東海道屈指のパワースポット『三嶋大社』は東京方面からのアクセスも良いため人気の神社です。
そこで今回は三嶋大社のご利益や境内の見どころ、お祭り情報をはじめ、アクセス方法・駐車場情報まで詳しく解説してきます!
目次
三嶋大社とは?
創建年代は不明ですが奈良時代の書物にも三嶋大社の神様の記述があり、その歴史は古いです。
その由緒から伊豆國一之宮(その地域で最も社格が高い神社)とされています。
源頼朝がここで源氏再興の祈願後に旗揚げをして鎌倉幕府を開き、その後も篤く信仰したため武門の崇敬を多く集めていました。
(境内には源頼朝や正室の北条政子ゆかりのスポットも多数あります)
江戸時代になると、東海道(現在は旧東海道)に面していたこともあり、たくさんの旅人が参拝に訪れ、愛知県の熱田神宮、知立神社(ちりゅうじんじゃ)とともに「東海道三社」に数えられるようになりました。
三嶋大社のご祭神
三嶋大社に祀られている神様は下記の二柱で、総称して三嶋大明神とされています。
大山祇命(おおやまつみのみこと)
山と海をつかさどる神様
事代主神(ことしろぬしのかみ)= 恵比寿様
託宣や海、福の神様
三嶋大社の主なご利益
三嶋大明神のご利益は以下と考えられています。
・農業や林業、鉱山業などの大地の恵みに関する守護や繁栄
・海上の安全・豊漁
・商売繁盛
・金運アップ
・開運
・安産
など
三嶋大社のゆかりに関するご利益
源頼朝が三嶋大明神に源氏再興の誓いを立て鎌倉幕府を開いたことから、必勝祈願や合格祈願にもご利益があると考えられています。
また、三嶋大社で授けてもらえる縁結びのお守りを持つことで、良縁祈願が成就したという口コミもひそかに広がっていて隠れた人気となっています。
三嶋大社での参拝作法
一般的な二拝二拍手一拝です。
(二拍手の後に手を合わせながら祈ります)
その他の作法も以下のような一般的なものと同じです。
・鳥居をくぐる前に会釈をする
・境内に入ったら脱帽する
・参道の真ん中(正中/せいちゅう)を通らない
・手水舎でお清めをする
三嶋大社へのアクセス方法・駐車場情報
交通手段別のアクセス方法
公共交通機関でアクセスする場合
JR東海道本線・新幹線、伊豆箱根鉄道 三島駅南口より徒歩約15分
三島駅からバスを利用する場合
東海バスで約5分、「三島大社前」バス停下車すぐ
路線バスの時刻検索
(MOKIKU公式サイト)
※「三島駅」と「三嶋大社前」を入れて検索してください
もしくは、三島市内循環バス「せせらぎ号/東回りルート」(100円/回)に乗り約分、「大社西」バス停で下車、徒歩約1分(三嶋大社の西参道入口まで)
せせらぎ号の時刻表
(三島市公式サイト)
※東回りをご確認ください
※容量が大きいPDFファイルなのでご注意ください
レンタサイクル(シェア型)も利用できる
三島市ではシェアサイクル「ハレノヒサイクル」が展開していて、市内20か所に無人の貸出ステーションを設置しています。
15分/100円単位で借りられて別ステーションへの返却もできるので便利です。
三島駅周辺にもステーションがあるため、三嶋大社だけでなく源兵衛川などへの観光にも便利です。
自転車だと三島駅南口から三嶋大社までの所要時間は約5分です。
ハレノヒサイクルの利用案内ページ
(ハレノヒサイクル公式サイト)
車でアクセスする場合
東名道車道「沼津IC)より国道246号線、1号線、県道22号線経由で約20分
伊豆縦貫自動車道(無料区間)「長泉IC」より県道21号線経由で約15分
三嶋大社周辺の駐車場情報
住所(目安):静岡県三島市大社町17
マップコード:50 140 053*06
三嶋大社が管理する参拝者向けの有料駐車場(68台収容)が境内に隣接する形であります。
ただし、年末年始(12/31~1/3)と例祭期間(8/15~8/17)は利用ができないのでご注意ください。
駐車料金
200円/1時間
※三嶋大社で祈祷を受けた場合と宝物館を拝観した場合は駐車料金が無料になります
参拝者向け駐車場の地図
また、周辺には市営はじめ、民間運営やコインパーキングの駐車場も点在しています。
市営駐車場の紹介ページ
(三島市観光協会公式サイト)
初詣期間には周辺で交通規制が実施される
三嶋大社には例年、初詣期間に60万人以上が参拝に訪れます。
そのため、この期間では通行禁止や一方通行などの交通規制が実施されるので注意が必要です。
例年の交通規制期間
12月31日の23:30~翌1月1日の1:30
初詣期間の無料臨時駐車場
初詣期間には隣接する参拝者向けの駐車場の利用ができませんが、少し離れた場所に無料の臨時駐車場が開設されます。
※以下は例年開設されている駐車場の情報です
川原ヶ谷無料駐車場(130台収容)
三嶋大社 大鳥居まで徒歩約10分
住所(目安):静岡県三島市川原ケ谷6
マップコード:50 141 281*54
開放期間
12月31日 22:00~1月1日 17:00
1月2日 8:00~1月3日 17:00
南二日町広場駐車場(140台収容)
三嶋大社 大鳥居まで徒歩約15分
住所(目安):静岡県三島市南二日町22-10
マップコード:50 111 105*11
開放期間
12月31日 20:00~1月1日 17:00
三嶋市民体育館(70台収容)
三嶋大社 大鳥居まで徒歩約15分
住所(目安):静岡県三島市文教町2-10-57
マップコード:50 170 077*22
開放期間
12月31日 20:00~1月1日 17:00
1月2日 8:00~1月3日 17:00
バスツアーで行くのもおすすめ
三嶋大社にはバスツアーを利用して行くのもおすすめです。
人気のバスツアー会社「クラブツーリズム」では、関東各地を中心に関西や東海エリアなどから出発して三嶋大社を含む伊豆や富士山周辺の観光スポットを周遊する日帰りもしくは宿泊付きのツアーを企画しています。
三嶋大社を含むツアーの探し方
①下記の「クラブツーリズム公式サイト」のリンクをタップ
②遷移先の画面右上にある「ツアー検索」のボックスをタップ
③検索条件画面の下部「さらに条件を追加する+」をタップ
④「キーワード検索(観光地等)」に『三嶋大社』を入力
⑤「検索」ボタンをタップすると出発地ごとのツアーが出てきます
※時期や定員などにより催行されていない場合もあります
三嶋大社のみどころ
必見スポットが満載!
三嶋大社の境内にはたくさんの見どころがあるので紹介します。
源頼朝・北条政子ゆかりのスポット
厳島神社
境内での場所:参道を入ってすぐの左側の池に浮かぶ小島
北条政子が勧請・信仰したとされ、池に浮かぶ朱色の社がとてもきれいです。
相生松
境内での場所:参道を入ってすぐの右側の池の手前
源頼朝が参拝した際に従者がここで警護をしていたと伝えられています。
腰掛石
境内での場所:神門の右側手前
源頼朝が平家追討のため、百日参りをした際に腰を掛けていたと伝わる石です。左の大きい石に頼朝、右の小さい石に北条政子が腰掛けていたといわれています。
神社建築
本殿
江戸末期に建立され、現在は国の重要文化財に指定されています。
本殿・幣殿・拝殿の造りとなっていて、日本有数の規模です。
正面からだけでは、その大きさが分かりづらいので参拝の際には横に回って、その規模を体感してみるのがおすすめです。
また、拝殿の上と両角に施されている彫刻は神話が題材になっているなど、一見の価値があります。
ご神木の金木犀と桜
ご神木の金木犀(きんもくせい)
三嶋大社のご神木は、全国的にも珍しい金木犀(キンモクセイ)で、その樹齢は1200年以上と言われ、国の天然記念物にも指定されています。
金木犀(キンモクセイ)の開花時期
例年、9月上旬~中旬(1回目)、9月下旬~10月上旬(2回目)
※三嶋大社の金木犀は秋に2回咲きます。
開花状況などが公開されるお知らせページ
(三嶋大社公式サイト)
桜
参道の両サイドや池の周囲にはソメイヨシノやしだれ桜など5種類の桜が植えられています。
桜の開花時期
例年4月上旬~中旬
※桜の種類により、開花・満開の時期が異なります。
開花状況などが公開されるお知らせページ
(三嶋大社公式サイト)
その他、境内の見どころはこちら
(三嶋大社公式サイト)
三嶋大社での主な祭りやイベント
桜のライトアップ
桜の開花時期になると参道脇に出店が軒を連ね、夜間には灯篭でライトアップされます。
開催期間
3月下旬~4月中旬(見ごろが終わるまで)
ライトアップ時間
例年18:00~21:00
夜桜ライトアップの最新情報はこちらの記事で紹介しています
三嶋大祭り
毎年8月16日に行われる三嶋大社の最重要祭事「例祭」に合わせ、8月15日~17日の3日間で開催される三島市最大のイベントです。
3日間で30万人ほどの人出があります。
特に16日に行われる「頼朝公旗挙げ行列」は頼朝役を芸能人が演じ、人気の催しになっています。
主な歴代の源頼朝役
2023年:あばれる君
2022年:大泉洋さん
2021年:中止(新型コロナの影響のため)
2020年:中止(新型コロナの影響のため)
2019年:滝藤賢一さん
2018年:つるの剛士さん
2017年:木下ほうかさん
2016年:前川泰之さん
2015年:筧利夫さん
2014年:永井大さん
2013年:神保悟志さん
三嶋大祭りホームページ
(三嶋大祭り公式サイト)
境内の必食グルメ「福太郎餅」
三嶋大社の名物が「福太郎餅」です。
神門を正面にして右手にある売店施設、大社のよりどころに入っている「福太郎本舗」で販売されています。
福太郎餅はこしあんでくるんだ草餅(ヨモギ)のことで縁起物の食べ物として大社名物とされています。最近ではこしあんの形がリーゼントのようだとSNSに投稿する人が多くなってきています。
また、店内には畳の休憩室があり、お茶と福太郎餅2個のセット(250円)を多くの人が注文しています。お土産用も販売されていますが商品の性質上、当日に食べ切るのがおすすめです。
営業時間
8:00~17:00
(定休日はありません)
まとめ
・三嶋大明神は2柱の神様をまつっていて様々なご利益がある
・アクセスは三島駅から徒歩圏
・初詣期間は交通規制が実施され、臨時駐車場も開設される
・境内には見どころが満載で名物の福太郎餅もおすすめ
・桜の時期や三嶋大祭りの開催のときにはたくさんの人が訪れる
東海道有数のパワースポットで色々な楽しみ方をしてはいかがでしょうか?
三嶋大社の動画
参道から本殿・拝殿までの道のりを映像でまとめました
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三嶋大社の基本情報
利用案内
参拝時間
参拝自由
(社務所は8:30~17:00)
閉門日
なし
拝観料
拝観無料
※宝物館は一般:500円、大学生・高校生:400円、小中学生:300円
問い合わせ先
三嶋大社
055-975-0172
三嶋大社に関する各種情報ページ
三嶋大社の地図
静岡県三島市大宮町2-1-5
三島市と沼津市のオススメ観光コース
「水の都」三島市と「海鮮の街」沼津市はとても近く、パワースポット・清流と海まで、半日でめぐることができるので、こちらの記事で紹介しています。
SNS映え間違いなしの清流「源兵衛川」と「柿田川」
三嶋大社から歩いて約10分(源兵衛川まで)
駿河湾のグルメが大集合「沼津港飲食店街」
三嶋大社から車で約30分
三島から温泉や観光を楽しめるスポット
熱海
三島駅から:JR熱海駅まで東海道線で15分
※車では三島駅から約1時間です
関東周辺の人気温泉・観光スポット「熱海」も三島からすぐに行くことができます!主要観光スポットには乗り放題のバス乗車券で行くことができて、日帰り温泉や宿泊施設も充実しているのでおすすめです!
こちらの記事で熱海でのおすすめ移動手段や観光スポット、日帰り温泉などの情報を詳しく紹介しています。
修善寺
三島駅から:修善寺駅まで伊豆箱根鉄道 駿豆線で35分
※車では三島駅から約35分です
「伊豆の小京都」とも称される落ち着いた雰囲気の伊豆半島最古の温泉地では、温泉だけでなく梅や紅葉、竹林などの四季の移ろいを楽しめるスポットが多数あるのでおすすめです。
こちらの記事で修善寺のおすすめ観光スポットや梅や紅葉の見ごろ、ライトアップ情報などを詳しくご紹介しています。