山口県岩国市には幕末や偉人ゆかりの場所や、絶景、自然景観からパワースポットまで多くの見どころからあります。
また温泉などの癒しスポットも多く、ファミリー旅から女子旅、カップル旅行からグループ旅行まで様々な方にぴったりの魅力溢れる場所です。
今回は絶景のロープウエーや岩国城等を含め岩国の魅力をご紹介します。
目次
岩国寿司から岩国城や白蛇神社まで楽しみ色々エリア
岩国というと、錦帯橋や岩国城を思い浮かべる方が多いと思いますが、他にもご当地グルメや天然記念物に指定されている白蛇の信仰に基づいて創建された白蛇神社など全国的にはあまり知られていないスポットまで幅広い魅力を持った場所です。今回は初日の出も楽しめる岩国ロープウェーも含め多くのスポットや魅力をご紹介します。
岩国観光での見どころ
山口県の最東部に位置する岩国市は広島県とも隣接していて、山口県への空の玄関口のひとつでもある岩国錦帯橋空港の売店には広島県の土産物も並んでいる。
また、山陽本線の宮島口駅まではこの空港から1時間程度で到着するほどの近さです。空港からJR岩国駅へもリムジンバスでおよそ15分程度で着くので非常に便利です。但し、東京からの発着便と沖縄からの発着便のみ(すべて全日空)となるため、それ以外のエリアからは陸路を利用することになります。
また近隣の岩国基地は海上自衛隊及び米海兵隊が共有していて、2015年より毎年共同で開催される岩国フレンドシップ・デーは西日本最大級の航空ショー等も実施され人気を博しています。
2019年のフレンドシップ・デーは5月5日(日)に開催されました。(※2020・21・22年は中止)
岩国城とロープウエー 錦帯橋
岩国城(じゃらん) は1608(慶長13)年に初代の岩国藩主である吉川(きっかわ)広家が錦川に囲まれた天然の要害横山の山頂に築城した城です。僅か7年で幕府の政策の元取壊しとなりましたが、1962(昭和37)年に外観復元されました。
その際に錦帯橋からよく見えるようと旧本丸の約50m南側に位置を変えて復元されました。また地中に埋まって残っていた古式穴太積 (こしきあのうづみ) 石垣が、1995(平成7)年にが発掘復元されました。北ノ丸の石垣や空堀などの遺構も現存しています。
「日本の100名城」に選定された岩国城は岩国観光で是非見ておきたい場所のひとつです。下から眺める岩国城天守も見事ですが、岩国城本丸からの眺めも素敵です。
岩国城へのアクセス 岩国城ロープウエー
岩国城までは岩国城ロープウエー(じゃらん)でのアクセスが可能です。但し月末等に点検等でロープウエーの運休及び岩国城の休館があるのでご注意ください。
錦帯橋を渡り、ロープウエーを利用し岩国城に入館する場合にはセット割引も用意されていて、大人1,140円が970円・小学生530円が460円で利用できます。
■岩国城ロープウエー利用料金:
大人往復 560円
小学生往復 260円
大人片道 330円
小学生片道 150円
■岩国城(天守閣)営業時間:
9:00~16:45(入館16:30まで)
■岩国城ロープウエー営業時間:
9:00〜17:00 ※毎時0分 15分 30分 45分 発車
★臨時便運行の際は、4分おきに発車
錦帯橋・ロープウエーを利用せず徒歩(登山込)で岩国城へ行く場合は登山口から山頂を目指すこともできます。登山口は六角亭(Google Map)周辺にあります。
六角亭周辺では紅葉のシーズンにはとても美しい光景を楽しむことができます。
急な斜面もありますので折り畳み式でコンパクトなトレッキングポール(Amazon)等があると便利です。
ちょっとした登山や歩行は避けたいという場合はロープウエーのご利用をオススメします。ロープウエーからの景色も晴れた日には見晴らしもよく、また音声ガイドによる岩国の歴史を聞くこともできます。
岩國白蛇神社
岩国にある岩國白蛇神社は金運・開運・商売繁盛・交通安全にご利益があるとされ非常に信仰の厚い神社です。
古くから白い動物を神の化身・神の使いとして神聖視してきた日本人ですが、ここ岩國では白蛇が300年以上も前より生息していたと言われています。岩国藩の藩主吉川家の米蔵をこのヘビがネズミの害から守ってきたと信じられていたそうです。
このような逸話を受け、またタイミングは定かではないものの弁財天と習合して岩国市の各地に白蛇堂や祠が造られました。そのような中岩國白蛇神社は、鎮座の地今津地域の人々や多くの岩国市民により長年保護されてきた白蛇への信仰などのもと、あの宮島 厳島神社のご祭神を勧請したものです。
そういったこともあり、宮島と合わせて参拝すればよりご利益を授かれるのではないでしょうか。
岩國白蛇神社はその名称からご祭神が白蛇と誤解されることも多いですが、ご祭神は田心姫神(たごりひめのかみ)・湍津姫神(たぎつひめのかみ)・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)・宇迦之御魂神(宇賀弁財天)(うかのみたまのかみ)です。
※白蛇はあくまでも四柱の御祭神の使いとして信仰されているものです
岩國白蛇神社 社務所 基本情報
住所:山口県岩国市今津町6-4-2
問合せ:0827-30-3333
営業日時:年中無休 9:00~17:00
公式サイト:https://www.shirohebijinja.com/
岩国グルメやカフェ
岩国寿司
岩国のグルメで紹介されることの多い岩国寿司。岩国寿司は郷土料理のひとつで押し寿司の一種です。諸説ありますが、岩国では合戦用に藩主が作らせた保存食が広く庶民にも広まったとも言われ「殿様寿司」と呼ばれることもあります。
大きな木枠で酢飯の上に春菊や錦糸卵、中には海老なども重ねられ押し固められた寿司は一人前に切り分けられ供されますが、その見た目や彩も華やかな寿司は「殿様寿司」の名に恥じない逸品です。
雁木(Amazon)等の有名な日本酒も多い山口県ですが、日本酒好きであれば合わせてみたい一品です。
岩国寿司が食べられるMAP及び店舗情報は岩国市公式観光Webサイトから確認できます。
岩国のカフェ
IWAKUNI COFFEEはスペシャリティコーヒー専門店、おしゃれでwi-fiも完備の人気店。岩国駅に直結というロケーションも抜群のカフェです。2017年11月OPENで店内も清潔そのもの。
Fruit cafe noe(フルーツカフェのえ)Instagramは、”野菜とフルーツソムリエがオーガニック野菜や季節のフルーツでお出迎え”というように女性人気が非常に高いおしゃれ空間と素敵なお料理が楽しめるカフェ。フルーツをふんだんに使用したメニューが楽しめるのも嬉しいカフェです。 岩国駅より徒歩約5分
アンビエンテambiente facebook は一杯一杯丁寧に入れてくれるコーヒーが嬉しい!と評判のカフェです。ワッフルがおいしいと言われるお店なのでコーヒーと一緒に頼んでみてはいかがでしょうか。
このようにおいしい郷土料理のお店や、素敵なカフェが多くある岩国はグルメもばっちり堪能できます。お腹が空いたら岩国寿司を、小腹が空いたら素敵なカフェで一休みしてみてはいかがでしょうか。
岩国で人気の温泉やホテル
このような、料理自慢の旅館からスタイリッシュなビジネスにも最適なホテル、駅近のホテルまで様々な宿があります。
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2024年ロープウエー元旦特別営業
とても見晴らしの良い岩国城や山頂から毎年元旦になると多くのひとが集まります。目当ては岩国城ロープウエーの初日の出早朝運転。高い場所から見る初日の出はそれだけで神々しく邪魔するもののないロケーションは絶景を用意してくれます。
通常運行は6:30から、これに合わせ岩国城も6:45より開館します。お近くの方や、旅行で年越しを岩国で迎えるという方は晴れていれば足を運んでみませんか。
2023年 岩国城ロープウエー 初日の出早朝運転 概要
開催期間:2024年1月1日
開催時間:6:30~17:00 15分間隔(岩国城は6:45~開館)
開催場所:岩国城ロープウエー山麓駅(〒741-0081 山口県岩国市横山2-6-51)
問合せ先:錦川鉄道(株)岩国管理所 0827-41-1477
利用料金:大人 往復560円/小人(小学生) 往復260円/岩国城:大人270円・小学生120円
駐車場 :あり 普通車500台(平日無料/土日祝日 300円)
早朝運転に合わせて岩国城の開館も実施されるので初日の出とともに新年を迎えてみませんか。
岩国城ロープウエーの動画
素敵な動画をご紹介します
岩国城・岩国ロープウエーの基本情報
利用案内
営業時間
岩国城9:00〜16:45(入館16:30まで)
岩国城ロープウエー9:00〜17:00
※元旦の早朝営業や秋の観月運転など年に数度営業時間が拡大される場合があります
休業日
乗車料金・利用料金
セット券(錦帯橋・ロープウエイ往復・岩国城)
大人970円/小学生(6歳~12歳)460円
ロープウエイ(片道)
大人330円/小学生(6歳~12歳)270円
ロープウエイ(往復)
大人560円/小学生(6歳~12歳)440円
錦帯橋(往復)
大人310円/小学生(6歳~12歳)150円
岩国城
大人270円/小学生(6歳~12歳)120円
問い合わせ先
錦川鉄道株式会社 岩国管理所
0827-41-1477
岩国城・岩国ロープウエー他に関する各種情報ページ
岩国城 岩国城ロープウエーの行き方・アクセス
公共交通機関
JR岩徳線・錦川鉄道錦川清流線 川西駅 から 徒歩 約25分で岩国城ロープウエー
車
山陽自動車道 高速岩国I.C から 約 1時間で岩国城ロープウエー
駐車場
あり
岩国城・岩国ロープウエーの地図
岩国城天守台
岩国城ロープウエー山麓駅
Tea break -Cover Story-
たとえば邂逅
このロープ1本にすべての運命を託している。
もちろんどんな乗り物に乗っていたってその乗り物に命を預けている。
だけど地面に設置していない乗り物の場合には、より制御権を奪われている気がしてしまうのだ。
もちろん風を受けるパラグライダーみたいなものとは違って、ケーブルとの摩擦を振動で感じるだけだけど。
エレベータや飛行機と同じく、何かが起こっても直接地面に叩きつけられるわけではない。
硬い合板とガラスに囲まれている。
同乗している見知らぬひとたちと共に、同じ場所に運ばれる。
例えば電車なら、同じ場合もあるけどそれぞれのひとでどこで降りるかは異なる。
飛行機なら降りた後どこへ行くのか、それもまた異なる。
でもこのロープウエーの着く先は同じ。
そして、元旦のこの時間に集まったひとたちの目的も同じ。
それは、ちょっとしたイベントとか、誰かのコンサートとかに行くのに似ている。
互いに知らないのに、同じ体験をしようとしている。
その前の感じに、とてもよく似ている。
好きの感じ方もうれしいの感じ方も、思い入れの度合いも全く違うのに何かが共通している。
ちょっとしたきっかけで一体感を味わえるような。
同じ釜の飯も食っていないのにそんな感じに。
そんな出来事があと少しで待っていると思うと、なぜだろうか、心が少し躍る。
親しい関係でなくても一瞬同じ方向を見て、同じようなことを感じている瞬くほどの時間。
公共の場所で、想定を超えるような出来事が起きて、その場にいた知らない誰かと目が合って微笑んでしまうような。
突然そんな風に微笑んだら気味悪がられるのがオチだけど、同じ体験をしたことによる親近感に触れるようなとき。
そんな偶然が潜んでいる日常に、あと何度邂逅するのだろうか。
静思を破るように短い旅は終わり、ひとびとがおもむろに歩き出す。
コンサートとは違いどこからでも同じように見える太陽を求めて。
あの光にさらされる、取り戻した運命を手に。
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