日本全国には多くの雲海スポットがありますよね。雲海だけではなく、気あらしなどの自然現象が幻想的な演出を見せてくれる場所も多くあります。
雲海というとかなりの標高を登る必要がある場所も少なくありません。そうなると車や交通機関で行ける場所でないと登山初心者には難しいですよね。
ですが、標高約200mといわれるとどうでしょうか?もしかしたら登れる?と思った方も多いのではないでしょうか。東京の高尾山で標高は500m強なので、半分以下です。
そんな高さで雲海が!?と思われるかもしれませんが、そんな場所が栃木県にあります。今回は栃木県の鎌倉山を中心にご紹介します!
目次
栃木 鎌倉山のみどころ
標高約200mの雲海を堪能
栃木県の鎌倉山は那珂川県立自然公園に属します。この公園は那珂川を主流とする河川の自然や農地などの里山の自然、及びコナラ・クヌギなどの二次林、スギやヒノキの人工林などの多種多様な自然が入り組んでいます。
動物や昆虫なども多く、その水の綺麗さからシーズンになると今なおホタルなどを見ることもできます。そんな自然の中にあって鎌倉山の川岸から100m程の断崖からの眺望は、那珂川県立自然公園の中でもトップクラスといわれる程の景観を備えています。
特に、山頂付近から望む那珂川の美しさは「とちぎの景勝100選」にも選ばれる折り紙付きで、多くの方がその美しさを絶賛しています。秋の紅葉も楽しめますが、春には付近の道路脇に花開く桜のトンネルも人気があります。
標高はそれほど高くない鎌倉山は、小さなお子様連れの方も一緒に一休みしながら登るほど、登山初心者にもやさしい山です。そうは言っても山道は滑ることもあり、勾配がきついところもあります。舗装された道とは異なるので歩きやすい履物などでお出かけください!また、車で頂上まで行くこともできます。
但し連休や週末などは大変混雑することも多い場所です、車を確実に停めるには週末や祝祭日であれば、早めのお出かけがおすすめです。
そんな鎌倉山では秋から初冬(10月下旬頃から12月頃)にかけて、那珂川の川霧による雲海を見ることができます!雲海はもちろんですが、その雲海とともに特に人気なのが、雲海を照らす朝日です。この美しさはとても評判です。
フォトグラファーの方にも人気で、行かれる時間帯によっては何人もの方がカメラを構えている場合も少なくありません。雨の降った翌日などに晴れていて風がない日などは、出現確率があがります。
鎌倉山で見られる雲海は、周囲の里山から降りてくる冷たい空気が温かい那珂川の水面に流れ込むことで出現します。そのため寒い時期ほど発生確率はあがってきます。是非、時期を合わせ、お天気を確認しながら訪れてみてください!
※雲海の見頃は気温もとても低いので、ご自身で天気等お確かめの上、十分な服装でお出かけください。
鎌倉山の天気(tenki.jp)
雲海の発生条件
鎌倉山から見ることができる雲海は川霧タイプの雲海です。
これは 川の水温が地上の気温よりも高い際に冷たい空気がそこに流れ込むことで水面が蒸発して発生する霧で、主に秋から冬にかけて発生がしやすくなります。
・秋から冬にかけて
・主に前日によく晴れており水温が流れ込む空気よりも高い晴れた当日の朝
これらの条件が整うと雲海が発生しやすくなります。
※但し自然現象のため、条件が揃った場合でも必ず発生するわけではありません。
ぜひ早朝に出かけて素敵な雲海体験をしてみてはいかがでしょうか。
栃木 鎌倉山の動画
素敵な動画をご紹介します!
栃木 鎌倉山の基本情報
利用案内
営業日
無休(雲海の見ごろは10月下旬頃~12月頃)
営業時間
雲海の見ごろは4:00~9:00頃(時期・天候により異なる)
料金
無料
問い合わせ先
茂木町地域振興課
連絡先:0285-63-5644
栃木 鎌倉山に関する各種情報ページ
とちぎ旅ネット
週末探検家 雲海出現NAVI
栃木県 公式サイト 那珂川県立市是公園
栃木 鎌倉山への行き方・アクセス
公共交通機関
真岡鐵道茂木駅 から車で約20分
車
北関東自動車道真岡I.C から約50分
駐車場
あり(数台程度)
栃木 鎌倉山の地図
【エリア別】日本全国の雲海スポット
日本全国にある定番から穴場までamAtavi編集部がおすすめする雲海スポットを発生しやすい時期の一緒にエリア別でまとめています。本格的な登山が必要ない車やロープウェイなどで行けるスポットを中心にご紹介しています。
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