佐賀県には素敵な見どころがたくさんありますよね。
吉野ケ里遺跡や唐津城などの史跡や遺跡なども多いこのエリアですが、呼子のイカや伊万里牛などのグルメも豊富ですよね!そんな佐賀県には、春の桜、秋の紅葉やライトアップも楽しめる庭園があります。
今回はこの「御船山楽園」を中心にご紹介します!
佐賀 御船山楽園のみどころ
御船山楽園ホテルも併設された宿泊でも楽しめる場所
江戸時代に整備された「御船山楽園」は15万坪という広大な敷地を誇り、御船山の麓に位置します。その名の通り、御船山を中心として作り上げられました。
そして、1966(昭和41)年に「御船山楽園ホテル」が誕生しました。それから半世紀を超えいまなお進化を続けるこのホテルは、ランプを使ったアート作品をロビーに配すなど、現代から未来へのアプローチを続けながらも、本来の歴史と趣きのある雰囲気も損なわない、不思議でありながら優美な空間を魅せます。
幕末・明治・大正と活躍した佐賀藩主の鍋島直大の佐賀別邸として、大正時代に建築された邸を、その原形のまま「御船山楽園ホテル」に移し現在に至っており、明治大正期の建築を楽しむことができます。
まさに時代をさかのぼり、高貴で優美な建築のなか、ここにしか流れないゆったり贅沢時間を楽しんでみてはいかがですか。
佐賀 御船山楽園のおすすめポイント
夜間営業やライトアップがすごい
春の桜の時期や、秋の紅葉のシーズンには日中営業とは別に夜間営業が実施されます。
夜間営業ですから、当然ライトアップが実施されるわけですが、広大な庭園なのでとても効果的に灯りがともります。日の光に照らされた自然庭園の姿ももちろん優美ですが、ライトアップはまた圧巻。
パンフレットなどを詳しく見れるほどの光源はありませんので、携帯のライトを使うか、ポケットに入るほどのライトを持参すると便利ではないでしょうか。
闇夜に浮かび上がる、桜や紅葉に酔いしれながら時のたつのも忘れてみてはいかがでしょうか。また、園内は急勾配の場所や段差等もありますので、歩きやすいお履き物でお出かけください。
2023年桜 ライトアップ情報
花まつり – 桜
開催情報
開催日時 2023年3月17日(金)~4月2日(日)
ライトアップは18:30~22:00
※昼は8:00~18:30
入園料
昼夜共通:大人(中学生以上)600円、小学生250円
※竹林亭・御船山観光ホテルに宿泊の方は入園無料
桜からツツジへ 時期を合わせて春の訪れを感じよう
「御船山楽園」を訪れる方に特に人気なのがツツジ。春の一時期しか咲かないけれど、その満開の様子は圧巻。その数はなんと20万本と聞けば期待せずにはいられないですよね?
色とりどりのツツジは、互い違いに編まれたアートのように御船山の最大の見どころといっても過言ではない美しさを誇ります。満開の時期に訪れた方は、ほとんどの方が大満足されるようです。
そして、ツツジの時期よりも少し早く桜が咲き乱れます。「染井吉野」「大島桜」「山桜」「八重桜」と種々の桜が、美しさを競うように次々に可憐な花びらを開くのです。その数はなんと2,000本。岩肌を覗かせる御船山とのコントラストも見どころのひとつです。
そして、桜の時期は夜間営業でライトアップも実施されます。近年増えてきた桜のライトアップですが、「御船山楽園」の池に映りこむライトアップされた桜もまた趣きがあります。
混雑が予想されますが、是非足を運んでみてください。また、気候により桜、ツツジ、藤などの満開の時期が変動しますので、事前の運営元にお問い合わせになるなど、お出かけになる前に確認すると最高な景色に出会える確率もグッとあがるのではないでしょうか。
紅葉は必見!ライトアップのさかさ紅葉も見ておきたい
春の訪れを告げる花のご紹介をしましたが、もうひとつの大注目が紅葉です!
クラブツーリズム
ツツジの見ごろと並んで「行ってよかった!」という声が多いのが紅葉のシーズンです。例年11月頃から色付きを深めてゆく紅葉ですが、この紅葉シーズンにも夜間ライトアップが施され、夜間営業が実施されます。
水面に映りこむ紅葉が凄くよかった!という方も非情に多くいらっしゃるようです。もちろん、昼には全く違う表情を魅せるのでどちらも楽しんでみたいものです。
旅程に合わせ日中に訪れ楽しむか、夜間のライトアップを堪能するか、どちらも見たいというのもありですよね。日中と夜間では、美しさの質も異なるので是非訪れてみてください!
佐賀 御船山楽園の関連イベント・プラン
「御船山楽園」では、通常のライトアップとは異なり光を使ったプロジェクションマップなどのイベントを夜間営業で開催していることがあります。
2023年はかみさまがすまう森が7月14日(金)~11月5日(日)の期間で開催しています。
チケットも公式サイトから購入できるので便利です。お時間が合えば、まったく違う「御船山楽園」を見に行かれてはいかがでしょうか。
佐賀 御船山楽園の動画
素敵な動画をご紹介します!
佐賀 御船山楽園の基本情報
利用案内
営業日
年中無休
営業時間
8:00~17:00
※季節・イベントにより閉園時間が変動するので公式サイト本日の開園時間・入園料からご確認ください
※イベント期間中は夜間営業があり別料金で楽しむことができます
休業日
無休
料金
- 大人 : 400円~(※イベント等により変動)
- 小学生 : 200円~(※イベント等により変動)
-イベント開催時や夜間開園時等、大幅に価格が大幅に異なるので公式サイト本日の開園時間・入園料からご確認ください。
チームラボかみさまがすまう森(アート展)
のチケット情報
- 平日大人 :1,200円
- 土日祝大人 :1,400円
- 平日中高生 : 800円
- 土日祝中高生:1,000円
- 平日小学生 : 600円
- 土日祝小学生: 800円
※平日は8月14日~16日を除く
※土日祝は土日祝および8月14日~16日
その他、『アート展 (全作品) +サウナ「らかんの湯」セットチケット (予約制/定員制)』や 『アート展 (屋内作品)+サウナ「らかんの湯」セットチケット (予約制/定員制)』もあります。詳しくは公式サイトをご確認ください
問い合わせ先
御船山楽園
連絡先:0954-23-3131(御船山楽園ホテル)
佐賀 御船山楽園に関する各種情報ページ
竹林亭
※ワンランク上のご宿泊はこちらからが便利
佐賀 御船山楽園への行き方・アクセス
公共交通機関
-佐賀駅から
JR佐賀駅(特急みどり) → 武雄温泉駅 → 徒歩 → (JR九州バス)武雄温泉駅南口 → 御船山楽園 下車 徒歩約4分
車
-佐賀空港から
→県道49号線→ 県道313号線→ 国道444号線→ 県道339号線→ 国道34号線
駐車場
あり
佐賀 御船山楽園の地図
Tea break -Cover Story-
紅の楽園と『ありがとう』
いつも旅行というと、あまり何も調べずに行く習性。それをよく咎められる。
ただ、一応僕なりに理由はあって、日頃画一的な生活をしているのに自分で決めたとは言え
「予定」と名の付くものに縛られたくないからだ。
あまり理解されないんだけれど・・・。
チェックイン後、軽い食事をとりながら、どこへ行くかの思案。
温泉に入りたいという意見は採用され、県内で有名な温泉地を探す。
名の知れた温泉地があったので、行き方を探す。
車を借りた方が近かったが、温泉から出てすぐに冷えたビールを飲みたくて交通機関を使うことにした。
こうして、始まった”旅中の旅”の車窓には、当然ながら見慣れない景色が映り、子供のように目を奪われた。
到着した最寄駅から目的の温泉までは、徒歩で15分ほどだったので、軽い運動と徒歩で向かう。
たどり着いた趣のある温泉は、芯まで温まるだけでなく、休日を満喫という言葉がぴったりだ。
ぬるい浴槽で、ほとんど半分眠ったような状態で体中をほぐした。
入浴後、駅へ戻る道すがら、軽くビールを頂いた。うーん、幸せだ!なんて、普段言わない言葉が口をつく。
まだ時間が早いこともあり、近くの観光スポットを探すと「楽園(?)」があるようなので行ってみることにした。
30分くらいのウォーキング。旅は普段より歩く!これも密かなモットーだったりする。
(嫌な顔されるけど・・・。)
夕暮れの少し前に「楽園」に着いたとき、彼女の”嫌な顔” は ”輝きの笑み” に変わった。
紅葉が始まった楽園は、鮮やかな赤、深い緑、枯れた黄色、幾つもの色が塗り重ねられていた。
ゆったりとした時間。
そうした時間の中で心は緩む。
そんな時、いつも共にいてくれることにじんわりとした感謝が湧いてくる。
もちろんいつだって感謝の想いはあるんだ。
だけど、改めて認識できるこの時が、僕は旅の中で一番好きな瞬間だ。
そんなこんなで、せかせかした旅行が嫌いなんだよ。といい加減な自分に心の中で言い訳する旅先の秋の夕暮れ。
あわせて読みたいおすすめの記事
佐賀エリアの関連記事
桜・つつじ・紅葉・庭園の関連記事