天草の観光スポット『崎津集落』で世界遺産の教会を中心とした散策コースをご紹介

更新日:

掲載情報は予告なく変更になっている場合があります。最新情報を公式サイト等で確認することをオススメします

-スポンサードリンク-

ついに「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されました!

構成資産の多くが長崎県に集中していますが、唯一熊本県にあるのが天草市の『崎津集落(さきつしゅうらく)』です。

そこで今回は、崎津教会を中心に散策・観光する際のおすすめの方法やコースを動画と一緒にご紹介します!

※本記事では「“崎”津」と記載していますが、正式な漢字は「“﨑”津」です。


-スポンサードリンク-


崎津集落のみどころ

崎津集落は熊本県天草市河浦町(天草下島)の崎津エリアを指し、潜伏キリシタンの隠れ里として当時の面影が残っていることから文化庁が指定する重要文化的景観にも登録されています。

2018年夏に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として正式に世界文化遺産に登録されました。

集落の中心には「海の天主堂」とも言われる「カトリック崎津教会」や「崎津諏訪神社」などの関連する施設や史跡が数多く残り、潜伏キリシタンの不遇の時代や背景を今に物語っています。

崎津集落での時代背景
崎津は古くは遣唐使の時代から寄港地として利用がされていて、戦国時代には南蛮との貿易にも活用されていました。
その影響もあり崎津集落でもキリスト教が広く浸透し、住民の多くが厚く信仰をしていました。

江戸時代に入ると禁教令が出され、キリシタン(キリスト教徒)は激しい弾圧や迫害を受けるようになります。

そのような時代背景の中、崎津のキリシタンは禁教令が解かれるまでの約250年もの間、強い信仰心を持ち続けことで現在でも脈々とその心が受け継がれ、歴史や風景を現在に伝えています。

崎津集落までの公共交通機関での主なアクセス方法

崎津集落がある天草下島の島内では、車で移動をされる方が大半かと思いますが、公共交通機関を利用した場合の崎津集落までの主なアクセス方法をご紹介します。

天草下島でターミナルとして想定している場所は以下です。

本渡バスセンター(本渡港)
天草空港や九州本土からのシャトルバスも基本的にはこのバスセンター発着です。

天草空港-本渡バスセンター間のシャトルバス情報

牛深港
鹿児島県長島町からのフェリー発着場です。

本渡センター(本渡港)からのアクセス

※本渡港からバスセンターまでは徒歩で約10分、市街循環バス「のってみゅうかー」で約5分です

1.本渡バスセンターより、産交バス「本渡-新合・久玉-牛深市民病院 牛深市民病院行き」に乗車し、「運動公園前(河浦)」で下車
(乗車時間約70分)

本渡バスセンターでのバス時刻表

2.運動公園前(河浦)より、産交バス「河浦高校前-下田温泉 下田温泉行き」に乗り換え、「崎津教会入口」で下車
(乗車時間約15分)

運動公園前(河浦)でのバス時刻表

牛深港からのアクセス

1.牛深港より、産交バス「本渡-新合・久玉-牛深市民病院 本渡バスセンター行き」に乗車し、「運動公園前(河浦)」で下車
(乗車時間約30分)

牛深港でのバス時刻表

2.運動公園前(河浦)より、産交バス「河浦高校前-下田温泉 下田温泉行き」に乗り換え、「崎津教会入口」で下車
(乗車時間約15分)

運動公園前(河浦)でのバス時刻表

お得な市内バス乗車券

天草市内を周遊するためのお得な乗車券がありますので、そちらもご紹介します。

天草ぐるっと周遊バス
本渡バスセンターもしくは牛深港より、崎津集落を含む主要観光地をめぐるガイド付きの観光ツアーでバスに乗って周遊します。

期間限定で1日1本の運行で料金は1000円(大人・小人同一料金)です。

空席があれば当日での申し込みも可能ですが、基本的には事前申し込みが必要です。

天草ぐるっと周遊バスの詳細はこちら

あまくさ乗り放題きっぷ
熊本市内からのシャトルバスの往復乗車券と天草島内の路線バスの乗り放題乗車券、島内の各施設の割引券がセットになったお得なきっぷです。

料金は2日間券で4200円、3日間券で5300円です。

あまくさ乗り放題きっぷの詳細はこちら

崎津集落内をめぐる手段

崎津集落では、大型駐車場も完備している観光拠点「天草市崎津集落ガイダンスセンター」より観光をスタートさせるのが王道となっていです。

ガイダンスセンターから崎津集落の各スポットをめぐるには、いくつかの観光手段がありますのでそちらもご紹介します。

徒歩でめぐる

一番スタンダードな観光手段です。
港町特有の雰囲気や街並みを堪能しながらゆっくりとめぐることができます。

ガイド同伴での案内(有料)も行っていて、個人・団体共に人気です。

崎津集落でのガイドの詳細・申込はこちら

レンタサイクルでめぐる

前述の崎津集落ガイダンスセンターではレンタサイクル(有料)も行っていて、自転車で集落を巡ることもできます。

崎津集落レンタサイクルの利用案内

利用可能時間
9時~17時(最終受付は16時)

貸出可能台数
通常自転車:4台
電動アシスト付き自転車:2台
計:6台

利用料金
200円/日
※自転車の種類にかかわらず同一価格です

予約・お問い合わせ先
崎津集落ガイダンスセンター
0969-78-6000

崎津教会周遊クルージングでめぐる

穏やかな羊角湾(ようかくわん)をクルージングしながら崎津集落と海からしか見ることができない「海の上のマリア像」をめぐることができるプランです。

クルージングだけでなく、ガイド同伴での町歩きを行い集落の主な観光スポットの解説もしてくれるため、人気の体験となっています。

崎津教会周遊クルージングの利用案内

開催期間
2019年3月31日(日)まで

※開催期間は変更になる場合があります

予約受付期日
催行日の7日前まで

所要時間
約2時間

最少催行人数
2名(大人)

利用料金

対象 料金
4名以上 3000円/人
3名 3500円/人
2名 4590円/人
小学生以下 540円
3歳以下 無料
駐車場 無料

※3歳以下以外の参加者には記念品が付きます

予約先
申込フォームからの申し込み

崎津教会周遊クルージングの申し込みぺージ

お問い合わせ先
天草宝島観光協会
0969-22-2243

崎津集落でのおすすめ観光スポット

崎津集落でおすすめする主な観光スポットをご紹介します。

崎津教会

ガイダンスセンターから徒歩約10分

「海の天主堂」とも言われる崎津集落での中心的なスポットです。

1934年(昭和9年)に建てられたゴシック様式の教会で、全国的にも数少ない礼拝席が畳敷きとなっています。
禁教令下でキリシタン弾圧の象徴ともいえる「絵踏み」(踏み絵を踏む行為のこと)が行われていた場所に現在の祭壇が設けられています。

世界文化遺産への申請・登録に伴い、内部の見学には事前連絡での見学申し込みが必要となっていますのでご注意ください。

崎津教会への事前連絡・内部見学の申込ページ

※リンク先にある「崎津教会」をクリックして、見学時のマナーや規約を確認・同意後に申し込みページが表示されます

※崎津教会の内部は写真撮影が禁止されていますのでご注意ください

崎津諏訪神社(さきつすわじんじゃ)

崎津教会から徒歩約2分

禁教期の1647年に集落の鎮守として建立された神社で、天草地方での潜伏キリシタンの大規模な摘発事件「天草崩れ」の舞台のひとつにもなっています。

この地域の潜伏キリシタンは仏教徒として、またこの神社の氏子として共存していたこともあり、現在でも地域の祭りや行事が執り行われています。

崎津資料館みなと屋

崎津教会から徒歩約1分

崎津集落でのキリスト教信仰の歴史や文化がわかる貴重な資料が展示されている資料館です。
禁教令下で独自に発展した独特の信仰具などの展示もされています。

教会公園

ガイダンスセンターから徒歩約8分

崎津教会から湾を挟んで対岸にある小さな公園で、海越しに教会や集落を一望できる人気の眺望スポットです。

崎津集落の動画

外部から見た崎津教会の動画をご紹介します

 

崎津集落の全景がわかるドローン映像をご紹介します

 

崎津集落(ガイダンスセンター)の基本情報

利用案内

開館時間

9時~17時30分

休館日

年末年始(12月30日~1月1日)

入館料

無料

問い合わせ先

天草市崎津集落ガイダンスセンター
0969-78-6000

崎津集落に関する各種情報ページ

天草市崎津集落ガイダンスセンターのホームページ

崎津集落の紹介ページ

崎津集落の散策マップ

>>じゃらんで天草のホテル・宿泊施設の検索結果を見る

崎津集落(ガイダンスセンター)への行き方・アクセス

公共交通機関

前述していますのでご確認ください。

松島有料道路「知十(ちじゅう)IC」より、国道324号線・266号線を経由して約70分

※カーナビで「崎津集落ガイダンスセンター」を検索すると誤った目的地設定がされる可能性があるため、以下の情報で検索をお願いします

・住所検索の場合
熊本県天草市河浦町崎津1117-2

・電話番号検索の場合
0969-79-0001

駐車場

あり
(無料)

※駐車場は「崎津集落ガイダンスセンター」もしくは、「きんつ市場」をご利用ください

崎津集落(ガイダンスセンター)の地図

天草市河浦町崎津1117-10

Tea break -Cover Story-

港町で感じる共存と寛容

海の天主堂とも呼ばれるゴシック様式の教会は、どこか懐かしい純日本的な街並みに、なぜか違和感なく溶け込んでいる。

そんな疑問を抱えながら拝観すると、その理由の一端に触れた気がした。
心休まる雰囲気や荘厳な美しさを備えているのだが、床が畳敷きなのだ。

ここはこの町で暮らす人々の日常の一部として、共に時を刻んできた場所なのではないかと勝手に思いを巡らせる。

更に周辺を歩いてみると、「共存」と「寛容」を感じる風景に出会うことができた。

路地にたたずむお地蔵様、緑豊かな高台にある神社、そのすべてが丁寧に手入れされている。
教会と共にとても大切にされていることが容易に想像でき、優しい気持ちになった。

教会と神社やお地蔵様という、一見相容れそうにないと思われるものが見事に共存している。
これは、キリシタン弾圧の悲しい過去を乗り越え、たくましく生きたこの町の先人たちと、今ここに住まう人々の寛容の心によるものではないだろうか。

日々の仕事や生活の中で忘れがちな「共存」と「寛容」という心。
それを思い出させてくれるこの港町を私は大好きになった。

あわせて読みたいおすすめの記事

熊本エリア周辺のおすすめスポット

熊本 八代観光は五家荘で渡る吊り橋!新緑・紅葉・キャンプも最高
熊本県八代市は、江戸時代には藩主細川氏の筆頭家老であった松井氏の城下町として栄えた歴史があります。 熊本市街や阿蘇、他にも天草市など有名な場所が多くありますが、今回ご
熊本の日本一!「3333」はダテじゃない。美里町で登れるオススメ石段!!
熊本県の美里町。2018年4月現在で人口約10,000人と非常に大きいというわけではない美里町ですが実は日本一のものがあります!! なんと、その数3333段!!という
長崎県五島市は魅力の宝庫!!何度でも行きたい『日の出』もいい!
五島市は歴史もあり、食もあり、絶景もあった!! 五島列島は、九州長崎の西方100kmに浮かぶ大小150余りの島々の総称です。そのうちの五島市は、五島列島の南西部に位置し総面積
雲仙のロープウェイでツツジ・紅葉・霧氷・雲海を仁田峠から出発
長崎県雲仙市。 雲仙岳や雲仙温泉などが有名なこのエリアには四季を通して楽しめるロープウェイがあります。 今回はこの「雲仙ロープウェイ」を中心にご紹介します!
万羽鶴が見れる!日本一の渡来地・鹿児島『出水市』の観察・観光スポットをご紹介!
古来から日本の冬の風物詩、長寿・繁栄の象徴とされている『鶴』を千羽どころか万羽も見られるのが鹿児島県『出水(いずみ)市』です。 今回は、幻想的な朝焼けの中を飛ぶ鶴の映像と

世界遺産のおすすめスポット

福岡・宗像市の観光スポット『大島』で世界遺産と絶景をめぐる!
2017年7月に世界文化遺産に登録された“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”。 その関連遺産群の構成資産のうち、2つを擁するのが福岡県宗像市の沖に浮かぶ『大島』です。
福岡の二大都市『北九州市』は観光やデートのおすすめスポットがいっぱい!
福岡県の二大都市、福岡市と北九州市。 全国的には、なにかと博多や天神を擁する福岡市がフィーチャーされ気味ではありますが、実は北九州市は福岡に勝るとも劣らない観光やデートのスポ
和歌山の秘湯『湯の峰温泉』で熊野詣にも使われた日本最古の湯を楽しむ
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を代表するひとつ、熊野三山と熊野詣での参詣道。 その中で、世界遺産でも唯一入浴ができる共同浴場「つぼ湯」が和歌山県の『湯の峰温泉(ゆのみ
達谷窟毘沙門堂の最強のお札やバスでのアクセス・紅葉・桜情報を解説
平泉といえば中尊寺や毛越寺に代表される世界遺産群が人気です。 今回はそれらの世界遺産群よりも古くに創建された岩屋のお堂「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」

-スポンサードリンク-