主要国首脳会議(サミット)で飲まれたワインが栃木県足利市で作られたのをご存知でしょうか?
今回はそんなワインの醸造所『ココ・ファーム・ワイナリー』への手段別のアクセス方法や見学コース、例年多くの人が参加する収穫祭や人気のランチ情報まで紹介していきます。
目次
ココ・ファーム・ワイナリーとは?
ココ・ファーム・ワイナリーは足利市街の北側にある山麓にあるワイン醸造所で、隣接する山の急斜面にブドウ畑も広がっています。
化学肥料や除草剤を一切使わずに育てた自家栽培種を中心に、100%国産のブドウから天然の酵母・乳酸菌で作られるワインは多くの人を魅了しています。
2000年に開催された九州沖縄サミットの晩餐会での乾杯時や2008年の北海道洞爺湖サミットの総理夫人主催夕食会で使用されたことで一躍有名になりました。
ココ・ファーム・ワイナリーの歴史
ココ・ファーム・ワイナリーの運営を語る上で欠かせないのが知的障がい者支援施設「こころみ学園」です。
1950年代後半に後の初代園長となる担任教師、川田昇 氏と当時の特殊学級の中学生の手によってこの土地が開墾されブドウ作りが始まりました。
そこから「こころみ学園」のすべての園生が畑の管理・ブドウの栽培から、仕込み・瓶詰めなどの作業までワインづくりに幅広く携わっています。
開墾から60年にもおよぶ不断の努力で今日の人気ワインがつくられてきています。
ココ・ファーム・ワイナリーへのアクセス方法
ココ・ファーム・ワイナリーの最寄り駅はJR両毛線の足利駅です。
駅からは車で約20分で行くことができ、多くの人が車でアクセスをしています。
しかし、せっかくワイナリーに行くのであれば試飲もしたい!という方も多いと思いますのでバスやタクシーで行く方法も紹介します。
車で行く場合
北関東自動車道方面から
北関東自動車道「足利IC」より、県道208号線を経由して約10分
JR足利駅方面から
JR足利駅北口より、国道293号線、県道284号線を経由して約20分
公共交通機関で行く場合
路線バス
JR足利駅北口1番バス乗り場より「あしバスアッシー行道線」に乗り約25分、「ココファーム入口」バス停で下車徒歩約7分
東武足利市駅からも同じバス便で行くことができ、「ココファーム入口」バス停までは約35分です。
(東武足利市駅での乗り場は南口の目の前です)
便数(往復)
平日:5便
土日祝:3便
バスの時刻表はこちら
(足柄市公式サイト)
タクシー
JR足利駅、もしくは東武足利市駅からココ・ファーム・ワイナリーへタクシーで行くこともできます。
料金の目安
JR足利駅から:2,000円ほど
東武足利市駅から:2,500円ほど
問い合わせ先
両毛ハイヤーセンター
0120-41-6103
観光タクシーという選択肢も
鑁阿寺や足利学校など足利市内の主要観光スポットを定額料金で巡ることができる観光タクシーも人気です。巡りたいスポットを相談すれば、希望に沿うようにプランや金額を提示してもらえます。
料金の目安
1時間コース :7,500円
1時間半コース:11,250円
2時間コース :15,000円
30分追加毎 :3,750円
問い合わせ先
両毛ハイヤーセンター
0120-41-6103
バスツアーは?
通常期にココ・ファーム・ワイナリーへのバスツアーが催行されることはほとんどありません。
しかし、収穫祭の開催日には多くのツアー会社が企画を立てているのと、新宿駅からの直行バスなども出ています。
ココ・ファーム・ワイナリーのみどころ
様々なワインを楽しめる
九州沖縄サミットの晩餐会の乾杯酒をはじめ、国内大手航空会社のファーストクラスのワインリストにも頻繁に載るなど、国内外から評価が高い様々なワインを楽しむことができます。
主な銘柄と採用実績
※すでに完売している銘柄/年数があります
のぼ ドゥミセック
2000年九州・沖縄サミットの晩餐会での乾杯酒(1996ヴィンテージ)
風のルージュ
2008年北海道洞爺湖サミットの総理夫人主催の夕食会(2006ヴィンテージ)
JAL国際線ファーストクラスラウンジ(2014ヴィンテージ)
月を待つ
JAL国際線ファーストクラス機内(2014・2015ヴィンテージ)
農民ロッソ
JAL国際線ビジネスクラス機内(2015ヴィンテージ)
Ashicoco
ANA国際線ファーストクラス機内(2015ヴィンテージ)
こころみノートン
JR東日本TRAIN SUITE 四季島(2015ヴィンテージ)
などなど、その他の採用歴はこちら
上記の他にも、足利市出身の詩人・書家である相田みつを氏や画家・絵本作家のミロコマチコ氏が手掛けたラベルのワインなど、お土産にも喜ばれる銘柄が取り揃えられています。
ココ・ファーム・ワイナリーのオンラインショップ
(ココ・ファーム・ワイナリー公式サイト)
また、一部の銘柄は足利市のふるさと納税返礼品としても採用されています。
ココ・ファーム・ワイナリーの返礼品リスト(足利市)
(さとふる公式サイト)
試飲や見学ができる
ココ・ファーム・ワイナリーでは予約なしで試飲や見学ができるコースをはじめ、要予約のテイスティング講座や食事を一緒に楽しめる見学プランなど、様々なコースが用意されているので個人で参加可能なプランを紹介します。
各プランのお問い合わせ・予約先
ココ・ファーム・ワイナリー
0284-42-1194
試飲コース
ワインショップのカウンターで5種類のワインの試飲ができるプランです。
開催・受付日
随時
休み
・11月収穫祭前日から4日間
・年末年始(12/31~1/2)
・1月第3月~金曜日の5日間
開催時間
10:00~17:00
参加料金
2種:1,000円/人
5種:1,500円/人
予約有無
必要なし
※団体(10人以上)での試飲は要予約です
ワイナリー見学コース
現場スタッフと一緒に醸造所やブドウ畑を見学できるプランです。
開催・受付日
随時
休み
・11月収穫祭前日から4日間
・年末年始(12/31~1/2)
・1月第3月~金曜日の5日間
開催時間
1日3回開催
10:30
13:00
15:00
所要時間
約45分
参加料金
500円/人
予約有無
必要なし
※団体(10人以上)での見学は要予約です
※オフシーズンでの団体見学はコースによって料金が変わります
ワイングロワーズセミナー
栽培・醸造にかかわるスタッフが葡萄畑や醸造場を詳しく案内・説明をしてくれる要予約のプランです。
開催・受付日
1月〜7月、12月の第2土曜日と第4土曜日
休み
開催期間中はなし
所要時間
約2時間
(10:30~12:30)
参加料金
3,000円/人
予約有無
事前予約必須
電話予約先:0284-42-1194
問い合わせ・申込フォーム
ワイン畑を一望しながらランチを楽しめる
ワイナリーにはワインなどを購入できる売店と食事が楽しめるカフェレストランが併設されています。
カフェレストランではテラススペースが大きくとられていてブドウ畑の斜面を見ながらワインや食事を楽しめることで人気です。
ワインに合うメニューを中心に本格的なコース(要予約)からお手軽なコース、アラカルトメニューまで様々な食事を堪能することができます。
営業時間
売店:10:00~18:00
カフェレストラン:11:00~16:00
※土日祝日は17:00までです
※ラストオーダーは平日が30分前、土日祝が1時間前です
年1回の収穫祭
例年11月中旬の土日に開催される収穫祭では1万人以上が来場し、秋の恵みと酵母が生きている樽出しの「できたてワイン」を楽しめます。
また、開催当日には車でのアクセスはできず、JR足利駅や東武足利市駅などからシャトルバス(500円/片道)が運行される他、新宿駅西口からココ・ファーム・ワイナリーまでの直通バスも運行されます。
↓収穫祭の最新情報はこちらから確認できます
収穫祭以外にもワインを楽しむイベントが定期的に開催されています。
主なイベントの開催スケジュール・詳細
(ココ・ファーム・ワイナリー公式サイト)
まとめ
ココ・ファーム・ワイナリーでは国内外から評価が高いワインを楽しめる
・足利市街から行く場合、路線バスやタクシーで行くことができる
・試飲や見学、テラス席でのランチが特に人気
・年1回開催される収穫祭ではできたてワインを味わえる
歴史と花が息づく街として有名な足利市でおいしいワインを堪能してみるのはいかがでしょうか?
ココ・ファーム・ワイナリーの動画
ココ・ファーム・ワイナリーの紹介動画を紹介します
ココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭の様子が収められた動画を紹介します
ココ・ファーム・ワイナリーの基本情報
利用案内
休業日
年末年始(12/31~1/2)
1月第3月曜日から金曜日まで5日間
収穫祭前日から4日間
料金
入場無料
問い合わせ先
ココ・ファーム・ワイナリー
0284-42-1194
ココ・ファーム・ワイナリーに関する各種情報ページ
ココ・ファーム・ワイナリーの返礼品リスト(足利市)
(さとふる公式サイト)
駐車場
あり
(無料・約60台)
ココ・ファーム・ワイナリーの地図
栃木県足利市田島町611