カツオで有名な高知県ですが、高知には海だけではない魅力が多くあります。
そんな高知で、「ドライブルートに最適!」「長閑!」「絶景!!」と訪れた人を虜にすると話題の「天狗高原」を中心に津野町(一部は愛媛県)をご紹介します!
目次
天狗高原のみどころ
高地ならではの楽しみがいっぱい
愛媛県と高知県の県境に東西約25kmに及ぶ四国カルストは、標高約1,000mから1,500mに連なり、日本三大カルストの1つに数えられています。今回ご紹介する「天狗高原」は四国カルストの東部に位置します。住所としては高知県の津野町に属しています。
1,000m超という場所柄、年間の平均気温も10℃に届かないので少しひんやりするかも知れません。また、トレッキングなどをご検討の場合も含め、事前の準備(服装・靴・装備等)をして、高地ならではの風景やアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょうか。
星空、草原、キャンプなど、楽しめるものがギュっと詰まっていますが、辿り着くまでの道が多少険しくなります。運転には十分ご注意ください。
細心の注意を払うことになりますので、運転等でお疲れになる恐れがある場合は宿泊も検討してみてはいかがでしょうか。
天狗高原のおすすめポイント
夏と冬のでは別世界!!星空・雲海・セラピーロードを楽しむ
天狗高原へお出かけになるのにベストシーズンというのはありません。というのも、四季にわたって楽しみや美しさが異なります。高知市内から約3時間とそこそこの時間がかかりますが、それでも訪れる価値のある風景がそこにはあります。※但し冬季は積雪のため通行止めになることもあるのでお出かけ前にご確認ください。
標高も高く、道中は山道を通りますので安全運転を心がけ、焦らずに辿り着いてください。冬季に限り送迎を行っている宿泊施設もあるので予約時などに確認してみてください。
冬季は、天狗高原までの道路が降雪による凍結などの影響により通行止めになることもあり、雪が降ることもままあります。一面が銀世界なんてこともしばしばで、大々的なものではないですが、スキー場もあるほど。高知県も海側以外は南国ではないんですね。
そんな寒い冬の澄んだ空気だからこそ、冬の星座が空を飾りますし、朝日の昇る瞬間もまた格別!!
高地ならではの気温の低さは、逆に夏にはもってこいの涼が人々を引き付けます。蒸し蒸しとしたところがなくひんやりとした空気の中、晴れた日に太平洋までを見渡せるパノラマにきっと驚くこと間違いなしです。
また、秋口は色づいた紅葉もさることながら、雲海も見逃せません。雲海は早朝に発生しやすいので、宿泊で行かれた際には是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。全国的に、雲海は主に秋から初冬に観測されることが多いですが、春先から5月くらいまでも雲海が発生することもあります。事前にこちらで確認してみるのはいかがでしょうか。
天狗高原にある「森林セラピーロード」では地元産のヒノキチップが敷き詰められたクッション性のいい道の上を楽しめるコースもあります!完全にイオンに浸かったような木立の中を歩けば、次第に日頃の疲れが癒されてゆくのでは。体力に合わせて途中で引き返すのも、全コース制覇するのも良いのではないでしょうか。
ガイド料金は5,000円で要予約のセラピー弁当は1,000円です!ご興味のある方はセラピーロード及びセラピー弁当の詳細をこちらからご確認ください!
山道の運転が大変だったり、山へ登るシューズなど事前の準備が必要な部分はありますが、得難いものがそこにはあるはずです!!
宿泊もオススメ
夜の星空の美しさや、夜明けの美しさ。日が暮れてゆく時間の煌き。日帰りや通る道すがらでは得難い様々な美しさを堪能するには、やはり宿泊がオススメです。
このような絶景を楽しめたり、大満足の料理だって楽しめます。
愛媛側と高知側の境にある高原ふれあいの家 天狗荘(じゃらん)は、宿泊した方の評判もとてもよく、リラックスして素敵な夜空や星空を観賞できたという方が非常に多いです。
一度足を運べば、今度は違う季節にも来てみたい!と思わせてくれる宿と評判です。
ここまで自然と向き合える機会もなかなか得難いので、是非宿泊込みで行かれてはいかがでしょうか。
天狗高原の雲海の動画をご紹介します!
天狗高原から愛媛県側のキャンプ場へ
天狗高原側から愛媛県側に車で約10分ほど行くと「姫鶴平キャンプ場」があります。
宿泊施設も備わっていますが、テントを持参してのキャンプもおすすめです。テレビや雑誌の世界さながらの自然に抱かれる感覚を体験できます。
風に吹かれる草木や、遠くまで見える景色、満天の星空、夕焼け、朝陽、雲海と見どころの宝庫。それは都会や、低地では決して味わうことのできないものではないでしょうか。
天の川も肉眼で見えるほど、手が届きそうな空を感じる時間はきっと最高の癒しの時間になります。
キャンプ場をご利用の場合は、キャンプ用の入浴設備はありませんがトイレや水場はそろっています。また、四国カルストには風力発電用の風車があり、人工物と自然のコントラストも見どころのひとつになっています。お食事は食堂も売店もあるので安心です。
例年4月から11月までの期限つき営業なので、是非お見逃しなく。宿泊予約など各種情報はこちらの公式サイトからどうぞ。
四万十はここから!?最後の清流へとそそぐ水流
高知の「四万十川」は全国区の知名度で、最後の清流とも称されます。ですが、その源流がどこなのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
その源流点がこの津野町にあります。不入山(いらずやま)にある四万十川の源流点は「四万十川源流点入口」の標識も出ています。入口と出ているのは、実はその先をさらに30分ほどの沢登りのような道を行かなければならないからなのですが、そこに至るまでの川の透明度も高く、源流点まで遡らなくても十分雰囲気は楽しめます。
四国カルストの「天狗高原」同様、ここに辿り着くまでも一本道で運転が大変ですが、その分秘境感は十分楽しめます。津野町に来たからには、お時間に余裕があれば是非立ち寄ってみるのはいかがでしょう。
山道なので、源流点まで登る場合は履きやすい滑りにくい靴で、汚れても良い服装で行かれることをお勧めします。
よい旅を!
天狗高原・津野町の関連イベント・プラン
津野町には「四万十川」で有名な「沈下橋」の原型ともいわれる一本橋があります。その名も「早瀬の一本橋」
昔は多く存在したという一本橋も現在ではここだけとのこと。幅60cmで長さは9m。平均台のようなこの橋を渡るのはなかなかのスリルではないでしょうか。童心に帰って渡ってみてはいかがでしょうか。
また、「風の里公園」では風力発電用の巨大な風車を間近に見ることができます。家の近所にでもないとなかなか目にすることがない巨大な風車を見に行かれるのもいい思い出になるのではないでしょうか。
天狗高原の動画
素敵な動画をご紹介します!
天狗高原の基本情報
問い合わせ先
津野町役場産業化
0889-55-2021
「天狗高原」に関する各種情報ページ
津野町公式 津野町観光パンフレットページ
※様々なパンフレットがあります
お天気情報はこちらからご確認ください!
天狗高原への行き方・アクセス
公共交通機関
JR土讃線「須崎駅」→ 高知高陵交通バス「梼原行き」→ 「新田」下車 →タクシー利用(タクシー乗車時間約40分)※町営バスがあったが現在は廃線
タクシー情報
新田ハイヤー:0889622145|葉山ハイヤー:0889-55-2613
車
高知自動車道須崎東インター⇒国道197号⇒林道東津野城川線⇒ 県道48号 車で約1.5時間
津野町までのアクセスはこちら
冬季はノーマルタイヤ不可・通行止規制区間設定などがあるので、事前に宿泊予定の宿又は津野町産業課(0889-55-2021)にお問合・ご確認ください。
天狗高原の地図
Tea break -Cover Story-
アクセルペダルを踏んで -天狗高原とアオい山肌-
まるで空を走っているようだ。
カーラジオから流れる他愛無いトークだけが、現実との世界をつないでいる。
山の間を抜ける道路は、季節ごと、そして空模様で大きく表情を変える。
出発のときに昇り始めた太陽は、段々と色を変え鮮やかなグリーンの山肌を照らす。
近代の科学がもたらした、この鉄の塊の中にいながら、フロントガラスに飛び込む
昔からある自然に包まれているような気分に、自然と口の端が緩む。
冬には白いベールを纏うという尾根を望みながら、想像してみる。
きっと、それはまた格別に美しいことだろう。
夜には、満点の星空が拝めるらしい。山の上で満点の星を眺めるなんて
いつ以来だろう。ワクワクが止まらない。
子供の頃のように、流れ星に乗せる願いを指折り数えながら
目の前に迫った上り道に、アクセルペダルを少し強く踏んだ。
【エリア別】日本全国の雲海スポット
日本全国にある定番から穴場までamAtavi編集部がおすすめする雲海スポットを発生しやすい時期の一緒にエリア別でまとめています。本格的な登山が必要ない車やロープウェイなどで行けるスポットを中心にご紹介しています。
紅葉ライトアップ情報
紅葉ライトアップ特集
日中のもみじ狩りも素敵ですが、ライトアップされて赤く染まる紅葉も幻想的です。日本全国の紅葉のライトアップの最新情報をエリア別でご紹介しています。
↓こちらから特集ページをご覧いただけます
>>【エリア別】紅葉ライトアップの最新情報
あわせて読みたいおすすめの記事
高知エリアの関連記事
秘境・山旅の関連記事