佐賀県といえば、吉野ケ里遺跡や唐津城など、有名観光スポットが多くあります。
今回は、そんな佐賀県で知る人ぞ知る、月の引力が見える街!?としても有名な「太良町」や「海中鳥居」などを中心にご紹介します!
目次
太良町のみどころ
太良町は牡蠣やカニ みかんなどグルメも豊富な海が輝く街!!
太良町は有明のりでも有名な有明海に面する町で、多良岳を中心になだらかな地形をしています。
海に面していることから、海産物の獲れ高も豊富で、特に冬の味覚の代表的な「竹崎カキ」や、ワタリガニとして全国的に知られているのと同種の「竹崎カニ」、貝柱のうま味や歯ごたえはホタテにも勝るといわれる「タイラギ」など枚挙にいとまがないほど豊富な海産物も見逃せません。
竹崎カニは通販でも購入可能なほど有名です!
海の幸ばかりではありません!多種多様な種類が栽培される「たらみかん」は、温暖な気候と多良岳山系の自然豊かな環境と清流が育む太良町ではとても有名な特産のひとつです。
道の駅などの販売場所では、みかんの季節になると大盤振る舞いともいえるほどの試食が実施され観光客に大変な人気となっています。試食してその甘さをしっかりと確かめてから買えるのは魅力的ですよね!味に自信があるからこそ太っ腹な試食が実施されていますが、実際に食べてみたら美味しくて買わずにはいられない!という方も多いようです!
また、一年を通して旬のシーズンというわさびも有名です。多良岳山系の地下水を使用した無農薬ワサビの水耕栽培(ボックス式栽培法)で、通年で出荷できるうえ、その規模は九州最大を誇っています。ドレッシングやワサビ漬け等の加工品もあるので、お土産に買って行かれるのもおすすめです。
多良岳のわさびドレッシングはAmazonでも販売されています。
牡蠣・蟹のシーズン ふるさと納税も盛ん!
太良町は全国でも人気の「ふるさと納税」の対象地。寄付に対しての返礼品も、野菜・果物(大好評のたらみかんなどのフルーツ)・肉、そして有明海産の魚介と種類も豊富なうえ、加工品も多く取り扱っていることから、人気のふるさと納税先です。
※太良町 ふるさと納税特別サイト
※太良町ふるさと納税に関するお問い合わせ
太良町のおすすめポイント
道の駅 太良 には必ず寄りたい!
「海中鳥居」や特産品の魅力に触れてきましたが、その土地のおいしいものは食べる喜びだけでなく、お土産にすると喜びのおすそ分けもできます。
全国には数多くの有名な道の駅がありますが、ここ太良町にも道の駅もまたおすすめです。道の駅 太良「たらふく館」は、太良自慢の有明海の豊富な海の幸に加え、たらみかんやわさびなどの山の幸の名産も手に入ります!
じゃらん九州が行った2017年のランキングでは、九州・山口にある150の道の駅の中「行ってよかった道の駅総合ランキング」堂々の7位、2018年も9位とトップ10を堅守しているほど人気の道の駅です。
道の駅太良では、名産品購入以外にも、地元食材を使用したグルメを堪能することも可能です。牡蠣やカニに至るまで数々の名産をいただくことができるのですが、旬の時期がある食材に関しては時期によっては残念ながら食べられない場合もあります。お出かけ前に、ぜひ直接問い合わせてみてください。
上記の写真の通りロケーションも抜群なので絶景を楽しみたい!という場合でも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
たらふく館:0954-67-9117
漁師の館 :0954-67-2808
観光案内所:0954-67-0065
たらふく館(ショッピング)
漁師の館(イートイン)
観光案内所
海中鳥居は太良では見逃せない!
国道207号線を佐賀市方面から長崎市方面へ車で走ると左手に有明海が広がります。有明海は、日本で一番干満の差が大きく干満の差は最大6mもあります!!
潮が引くとムツゴロウやワラスボなど有明海特有の生き物たちを見ることができます。潮の満ち干は天体の引力がなせる業ですが、ここまでの差を目の当たりにすると神秘的ですらあり感動必至です!
新月や満月の頃に訪れるとその最大の干満差を目にすることができます。
そして、その干満差で全貌を現すのは海の生き物たちだけではありません!「海中鳥居」と「海中道路」もその姿を見せてくれます。
「海中鳥居」はその名の通り太良町の有明海に立つ3つの鳥居。水に浮かぶように立つ鳥居の全貌を見られるのは完全に潮が引いた干潮時だけです。しかし、みどころはそれだけではありません。
朝陽や夕日、月あかりを映す海面と「海中鳥居」のコントラストは、神秘的ということばがとてもよく似合います!ご夫婦や、カップルで訪れればとてもロマンティックなのではないでしょうか?
また、2017年末には「沖之神への参道 大魚神社と海中鳥居」が佐賀県遺産に認定されました。(佐賀県遺産とは、地域の宝になっている景観が美しい地区や地域のシンボルたる建造物のこと)
「沖之神への参道 大魚神社と海中鳥居」神秘的スポットとして話題の「海中鳥居」ですが「大魚神社」建立の後に建てられたと言われています。
かつてこの地に悪代官がおり手を焼いていた地区の住民が代官を世界遺産で有名な「沖ノ島」で酒宴を設け酔った代官を置き去りにしました。満ちて来る潮に島は沈む勢い。代官は龍神様に助けを求めると大魚(ナミウオ※スナメリのこと)が姿を現し、その背に乗って生還できたという伝説があります。
このことに感動した代官は、「大魚(おおうお)神社」神社を建て岸から2丁(約200m)の海中にも鳥居を立てさせたといわれています。この鳥居は「沖ノ島」との間の鳥居で30年ごとに建立する習わしが今にも伝わります。
「海中鳥居」に行かれた際は、是非「大魚神社」にも参拝に行かれてはいかがですか。
大魚神社地図
また、干潮時に姿を現す「海中道路」も是非ご覧になってください!荷揚げ用の作業用道路で有明海と続きます!海に続く道を見るチャンスなんてなかなかありません!
「海中鳥居」と合わせて、是非レアなチャンスを楽しんでください!
多良岳・竹崎城址展望台公園ほか観光スポットめぐり!温泉も!
竹崎城址展望台公園は、南北朝時代に島原の有馬隆泰によって築城された城跡でれ島原の乱の後取り壊されたと伝えられています。
現在では城址の近くのかつて竹崎観世音寺の拝み堂であったと伝えられる場所に竹崎城を模した展望台が建てられています。展望所からは、東方に有明海のむこうには大牟田、遠くは阿蘇の山々、西に多良岳山系、南に雲仙岳、北に有明佐賀空港という、まさに展望台の名にふさわしい眺望を楽しめます。また、春には桜の名所としても知られ桜まつりなども催されます。
太良町のシンボル的な「多良岳」は、国見岳、太良嶽神社上宮の祠があるいわゆる 多良岳、前岳(本多良岳)で、それぞれ996m、983m、983mの3つのピークが連なっています。
この多良岳は登山を楽しむ方も非常に多い山。ご準備があれば、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。但し、初級から上級者までの山でも、1,000m近くの登頂になるので無理をせず途中で引き返すことも大切です!旅をゆったり楽しんでください!
登山にチャレンジする場合は、それなりの装備をし登山用のシューズの使用やレインウエア、トレッキングポールなどを持参など事前の準備をお忘れなく。また水分補給用の水筒やペットボトルもあると重宝します。
登山口へのアクセス(太良町 公式サイト)
多良岳登山のみどころをご紹介します!
金泉寺
登山口から約1時間30分程度。オオキツネノカミソリコースにある「金泉寺」は、810年頃弘法大師(空海)が修行し、自ら不動明王を刻み本尊としたことが始まりだとか。縁起書には、修験道場の始まりが「金泉寺」だと記されていて真言宗の総本山「高野山」からもお墨付きをもらっているほど!!
空海の逸話は各地にありますが、日本最古の修験道場を拝むチャンスはなかなかありませんので体力があれば是非行ってみてはいかがでしょうか。(※住所は長崎県に属します。長崎県の登山口からはより近い場所にあります)
ツクシシャクナゲとオオキツネノカミソリ
山頂までの途中にある群生地では、天然記念物指定の美しいツクシシャクナゲやオオキツネノカミソリを見て癒されるかも知れません。山道はきついですが、ほっとひといきになるではないでしょうか。
細長い葉の形がカミソリに似ていたために、この名がついたとされています。多良岳山系の群生地では、その総数は約百万本と推測され、日本一とされています。見頃は7月中旬~8月上旬 ※群生地はそれぞれのコースにあります。
ツクシシャクナゲは国指定の天然記念物になっていて、オオキツネノカミソリと並び多良岳の名所の一つとなっています。見頃は4月下旬~5月上旬
どちらの花も気候により多少見頃が異なりますので多良山歩会までお問い合わせください。TEL・FAX/0954-67-1224 登山ガイドのお願いもできます。
多良岳頂上 太良嶽神社上宮
多良岳の神様です。太良嶽三柱大神が奉られていてり今もなお密教的な雰囲気が漂っています。
「太良嶽神社上宮」に関する言い伝えとして、その昔、多良岳の神様がこの地に来る際舟が沈没しそうになったところをエビに助けてもらったそうです。
そんな言い伝えから、今でも地元の人々は多良岳に登るときはエビを食べないそうです。
この場所でしか味わえない空気を是非前身で感じ取ってください!
多良岳は山特有のマイナスイオンや澄んだ空気を感じられる素敵な場所ですが、歴とした山なのでトレッキングシューズや登山用のシューズで歩きやすくしたり羽織るもの、また飲み物を持参するなど事前の準備をしていくのが得策です。
有料のガイドさんを頼むこともできるので、本格的に挑戦する方は積極的にご利用ください。安全で楽しい登山で、格別な山の上ならでは空気を是非楽しんではいかがですか。
多良岳のハイキングコースはこちらから確認できます。※一覧のホテルの中でも日帰り入浴を実施していないホテルもあるので事前にご連絡の上利用可否をご確認ください。
登山やハイキングで疲れた体を温泉で癒すのもまた格別です。
太良町に公衆温泉浴場はありませんが、宿泊施設の日帰り温泉が便利です。宿泊されていればそのままお宿へ直行ということですが、別の街にお泊りの場合でも、是非日帰り温泉をご利用になってみてはいかがでしょうか?
海を見ながら入れるお風呂や、絶景の露天など多種の温泉が楽しめるので選ぶのに困ってしまうかもしれませんよ!施設によって、シャンプー等ご持参が必要な場合や、時間により利用できない場合もあるので事前にお問い合わせの上、ご利用ください!
温泉一覧は温泉(観光たら)からご確認ください。
また宿泊してよかったという声が特に多いのがこちらの「太良嶽温泉 蟹御殿」です。料理の質、サービス他非常に満足毒度が高い宿委なっています。また眺めも美しく、太良観光を宿泊でのんびりと少し贅沢に過ごしたいと検討中の方にはオススメです。
よい旅を!
太良町の関連イベント・プラン
祐徳稲荷神社は太良町観光と合わせてお参りしたい素敵な神社
太良町のお隣の鹿島市にある祐徳稲荷神社はタイ人にも人気のスポットで、日本人のみならず多くの外国人も参拝に訪れる人気のスポット!
海中鳥居からも車で20分ほどで到着する場所に位置しています。タイでかつて放送された複数の人気番組のロケ地として祐徳稲荷神社も登場しました。これにより聖地巡礼のような形でタイ人に人気が出たようです。
日本三大稲荷のひとつに数えられていて、商売繁昌・家運繁栄・大漁満足・交通安全等種々の祈願は絶えることはなく、参拝者は年間300万人に達しています。御本殿、御神楽殿や樓門等総漆塗極彩色は、鎮西日光と称されるほど!色鮮やかなこの場所を参拝すれば運気が上がりそうですよね!
樓門横の臘梅と日本庭園の寒牡丹から始まり、梅、桜、藤、つつじ、菜の花、牡丹、花菖蒲、百日紅、コスモス、紅葉と、一年中、花や木々が彩を添えます!是非美しい境内へ足を運び、ぜひご参拝ください。
広大な敷地を誇る祐徳稲荷神社は参拝時間に制限はなく、24時間いつでも参拝ができます。夜はこのような明かりが灯され昼間とは異なる景観です。社務所や他施設については24時間ではないので開所時間内にお出かけください。
御本殿のみならず、奥の院まで行く場合にはおそよ1時間以上の時間を要するので、参拝時は時間に余裕をもって。
日本三大稲荷とも呼ばれることや造形に注目が集まりやすい祐徳稲荷神社ですが、御本殿のご祭神は倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)・大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)・猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)で、この三神は一般に稲荷大神と呼称され衣食住を司り生活全般の守護神として尊崇を集めます。豊穣や商売繁盛、諸願成就、良縁などにご利益があるとされています。
祐徳稲荷神社は人気も高いので各地からツアーが組まれていますし、福岡からの日帰りバスツアーなども多彩に企画されています。クラブツーリズムで祐徳稲荷で検索すれば多数のコースがある他、kkdayなら福岡からの日帰りバスツアーで佐賀の主要観光スポットを回れるツアーもあります。
祐徳稲荷神社の御朱印
御朱印の作法
1.御朱印帳を準備(お手持ちでない場合や新調したい場合には購入可能です
2.お参りの前に社務所受付に御朱印帳を預ける(境内入って左奥が社務所)
3.参拝中に御朱印を記入いただくので、預けた後社務所右側神楽殿から参拝
※詳しくは境内のご案内を参照
4.受付で番号札を渡し、御朱印帳を受取り
5.御朱印代を納める
このような流れになるので参拝前に社務所でお願いするのをお忘れなく
海中鳥居から祐徳稲荷神社
祐徳稲荷神社 問合せ
0954-62-2151
佐賀県鹿島市古枝乙1855
太良町 海中鳥居の動画
素敵な動画をご紹介します!
海中鳥居の基本情報
各種情報は予告なく変更になる場合がありますので、事前に運営元にお問い合わせください。
利用案内
営業日
無休
(海の行事がある際に入れない場合があるので観光協会にお問い合わせください)
営業時間
終日
※朝日・夕景・月夜(満月等)特におすすめです
休業日
なし
料金
無料
問い合わせ先
太良町観光協会
連絡先:0954-67-0065
お問い合わせフォーム(別ページが開きます)
太良町・海中鳥居に関する各種情報ページ
太良町・海中鳥居への行き方・アクセス
公共交通機関
佐賀駅より
JR特急 かもめ → 多良駅 + 徒歩10分 約50分
車
佐賀駅→ 国道264号線→ 国道207号線→ 県道287号線→ 佐賀福富道路/国道444号線→ 国道444号線→ 国道207号線→ 海中鳥居
駐車場
あり
太良町・海中鳥居の地図
Tea break -Cover Story-
輝く波に乗せた願い
住んでいる場所から海までは余り近くない。
そのためか、どこへ旅行に行っても海があると見たくなる。
そう、海は思い出の場所ではなく、まさしく特別な場所だ。
穏やかな顔も、荒れた顔も見せる水面には、絶えず波がある。
大地を削り、砂を運び、多くの生物を遠くへ連れてゆく。
そんな風に、僕の人生や心にも波がある。
その波が、海のように多くのものを運び、変化をもたらす。
それは、願望であり真理だ。
さあ今日が始まる。朝陽が波の山をキラキラと照らすように
僕の人生が光り輝くように。願いを乗せて、出かけよう。