鳥取県は梨や鳥取砂丘も有名ですが、一方でアニメや漫画にゆかりのある土地としてもよく知られています。中でも「名探偵コナン」の作者青山剛昌さんだけでなく、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげるさんの出身県としても広く認知されています。
様々な特徴で有名な鳥取県には多くの人気温泉地がありますが、中でも「はわい温泉」は全国的にも珍しい存在です。この温泉は湖の中から湧き出る変わり種で、日本のハワイと言われることもあり、中四国エリアの中では人気の温泉地を多く抱えていることエリアで有名です。米子の皆生(かいけ)温泉や東伯郡三朝町の三朝(みささ)温泉はそのなかでも特に人気があります。
目次
はわい(羽合)温泉のみどころ
宿からの景色や街並みの美しさに魅せられる
「はわい温泉」は鳥取県東伯郡湯梨浜町にある温泉地で、全国でも珍しい池(湖)から湧き出た特徴的な温泉です。温泉の湧出場所である周囲12kmほどの東郷池(東郷湖)は橋津川によって日本海とつながっている汽湖です。 冬には湯けむりに包まれ、幻想的なムードが漂います。
この東郷池(東郷湖)を取り囲むように広がった温泉地が「はわい温泉」と東郷温泉です。そして特筆すべきは海外のリゾートのように湖上にも温泉施設が存在していることです。湖畔と繋がれた橋の先に露天風呂なんて素敵ですよね。
朝陽や夕陽を間近に感じられる施設も人気で、湖畔の宿からはいつまでも見ていられそうな穏やかな水面と太陽のコントラストや、しじみ漁の船のどこか懐かしい風景を楽しむことができリラックス効果は絶大です。また東郷池の周りには公園等も整備されているので、のんびり散策するのにもうってつけの場所です。
はわい・東郷温泉には、湖底から湧き出る湯をなんと!鯉が教えたという言い伝えがあります。そのために「こいの湯」とも呼ばれることがあり、湖畔にある伯耆國一之宮の倭文(しとり)神社は、安産の神様である下照姫命が祀られていて、若いカップルにも人気があります。
美しい景色と温泉の最強癒しスポットへ是非足を運んでみませんか。
次は湖上の露天風呂があったり、1日に限定5組の宿があったりと、それぞれに特徴がある各宿をご紹介します
はわい(羽合)温泉のおすすめポイント
翠泉・千年亭・望湖楼・羽衣 オススメの宿はどこ!?
「はわい温泉」には複数の宿があり、どこも人気が高いです。最近では県内の温泉地でも人気がじわじわと上昇し時期によっては予約が取れないという場合もあるほどです。
湖上の露天風呂があったり、1日に限定5組の宿があったりと、それぞれに特徴がある各宿をご紹介します。
翠泉
はわい温泉 翠泉(rakuten travel)は1日5組限定ならではの落ち着いた雰囲気を堪能できます。こんなお風呂を堪能できます。
千年亭
千年亭は、東郷湖に迫り出した抜群のロケーションが最大の特徴で、朝・夕に美しい東郷湖の大パノラマが広がる湖上露天や大浴場の他に貸切露天風呂も備えています。
望湖楼
望湖楼は、湖上の露店風呂へ橋を渡っていくというロマンティックな演出のある宿で、絶景を楽しめます。
羽衣
羽衣は、こんな絶景露天風呂の他にも宿泊者無料の併設ゴルフ・グラウンド使用が可能です。※詳しくは宿泊施設へ直接お問合せください。
鯉の湯
鯉の湯は、温泉に加えてリーズナブルな料金と大満足の食事が楽しめることで人気の宿です。
それぞれに特徴のある宿です、どんな宿に泊まるかでその土地の印象もまた大きく変わってきますよね。様々なシチュエーションやご予算に合わせて素敵な宿に宿泊して「はわい温泉」と素敵な鳥取の旅を堪能してください。
倭文神社 安産の神様
「倭文(しとり)神社」は鳥取県内でも有数の安産の神さまとして親しまれているかつての伯耆國(ほうきのくに)一宮です。鳥取県倉吉市にある「倭文神社」は三宮になります。
安産の神として崇敬されている当神社は、伯耆国の一ノ宮です。創立年代は不詳ですが、社伝によれば大国主命の娘の下照姫命が出雲から海路御着船、従者と共に現社地に住居を定め、当地で死去されるまで、安産の指導に努力され、農業開発、医薬の普及にも尽くされたといわれています。
(中略)
また、当神社に対する安産信仰は古来からのもので、数々の霊験が伝えられており本県は勿論県外にもご神徳が及び、戌の日には安産祈願の参詣者で社頭は賑わいをみせています。
倭文神社 公式サイト
このようにかなり古くから安産の神様として広く認知されていたようです。はわい温泉周辺から「倭文神社」までは車でおよそ20分程度の距離なので、はわい温泉に宿泊の際には訪れたい場所です。
周辺は自然に囲まれ、社殿やそれを取り囲む周りの環境と相まってとても趣きのある佇まいです。また境内には経塚(きょうづか)があります。これは大正時代の発掘により発見されましたが、その際の出土品の多くが国宝に登録されました。
この場所は大国主命(おおくにぬしのみこと)の娘の下照姫命(したてるひめのみこと)の墓と考えられていましたが、この発掘により経塚であることがわかり、伯耆國一宮であった文献も発掘されました。
また参道沿いの安産岩(公式サイト)など見どころもあり、また何よりも境内や参道の空気がとても清らかな雰囲気に包まれていることも感じられるのではないでしょうか。※経塚へ行かれる場合は斜面などもあるので歩きやすく滑りにくい履物でお出かけください。
東郷池(東郷湖)を周遊 足湯でほっこり 七福神 布袋の湯
はわい温泉の周辺には七福神にちなんだ7つの無料足湯が存在します。東郷池(東郷湖)を周遊するようにウォーキングを楽しむ方も多いこのエリアで、温泉地ならではの足湯を楽しんではいかがでしょうか。
通常の温泉と異なり足湯は一気に体が温まるわけではなく、足の血流に乗りじんわりと体が温められてゆくので長い時間浸かっていられるのもいいところですよね。
福禄寿の湯・恵比寿の湯・寿老人の湯・弁財天の湯・布袋の湯・毘沙門天の湯・大黒天の湯 の7種類。
各足湯の地図
地図からも分かる通りはわい温泉からの距離は様々ですが、特に人気が高いのが布袋の湯です。布袋の湯は唯一24時間利用可能で、照明は落ちてしまいますがその後も利用は可能です。また朝日を眺めながら早朝のウォーキングやジョグを楽しみたい方も、こちらで少し小休止をして素敵な景色に癒されるという楽しみ方もできます。
また布袋の湯には温泉たまごを作れるコーナーがあり、卵を持参すればお土産に温泉卵を持って帰れます(その場で食べる場合は殻ゴミは持ち帰り必須)。有料ですが温泉スタンドもあり、温泉そのものをこのスタンドでは持ち帰り可能です。
温泉たまごコーナーは他に毘沙門天の湯にもありますので、温泉たまご目当ての場合はどちらかに行かれるとおいしい温泉卵を楽しめます!
周囲約12kmすべてを歩かれる方もらっしゃいますが、すべて回るのは大変!という方は、温泉街から徒歩約30分ほどの布袋の湯を目指してはいかがでしょうか。
ほとんどの施設がタオルは置いていないので、足ふき用のタオルはお忘れなく。また、温泉たまごにチャレンジする方は卵も忘れないようにご注意ください。
美しい東郷湖の景色を眺めながら、その湖畔をご自分のペースで歩きながらちょうどいい場所の足湯を楽しんでみてください。
日帰り温泉入浴も人気
宿泊は鳥取砂丘のある鳥取市だけれど、はわい温泉で日帰り入浴だけしたいという場合もありますよね。
鳥取砂丘からはわい温泉までは、山陰自動車道を利用すれば車で1時間弱の距離なので十分日帰り可能です。はわい温泉には宿泊利用でも人気の高い宿が日帰り入浴を実施している場所も多くあります。
千年亭の日帰り入浴
オススメの宿でもご紹介した千年亭(じゃらん)は、日帰り入浴のサービスを実施している宿のひとつです。
日帰り入浴にはタオルや館内着等は付かないので持参する必要がありますが、温泉自体は宿泊同様源泉かけ流しを楽しめます。
有料でレンタルタオル・バスタオルもあるので、濡れたタオルを持ち帰りたくないという方には便利です。
またじゃらんから千年亭の日帰り入浴を予約することも可能です。その場合はオンライン決済も利用できます。
プラン内容
【営業時間】10:00~22:00(※受付は21:00まで)
【アメニティ】ボディーシャンプー・シャンプー・コンディショナー
【温泉】
湖上露天・内湯「元祖・幸助湯」
湖上風呂・内湯「千年の湯」
展望大浴場「せんりょうの湯」
展望大浴場「まんりょうの湯」
※男女入替
望湖楼の日帰り入浴
望湖楼(じゃらん)も人気の温泉宿ですが、こちらも日帰り入浴が楽しめます。
【料金】大人1,000円・小学生500円・幼児無料
【営業時間】13:00~20:00
【温泉】
湖上露天風呂(男性・女性用)
神話の湯(男性用)
天女の湯(女性用)
※但し正月や盆、ゴールデンウィーク等の繁忙期には実施していないので事前に直接ご確認ください
温泉宿以外にもハワイゆ~たうん(じゃらん)のような公衆温浴施設で温泉入浴を楽しむこともできます。入浴料もかなりリーズナブルになっているので手軽に楽しみたいという方にはオススメです。
他にも羽衣(地図)なども眺めよくはわい温泉の泉質を楽しめると人気です。
はわい温泉には温泉宿としても人気の日帰り入浴可能な宿も多いので、このエリアに宿泊するお時間が取れない場合でもリラックスタイムを少しの時間楽しんでみてはいかがでしょうか。
はわい(羽合)温泉の動画
東郷湖の様子がわかるの素敵な映像をご紹介します
はわい温泉・東郷温泉旅館組合の基本情報
利用案内
営業日
年中無休
営業時間
8:30~17:30
対応業務
業務内容:観光案内・観光パンフレット配布・無料レンタサイクル
はわい(羽合)温泉 問い合わせ先
はわい温泉・東郷温泉旅館組合
0858-35-4052
はわい(羽合)温泉に関する各種情報ページ
はわい(羽合)温泉の行き方・アクセス
公共交通機関
中国自動車道 院庄I.C.から 約75分
米子自動車道 湯原I.C.から 約60分
車
JR西日本 倉吉駅→ バスターミナルより →バス(橋津線・はわい温泉経由)→ はわい温泉
はわい(羽合)温泉・観光案内所の地図
観光案内所
はわい温泉エリア
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