熊本県といえば一部特別公開している熊本城や、阿蘇山など人気スポットが多くあります。
他にもライトアップでも有名な黒川温泉や、世界遺産として注目を集めた天草の崎津集落も有名です。
自然美のみならず、数多くの観光スポットを抱える熊本県ですが、夏でも暑さを忘れ紅葉の時期には絶景を楽しめる菊池渓谷もオススメの観光スポットです。
今回はこの菊池渓谷を中心に紹介します。
目次
菊池渓谷のみどころ
菊池渓谷の渓流に心洗われる
熊本空港から車で約1時間弱、熊本駅からは約1時間強の場所に位置する菊池市の菊池渓谷。夏の美しさや涼しさ、紅葉の時期の優美さが特に人気で多くの人を魅了しています。
川の流れが急なため川遊びには適さず遊泳禁止ですが、夏の平均気温が13℃と低く天然のクーラーという表現が似合います。
夏のお出かけに鍾乳洞や川遊び、海でのマリンレジャーを選ぶ方も多いですが緑とひんやりとした空気に癒されに菊池渓谷へお出かけくだあい。
菊池渓谷のおすすめポイント
初夏から夏にかけての涼と緑の癒しスポット
国立・国定公園には地種区分というものが存在し、特別保護地区・第1種~第3種特別地域、普通地域に分類されます。このうち菊池渓谷は第1種特別地域にあたります。
この種別により、それぞれのエリアで禁止事項等が決まっています。第1種特別地域は
特別保護地区に準ずる景観を有し、特別地域のうちでは風致を維持する必要性が最も高い地域であつて、現在の景観を極力保護することが必要な地域
環境省 公式サイト
このように美しい景観があり、それを維持することが求められている場所です。そして、良質な水源とともに豊かな緑が景観美の一助となり、そこを流れる川のせせらぎと合わせ、視覚からも聴覚からも訪れる人を癒してます。
既に紹介の通り、初夏から夏に人気なのは新緑など緑の森と渓流の美しさの他に涼しさがあります。川に足をつけて水の冷たさに浸るということはできませんが、平均気温が20℃以下ということもあり避暑で訪れる方が多いです。
酷暑が当たり前になってきた現在の日本においては、菊池渓谷のような場所はオアシスにも感じられるのではないでしょうか。
夏休み期間中は中央駐車場からのシャトルバスも便利
夏場の菊池渓谷の人気は高いですが、車の運転が苦手という方も少なくありません。また渋滞となるとさらに自分でハンドルを握るのは憚られるものです。
そのような場合に便利なのがあいのりタクシーです。土日祝日、振替休日、GWに利用できるあいのりタクシー(菊池渓谷線)は予約制ですが菊池電鉄プラザからの発着で、1人当たり片道900円です。通常タクシーの利用で約4,000円程度なので大変お得です。1日4便の運行です。
但し事前予約は必須です。また、年末年始の営業はないので注意が必要です。
事前予約先:0968-26-5022
さらに詳しい情報は菊池市 公式サイトからご確認ください
菊池渓谷の人気の時期でもある夏休み期間中(2019年は7月27日(土)~)は毎週土曜・日曜に無料シャトルバスが運行します。これはあいのりタクシーとは異なり渓谷のうえの中央駐車場から渓谷の入口までの1.5㎞の区間を10時~17時まで(16時以降はお迎えのみ)走ります。
駐車場料金はかかりますが、バスの料金は無料です。※8/10~8/18のお盆時期は毎日運行
夏休みの週末にお出かけの際はご利用ください。
梅雨明けから夏の早朝のご褒美!光芒は自然の奇跡!
菊池渓谷にの美しい景色を写真におさめようと多くのカメラマンが足を運びますが、そのなかでも人気が高いのが光芒です。
折り重なる木々の合間からこぼれる光の筋は、まるでファンタジーの世界を彷彿とさせるような美しさで自然が作り出す芸術という言葉がしっくりきます。
早朝からカメラを携えその瞬間を待ちながら絶好のロケーションを探しに訪れる写真愛好家が後を絶たないほど人気の場所です。
菊池渓谷の光芒と写真愛好家の様子がわかる動画をご紹介します
他にも多くの菊池渓谷の美しい様子が収められた動画があるので探してみてください。
光芒は主に梅雨明けから夏の朝から午前中ぐらいに見られることが多く天気にも左右されます。また大雨の後など、川が増水して危険な場合も多々あるので天気予報のチェックをお忘れなく。
また場所柄、通行止め等が発生することもあるので事前に公式サイト等で確認すると安心です。
菊池市役所観光課(0968-25-7223)や菊池市観光協会(0968-25-0513)でも、渓谷の情報を確認することができます。
紅葉の時期の絶景は必見
秋口になると景観が徐々に変わり始め、初夏や夏とは全く異なる美しさを見せるようになります。県内でも有数の紅葉の名所で例年の見ごろは10月下旬~11月下旬ごろです。その年の気候によって多少前後するので、お出かけの際には公式サイト等でご確認ください。
もともと涼しい菊池渓谷では、この頃になると少し肌寒さを感じるかもしれません。上着を持参することをお忘れなく。
このような薄手のものでもあるとだいぶ違います
また、季節を問わず滑りやすい場所や、歩きにくい場所もあるので歩きやすい履物でお出かけください。
紅葉の時期もまた人気のシーズンであり混雑が予想されるので早めの行動を心掛けお出かけください。混雑ピーク時は駐車場の入場ができず待つことになるので注意が必要です。
菊池渓谷の散策には2つのコースがあり、約1kmの30分コース(癒しコース)と約2kmの所要時間およそ1時間のコース(マイナスイオン満喫コース)があります。どちらも傾斜もなだらかで歩きやすいので、履物がしっかりしていれば楽しめます。※天候やその他の条件により癒しコースしか通れない、全面入谷不可などの場合があるので事前にご確認ください。※満喫コースの一部が通行止めの可能
コースには滝などもあり、夏の頃には太陽の位置によって虹を見ることができる場所もあるので楽します。公式サイトでも確認できますが、入谷料を支払った後その領収証の裏面にMAPが印刷されているので確認してください。
※ペット同伴不可なのでご注意ください
の関連イベント・プラン
人気の水の駅
菊池渓谷 水の駅 プレジャーパークは菊池渓谷から車でアクセスもしやすく、ボルダリングやアスレチック、キッズMBXなどが楽しめる施設。
他にも釣り堀や夏は多目的プールなどで1日中アスレチックや外遊びを楽しめます。器具が必要なものもレンタルなおどがあるので安心です。
菊池渓谷は急流や深い場所も多く水遊びには適さないうえ遊泳禁止です。散策だけでは飽きてしまうお子さん連れの場合には菊池渓谷 水の駅 プレジャーパークははオススメ。
菊池渓谷温泉 岩蔵は人気の温泉宿
菊池渓谷の入口から車で約10分程度の場所に位置する菊池渓谷温泉 岩蔵は、露天付きの部屋なども選べる温泉が人気の宿です。6月の頃にはホタルが見られる部屋などもあり、ホタル鑑賞プランなども登場します。
部屋から、または風呂からホタルが見れる体験というのは特別感もあり人気が高いプランです。
菊池川のすぐの場所で部屋からの眺望も楽しめる素敵な場所で、離れのプライベート空間を大切にできる至福の時が待っています。部屋付きの温泉に入ればさらに贅沢な時間。
何かの記念日や、家族・カップル旅行に利用される方も多いので是非一度温泉に浸かってみてはいかがですか。
自然の中の周辺観光は他にも楽しめる場所がまだまだあり、山間のドライブも注意しながら景色を楽しめる菊池渓谷へ足を運んではいかがでしょうか。
菊池渓谷の動画
菊池渓谷の光芒の様子がわかる動画をご紹介します
の基本情報
利用案内
営業日
4月1日~11月末日
※この期間以外も入谷可能、係員不在
注意が必要
営業時間
8:30~17:00
休業日
12月1日~3月末日
料金
200円(環境維持協力金)
問い合わせ先
菊池渓谷を美しくする保護管理協議会
0968-25-7223
菊池渓谷管理事務所(菊池渓谷管理事務所)
0968-27-0210
※受付4月1日~11月末日 8:30~17:00
に関する各種情報ページ
への行き方・アクセス
公共交通機関
JR豊肥本線 阿蘇駅から車で約40分
車
菊池市街から 約25分
九州自動車道 植木I.C.約50分
熊本空港・熊本市交通センターより約1時間
駐車場
あり
第一駐車場(普通自動車90台/大型6台)
第二駐車場(普通自動車55台)
第三駐車場(普通自動車20台)
中央駐車場(普通自動車300台)
駐車料金:大型2,000円/中型1,000円/普通自動車200円
※駐車料金は第一駐車場と第二駐車場で徴収
※観光シーズンの土日祝はシャトルバスが中央駐車場から運行中
菊池渓谷の地図
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