日増しに「行きたい」という気持ちが熟して熟して、もう木から落ちてしまうんじゃないか。
と思うくらい、優柔不断な自分内会議が続き、果実が腐ってしまう直前にやっと予約をした。
二人分。
<ぼ>「再来週の週末なんだけど・・・。旅行はどうかな?」とメッセージを送る。
既読。
3分経過。。。
「え?急だね。」
返事が来た!実は、僕は人を誘うのが苦手だ。苦手なくせに段取りだけはしてしまう、しょうもない性格。それは彼女に対しても同じ。
断られるのが怖いのだ。
<ぼ>「そうだよね。。無理?」
<か>「いやいいよ。」
え?いいの?
「どこ行く?週末じゃ海外は無理だね。」
別に旅行は何度も行ってる。大体彼女に誘われて。
<ぼ>「うん。実はもう予約してあって。。。」
<か>「あ、そうなの?サプライズ?どこ?」
まずまずの反応だ。
<ぼ>「サプライズっていうか、伊勢志摩なんだ」
<か>「伊勢神宮?行きたいって言ってたもんね?」
<ぼ>「それが、伊勢神宮じゃなくて・・・離島なんだ。」
<か>「へえ。離島なんてあるんだ?」
<ぼ>「そうそう!そうなんだよ。あ、君の好きなイセエビも食えるよ!」
<か>「じゃ、許可!」
淡々としたやり取りだったけど、趣味の違う彼女を説得するのは骨が折れるのだ。
でも、どうしてもやりたいことは、どうしてもの人と共有したいのだ。
そんなセンチメンタルな気持ちと、冒険にワクワクする子供じみた興奮は隠して「ありがとう!」とだけ返信した。
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