新潟県との県境、山形県小国町に『赤芝峡』という遊歩道沿いをゆっくり歩くことができる渓谷があります。
この赤芝峡は手つかずの自然が残り、紅葉の名所として人気を集めています!
そこで今回は赤芝峡での紅葉や新緑の見ごろの時期をはじめ、少し分かりづらい駐車場の情報や電車と一緒に渓谷を見られるタイミングなどを詳しく紹介していきます。
目次
赤芝峡とは?
赤芝峡(あかしばきょう)は朝日山系の荒川と飯豊山系の横川が合流点から下流に広がる磐梯朝日国立公園の一部です。
切り立った崖沿いが紅葉の時期になると一面が真っ赤に染まることから、「日本の赤壁」とも呼ばれています。
その川と渓谷沿いに約1.2km(片道30分ほど)の遊歩道が整備されていて、紅葉の見ごろになると非常に多くの人が訪れる山形県でも有数のスポットです。
赤芝峡のみどころ
赤芝峡での紅葉の見ごろの時期は?
渓谷の周囲にはヤマモミジやブナ、ミズナラ、カエデなどが自生していて、例年10月下旬~11月上旬にはそれらが赤やオレンジ色に染まる姿は絶景です。
遊歩道からは川や渓谷、自生する樹木を眺められ、一部の場所では紅葉や緑のトンネルを形成しているのでいろいろな表情を楽しむことができます。
また、樹木だけでなく遊歩道からは渓谷ならではの風景も見ることができます。
最新の紅葉状況
(山形県小国町観光協会公式フェイスブックページ)
赤芝峡のライブカメラ
(国土交通省 飯豊山系砂防事務所公式サイト)
※「⑧荒川・赤芝峡」をご確認ください
赤芝峡での必見スポット
遊歩道沿いにはいくつもの見どころが点在していますのでおすすめスポットをご紹介します。
遊歩道を横切る滝や沢
遊歩道沿いには荒川に注がれる6つの滝や沢を見ることができます。
※下流(新潟県)側から
・打たせ滝
・金堀沢
・デキダキ沢
・田代沢・道六神沢
・大石沢
・コウリトリ沢
渓谷ならではの奇岩
赤芝峡ではむき出しの岩壁や中洲のような一枚岩など、渓谷ならでは風景に出会うこともできます。
特にクラゲ岩はまるでクラゲが河原に打ち上げられたように見えるユニークなスポットになっています。
遊歩道から渓谷を渡る電車が見られる!
赤芝峡の遊歩道からは渓谷を渡るJR米坂線(よねさかせん)の電車を眺めることができます。
JR米坂線は山形県の米沢駅から新潟県村上市の坂町駅を結んでいます。
遊歩道から電車を眺められるスポットは?
電車(厳密にはエンジンが付いた気動車)を見られるスポットは2か所あり、そのどちらも荒川にかかる橋を渡る電車を眺められます。
具体的には、後述する第一駐車場と第二駐車場のそれぞれ近い場所です。
列車を見るためにおすすめの時間帯(目安)は以下です。
(トンネルを出て橋を渡る電車が見える時間帯で、平日・土日休日共通です)
※2020年9月時点での時刻表を元に算出しています
第一駐車場側(上流・小国町側)
10:00~10:10頃(快速べにばな)
14:00~14:10頃
第ニ駐車場側(下流・新潟側)
11:50~12:00頃
14:15~14:25頃
上記以外の時間帯や最新の時刻表はこちらよりご確認ください。
新緑の季節もおすすめ!
赤芝峡は実は新緑の季節もおすすめです。
紅葉の時期に染まっていた木々が例年5月中旬ごろには青々と萌え、秋とは全く違う表情を見せてくれます。
赤芝峡の駐車場は?
赤芝峡遊歩道の駐車場は少しわかりづらい場所にあるので詳しく紹介していきます!
いずれの駐車場も国道113号線沿いにあります。
赤芝峡遊歩道に2か所ある駐車場の地図
第一駐車場(上流・小国町側)
マップコード(目安)
555 551 752*55
スノーシェッドを抜けた直後の右手の側道から入ります
国道113号線を小国市街地から新潟方面に向かって、スノーシェッド(覆道)を抜けた直後の橋・横根トンネル手前にある右の側道を入ります。
(新潟方面から進入すると鋭角に左折する形になります)
※スノーシェッドとは雪を避けるための屋根やトンネルのことです
第二駐車場(下流・新潟側)
マップコード(目安)
555 549 659*67
橋・横根トンネル手前の側道から入ります
(電話ボックスが目印です)
国道113号線を新潟方面から小国市街地に向かって、横根トンネル直前の橋の手前の側道を左に入ります。
その先で線路をくぐった(高さ制限3.6m)奥に駐車場があります。
渓谷とスノーシェッドを一望するスポット
遊歩道とは別に渓谷を一望できるスポットがあります。
こちらも国道113号線沿いで小国市街地から赤芝橋を渡った直後に看板があり、駐車場へ入れます。
(前述の第一駐車場よりも500mほど上流寄りにあります)
赤芝橋の上はスノーシェッドと渓谷を一望できる写真スポットとして人気です。
※赤芝橋は歩道がなく路側帯のみなので、橋を歩く際には充分に気を付けてください。
(国道ですので交通量も多いです)
赤芝峡とスノーシェッドを一望できるスポットの駐車場地図
入口のストリートビュー
以前は赤芝峡ドライブインが営業していましたが、現在は駐車場になっています。
まとめ
・赤芝峡は山形屈指の紅葉スポットとして「日本の赤壁」ともいわれている
・紅葉の見ごろの時期は例年10月下旬~11月上旬
・遊歩道からは滝や奇岩などの渓谷美を堪能できる
・渓谷を渡るJR米坂線の車両も見ることができる
・駐車場は上流・下流にそれぞれ1ヶ所(合計2ヶ所)あり、どちらも国道113号線から入る
山形・小国町で秋ならではの絶景を堪能してみるのはいかがでしょうか?
小国町市街方面に5分ほど国道を進むと「道の駅 白い森おぐに」もあり、特産品やグルメも堪能できるのでおすすめです!
赤芝峡の動画
まさに絶景というべき赤く染まった赤芝峡の様子が収められたドローン映像をご紹介します
赤芝峡の基本情報
利用案内
営業時間
24時間開放
休業日
なし
料金
無料
問い合わせ先
小国町役場
0238-62-2416
赤芝峡に関する各種情報ページ
赤芝峡の案内ページ
(小国町観光協会)
赤芝峡への行き方・アクセス
公共交通機関
JR米坂線 小国駅より町営バス(南武線)で約10分、「赤芝峡」バス停で下車
バスの運賃・時刻表
※時刻表は3ページ目の「★南部線」をご確認ください
車
JR小国駅より車で約10分
日本海東北自動車道「荒川胎内IC」より国道113号線を南陽・関川方面に進み約35分
山形自動車道「山形蔵王IC」より国道113号線・国道13号線経由で約100分
駐車場
あり
(無料/前述の場所をご確認ください)
赤芝峡の地図
山形県西置賜郡小国町大字小渡
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日中のもみじ狩りも素敵ですが、ライトアップされて赤く染まる紅葉も幻想的です。
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