愛知県には全国的に有名なスポットや、グルメなどが多く、行ったことがないという方も「知ってる!」がたくさんあるのではないでしょうか。
そんな愛知のなかで一番の規模を誇る都市名古屋。その中でも超がつくほど有名な観光スポット熱田神宮・名古屋城を中心にご紹介します!
目次
名古屋『熱田神宮・名古屋城』のみどころ
熱田神宮
熱田神宮は言わずと知れた、愛知県名古屋市熱田区にある神社であり、三種の神器のひとつである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社としても広く知られています。特に元号が令和へと変わる際には何かと話題にもなったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
※三種の神器とは日本神話において、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ニニギ)が天照大神(アマテラスオオミカミ)から授けられたという鏡・玉・剣のことを指します。
熱田神宮の主祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)です。
創建は古く、第12代景行天皇の時代、日本武尊(やまとたけるのみこと)が神剣を今の名古屋市緑区大高町火上山に留め置いたまま、三重県亀山市能褒野(のぼの)でなくなられた際に、お妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)が神剣をお祀りになられたことによります。
それ以降、あの伊勢神宮に次ぐ権威ある神社として栄えることになりました。
当然のことながら、国宝や重要文化財も多く一見の価値ありです!!
また、境内には本宮を始め別宮・摂社末社が、境外にも摂社・末社が祀られています。
名古屋城
名古屋城の本丸御殿は大坂城や江戸城にも並ぶ規模で、天守の高さでは後塵を拝すものの総延床面積は約4,500平方メートルと最大規模の建物でした。本丸御殿においては約3,000平方メートルの平屋建てで、高さは一番高い所は約12.7mもありました。
大坂城の豊臣の軍勢との武力衝突に備え、江戸幕府により築城・拡張された城のひとつでした。これらは工事は、天下普請(てんかぶしん)によって行われました。江戸城や京都の二条城なども天下普請により城郭が築かれたことで有名です。
※天下普請とは徳川幕府が全国の諸大名に命令し、行わせた土木工事のこと
全国的に見た場合にそのような名残も少なくなり、観光名所としての役割も大きい名古屋城ではイベントも一年を通して多く開催されています!
名古屋城から熱田神宮は近い!?行き方は
熱田神宮から名古屋城は車利用の場合でおよそ20分程度の距離に位置しています。観光を兼ねて訪れるにはちょうど良い距離にある名古屋の2大観光スポットはどちらも多くの人が足を運びます。観光で訪れた際には是非両方訪れたい場所です。
地下鉄(名城線)を利用する場合は駅からの徒歩も含めて約30分程度で異動することができます。
それぞれのスポットの最寄り駅には名城線以外の駅や路線もありますが、熱田神宮と名古屋城のルートには名城線が便利です。最寄駅情報はこちらから
名城線を利用する場合・・・熱田神宮:神宮西駅|名古屋城:市役所駅 をそれぞれ利用することになります。駅からの距離はそれぞれ徒歩約10分前後となりますので、名古屋の街並み散歩を楽しんでください。※車の場合はカーナビをご利用ください。
熱田神宮・名古屋城のおすすめポイント
初詣も人気!それだけじゃもったいない足繁く通いたいスピリチュアルパワースポット
名古屋南部の「熱田の杜」に位置する熱田神宮はその昔から「熱田さん」と呼ばれて親しまれてきました。現在も年間でおよそ600万人を超える参拝者で賑わいをみせています。
また初詣の参拝先としてもとても人気が高く、地元名古屋はもとより全国の人々が訪れるので非常に活気あふれるなかでの新年のスタートが切れそうです。
三種の神器の一つ草薙剣(くさなぎのつるぎ/天叢雲剣「あまのむらくものつるぎ」ともいう)を祀る熱田神宮は、古来から朝廷や武将の崇敬を集める伊勢神宮に次ぐ神格としても有名です。
また、歴史上の人物でいえば「源頼朝」の生地であったり、桶狭間の戦いで有名な「織田信長」がこの戦いの前にこの地を訪れ必勝祈願をしたことでも有名です。
このように長く古い歴史を持ち今なお愛され続け信仰を集める熱田神宮では、ここを訪れる多くの人々から、参道の杜を抜けるときに空気の違いを感じるという声が聞かれます。
また、熱田区神宮と地名にもなるほどですから交通至便。その点も人を引き付ける要因かもしれません。
近鉄名古屋線の神宮前駅と地下鉄名城線の神宮西駅(2番出口)の2駅利用で徒歩10分圏内という便利さは、地元民だけでなく旅行者にも足を運びやすく旅程にも組み込みやすいです。
無料駐車場も完備されているので、マイカーやレンタカーでのお出かけも便利です。
※ただし、年末から松の内は一般の方は駐車不可なので初詣にお出かけの際は交通機関の利用が不可欠です。
また、年末年始には交通規制もあるので熱田神宮 公式サイトをご確認ください。
都会のなかにふっと現れたようなオアシスを彷彿とさせる熱田の杜には遠い昔から人々の心の拠り所となってきた歴史がありそれ相応の力が溢れる泉のような場所だからこそ長く信仰を集めてきたのではないでしょうか。
是非、その力を感じに一度参拝へいかれてみてはいかがでしょうか?
名古屋城の天守閣は復元工事へ!本丸御殿は公開へ!
2006(平成18)年に、その基本設計がなされた「名古屋城 本丸御殿」の復元計画が、いよいよ工事開始10年の歳月と150億という費用をかけ完了。
2018年6月8日より再度公開されました!!
時代が蘇ったような絢爛豪華な世界を垣間見ることができ、視線を釘付けにします。再公開を待ちわびていた方は、すでにその姿を目にしたという方も多いのかもしれません。
これだけの費用をかけて復元されたものが素晴らしくないはずありませんので、まだの方や初めての方は是非足を運んでみてください。
名古屋城本丸御殿は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615(慶長20)年に徳川家康の命によって建てられました。
1930(昭和5)年には天守閣とともに国宝にも指定されているのですからその価値がわかります。屈指の名城として知られていた名古屋城ですが1945(昭和20)年の空襲により残念ながら建物の大部分が焼失してしまいました。
そのような経緯のもあり復元されるまでには約10年の工事期間をかけ、満を持してお目見えとなったわけです。
この公開と入れ替わるように、2018(平成30)年5月より「天守」が閉鎖され復元工事が始まりました。これにより「小天守・大天守」が入場禁止区域となりました。
計画では2022年末の完成を目指していましたが、実質先送りとなりました。
ストリートビューを見ることができます
名古屋城は他の大規模な城郭とは異なり、戦前までほぼその原形を保っていたために内部の写真の他、設計図や築城・改築・補修に関する資料が多く残されていたことが功を奏し、復元に関しては必要十分にある資料が役立てられるそうです。
完璧に復元された名古屋城の天守も待ち遠しいですね!新しいのに古いという体験は今も本丸御殿で進行中です。
現在も住民向け説明会などが開催されていますが、一日も早い復元が待たれます。色々と議論を呼んではいますが、皆が注目する名古屋城の生まれ変わった姿を近い将来、皆の望む形で目にすることができると素敵ですね。
名古屋城のみどころは派手な部分だけではありません!「清正石」にはとても人が運んだとは思えないような大きな石が!
また「名古屋城西南隅櫓」は「天守」のベストスポットなので、復元工事が終われば絶対に訪れたいみどころのひとつ!
他にも「二ノ丸庭園」では、木々や花々・枯山水なども堪能できますよ!是非楽しんでみてください。
料金・割引について
通常料金
区分 | 個人 | 30人以上の団体 | 100人以上の団体 |
---|---|---|---|
大人 | 500円 | 450円 | 400円 |
名古屋市内高齢者(名古屋市内在住の65歳以上の方。住所、年齢及び本人であることを確認できる書類を持参してください。例:名古屋市発行敬老手帳、運転免許証、パスポート等) | 100円 | 90円 | 80円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 | 無料 |
徳川園との共通券(購入日以外でも使用可)
区分 | 個人 |
---|---|
大人 | 640円 |
名古屋市内高齢者(名古屋市内在住の65歳以上の方。住所、年齢及び本人であることを確認できる書類を持参してください。例:名古屋市発行敬老手帳、運転免許証、パスポート等) | 160円 |
定期観覧券(1年間有効)
区分 | 個人 |
---|---|
大人 | 2,000円 |
名古屋市内高齢者(名古屋市内在住の65歳以上の方。住所、年齢及び本人であることを確認できる書類を持参してください。例:名古屋市発行敬老手帳、運転免許証、パスポート等) | 600円 |
その他の割引
名古屋市交通局で購入できる「ドニチエコきっぷ」等の一日乗車券を見せるだけで、大人500円が400円で割引利用できます!その他の施設でも割引特典を受けられますので、詳しくはこちらからご確認ください
また名古屋観光ルートバス「メーグル」の1DAYパスでも同様に、大人500円が400円に割引になります。詳しくは、こちらからご確認ください。
グルメも外せない!熱田神宮といえばひつまぶし?きしめん?
熱田神宮に足を運ばれた方なら、熱田神宮でのきしめんを想像する方もいらっしゃるかも知れません。境内にある「宮きしめん 神宮店」は、熱田神宮参拝の際に必ず行きます!という方も多く、名古屋名物 きしめん がいただけるお店。
参拝の後にランチとしてこの雰囲気のなかできしめんをすすれば、一種独特な神聖さと相まって名古屋観光を満喫している気分になるのではないでしょうか。これほどの規模の神宮のなか風情ある店舗でお食事がいただけるというのはほかの有名な神社でもなかなかない体験だと思いますので、おなかの具合に合わせて参拝の際に立寄られてはいかがでしょうか。
また、近隣にはもうひとつの名古屋名物「ひつまぶし」が味わえるスポットも!
豪勢にがっつりと行きたい!という方はお見逃しなく。ひつまぶしの名店は、熱田神宮付近ではあつた蓬莱軒や、あつた辨天など名店が有名です。
スムーズにおいしく頬張るには、事前のご予約がおすすめです!
熱田神宮・名古屋城周辺の宿泊施設
熱田神宮や名古屋城は都市部からアクセスしやすいので、市内周辺に宿泊するのがオススメです。
ホテルナゴヤキャッスルは部屋から名古屋城と取り囲む緑を背景にしたような絶好のロケーションで、その景色を楽しみながら宿泊できるホテルです。
他にもハイクラス・リーズナブル等複数の宿(じゃらん)が豊富にあります。予算や予定に合わせて素敵な名古屋ステイを楽しんでください。
熱田神宮周辺にも素敵なホテル(じゃらん)が多くあります、熱田神宮や名古屋城以外の訪問予定の観光スポットとの距離などを考慮してホテル選びをしてみてはいかがですか。
2022年「名古屋城 秋の夜間特別公開」開催!
紅葉の季節にあわせ「名古屋城 秋の夜間特別公開」が開催。本丸御殿の夜間公開や二之丸庭園の特別観覧などこの時期だけの特別な名古屋城を楽しむことができます。
■期間 :2022年11月25日(金)~12月8日(木)
■観覧料 :500円(中学生以下無料)
■開園時間:9:00~20:30(閉門20:00)
※11月26日(土)、27日(日)、12月3日(土)、4日(日)、8日(木)は
9:00~20:30(閉門21:00)
※本丸御殿への入館は閉門の1時間前まで
※西の丸御蔵城宝館への入場は16:00まで
期間中は各種イベントも開催されます。(有料、事前応募が必要なものもあります)
詳細は公式サイトや、チラシPDFをご確認ください
2023名古屋城 冬まつり
名古屋城初開門
-日程:2023年1月1日(日)9:00
-場所:正門付近(城内)
-概要:「尾張万歳今枝社中」「名古屋おもてなし武将隊®」「あいち戦国姫隊」「徳川家康と服部半蔵忍者隊」の面々がお出迎え
干支の置物のプレゼント
-日程:2023年1月1日(日)9:00~
-場所:正門と東門
-概要:先着1,000名に2023年の干支の置物をプレゼント
カヤの実入り
「フナンシェ」プレゼント
-日程:2023年1月1日(日)9:30~
-場所:西之丸えんにち受付
-概要:縁起の良い木といわれている推定樹齢600年のカヤの木の実が入った特製「フィナンシェ」を先着200名に無料配布
新春「鯱食堂」お正月料理でオープン
-日程:2023年1月1日(日)~3日(火)、7日(土)~9日(月・祝)9:00~16:30
-場所:西之丸
-概要:お雑煮、きしめんなど「鯱食堂」オリジナルのあったかくて美味しいお正月グルメや定番の名古屋めしを用意
東南隅櫓特別公開(重要文化財)
-日程:2023年1月2日(月)~9日(月・祝)
-場所:東南隅櫓
-概要:江戸時代から残る3つの隅櫓のうち、東南隅櫓を期間限定で公開。
えんにち
●日程:2023年1月1日(日)~3日(日)、9日(土)~11日(月・祝)
●場所:西之丸
●概要:羽子板や独楽(こま)回しなど、日本の文化と伝統を感じるお正月遊びのほか、射的や輪投げなどえんにちならではの遊びも楽しめます。
大道芸(独楽の曲芸)
-日程:2023年1月1日(日)~3日(火)
-場所:西之丸
-概要:大道芸人「独楽太郎(1日・2日)」「オマールえび(3日)」による独楽回しや傘回しなど
ほか企画展等が実施予定です。名古屋城 冬まつりから詳細をご確認ください。
素敵な旅を!
熱田神宮・名古屋城(正月)の動画
素敵な動画をご紹介します!
熱田神宮の基本情報
利用案内
営業日
無休
営業時間
終日
宝物館は 9:00~16:30(入館16:10まで)
休業日
宝物館は毎月最終水曜日とその翌日と12/25~12/31
料金
なし
問い合わせ先
熱田神宮宮庁
連絡先:052-671-4151(月~日 8:30~16:30受付)
名古屋城の基本情報
利用案内
営業時間
9:00~16:30 ただし、本丸御殿へのご入場は16:00まで
※正門・東門から本丸御殿へは歩いて10分程度かかります。本丸御殿へ入場を希望の場合、16:00までに建物の入口へ行く必要があります。
休業日
12月29日~31日、1月1日(4日間)
ただし、催事等により変更となる場合があります
※過去には1月1日から観覧できた年もあるので事前に情報をご確認ください
料金
本文を参照ください
問い合わせ先
名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所
連絡先:052-231-1700
熱田神宮・名古屋城に関する各種情報ページ
熱田神宮・名古屋城への行き方・アクセス
公共交通機関
熱田神宮
名鉄名古屋線 神宮前駅 徒歩 約3分
地下鉄名城線 神宮西駅 徒歩 約7分
名古屋城
地下鉄名城線 市役所駅 徒歩 約3分 ※7番出口
地下鉄鶴舞線 浅間町駅 徒歩 約12分※1番出口
名鉄瀬戸線 東大手駅 徒歩 約15分※1番出口
市バス 栄13号系統(栄~安井町西) 名古屋城正門前下車
駐車場
あり
熱田神宮 東門駐車場(約300台)・西門駐車場(約40台)・南門駐車場(約60台)
17:00閉門
名古屋城 正門前駐車場
8:45~21:30
休業日 12月29日~1月1日
普通車:30分以内ごと180円
※「熱田神宮」は正月三日は利用できません
※「名古屋城」は年末から元日まで休業予定です
事前に確認ください
熱田神宮・名古屋城の地図
熱田神宮
名古屋城
Tea break -Cover Story-
年初めの掌
今年もなんとか無事に終われそうだ。
年賀状もギリギリ。
仕事納めもギリギリ。
大掃除もギリギリ。
毎年同じことをやっているような気がする。。。
というより、やっている。
今年こそは!と思いながら、雪解けから花見、花見から夏休み、夏休みから紅葉、紅葉から年末と
間断なく流れる一年をやりくりするのに精いっぱいで、年末には出がらしのようになってしまう始末だ。
師走に入り4回か5回しかない週末を効率よく使えばいいものを、忘年会だ何だと酒を食らっては無駄にしてしまうのだ。
それでも平等に時は過ぎ、年の瀬は訪れ、挙句年内に済まさなければいけないことに追われる。
成長していないのか、惰性なのかはわからないけれど、大体こんな感じで年が暮れてゆく。
そんな僕でも、年の初めには心を入れ替えようと新年らしく初日の出を見たり、初詣に行ったりする。
ご利益からは縁遠いかもしれないけれど、こんなにもしょうもない僕が一年を無事?越せたことへの感謝と、新しい年をまた無事に迎えられるように。
そう、結局それが一番のご利益なのだから。
幼いころは正月といえば、冬休みとお年玉くらいにしか考えていなかった。
親に手を引かれて連れていかれる初詣はお祭りくらいにしか思っていなかったことを思い出す。
帰りに何を食べるんだろうとか、家を出る前におせちなんかをつまんできたくせに意地汚く思っていた。
大人になり、ささやかながらも自分で暮らしを立ててゆくようになると、今更ながらに守られていたことに気付く。
何かの中にいるときは、そこがどんな場所かわからないことがよくある。
窮屈だったり、目につくものが嫌な形で映ったり、近視眼的な視点しか持てないことが多々ある。
でも、外に出て、自分の足で歩いてある程度来ると、結構面倒なことをしてくれていたんだなと思う。
金を稼ぎ生計を立ててゆくことは、放っておいても自動的にってわけにはいかない。
笑いたくないときに笑うこともあれば、あいつは嫌いだからもう連絡を取るのをやめようなんて簡単に縁を切れないこともある。
そういう中で、文句しか言わず都合のいいときだけ甘えるつたない自分を守っていてくれたんだなと思う。
どんな時でも、元日の朝つまり元旦は手を引かれてこの場所を訪れた。
今でもその習慣を続けているのは、年に一度こんな思い出に浸れる場所だからなのかもしれない。
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