2017年7月に世界文化遺産に登録された“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”。
その関連遺産群の構成資産のうち、2つを擁するのが福岡県宗像市の沖に浮かぶ『大島』です。
今回は宗像市『大島』の世界遺産や絶景スポット、アクセス方法や島内での移動手段を動画と一緒にご紹介します!
目次
宗像・大島のみどころ
福岡県宗像市の北西約6.5kmに位置する大島は「筑前大島(ちくぜんおおしま)」とも呼ばれ、周囲は約15km、面積は約7.17平方kmで福岡県内で一番大きな島です。
世界文化遺産“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”のうち、宗像大社の中津宮(なかつみや)と沖津宮遙拝所(おきつみやようはいしょ)の2つが登録されています。
「神宿る島」の沖ノ島に対して、大島は「神守る島」とされています。
宗像大社とは?
宗像大社は宗像市にある三社(九州本土にある辺津宮(へつみや)、大島の中津宮、沖ノ島の沖津宮)の総称で、それらのすべてが世界文化遺産に登録されています。
(辺津宮が総社とされています。)
ご祭神は宗像三女神(市杵島姫神、湍津姫神、田心姫神)とされ、海上・交通安全の神様としてそれぞれの社にまつられています。
宗像・大島へのアクセス方法と島内の移動手段
大島へは船を利用して渡り、島内ではいくつかの移動手段がありますので、そちらを詳しくご紹介します。
大島へのフェリー・旅客船
大島へ渡る船は2種類あり、共に宗像市の神湊港(こうのみなとこう)から毎日運航され、フェリーは1日/5便、旅客船は1日/2便が往復しています。
所要時間はフェリー「おおしま」が片道約25分、旅客船「しおかぜ」は片道約15分です。
宗像・大島フェリー・旅客船の利用案内
運航日
毎日
※時化や荒天の場合は欠航
運航便数(往復)
合計7便(フェリー:5便、旅客船:2便)
※2018年6月18日~30日は定期検査のためフェリーが休止して、全便が旅客船になります
料金
旅客運賃
対象 | 片道運賃 |
---|---|
大人(中学生以上) | 560円 |
小人(小学生以下) | 280円 |
自転車やバイクの料金
対象 | 適用範囲 | 片道運賃 |
---|---|---|
自転車 | 法律上の軽車両 | 310円 |
原付 | 総排気量0.125L以下 | 630円 |
バイク | 総排気量0.75L未満 | 940円 |
バイク | 総排気量0.75L以上 | 1260円 |
※1人につき1台のみ持ち込みが可能です
自動車の料金
自動車でのフェリーへの乗船には予約が必要で、自動車の全長サイズにより料金が異なります。
(乗船日の1か月前から予約可能)
・予約先電話番号
0940-72-2535
(大島港渡船ターミナル)
※自動車の運賃には1名分の運賃も含まれます
※予約車は出航15分前までに手続きを済ませる必要があります
神湊港の駐車場情報
神湊港には合計560台が収容できる駐車場があります。
第1駐車場
神湊渡船ターミナルに隣接する駐車場です。
利用料金:300円/12時間
第2・第3駐車場
神湊渡船ターミナルより徒歩約5分の場所にある駐車場です。
利用料金:200円/12時間
大島での島内の移動手段
大島での移動手段はいくつかあるのですが、その中でもメインとなる観光周回バスとレンタサイクルの情報をご紹介します。
大島観光バス「グランシマール号・みあれ号」
大島の主だった観光スポットを周遊できる路線バスです。
大島観光バスの利用案内
基本運航日
平日:みあれ号(定員14名)
土日祝:グランシマール号(定員29名)
繁忙期:2台ともに運行
運休期間
例年12月~翌年3月中旬
※大島渡船が運休した場合、観光バスも運休となります
料金
1乗車につき:300円
1日乗車券:800円
※グランシマール号のみSUGOCAなどの交通系ICカードの利用ができます
※1日乗車券はバスの車内で現金販売されています
問い合わせ先
・グランシマール号
西鉄バスお客様センター
0570-00-1010
・みあれ号
みなとタクシー
0940-33-1331
宗像・大島のレンタサイクル
※2019年3月31日をもってサービスが終了しました
大島側のフェリーターミナルにある大島観光案内所では、レンタサイクルステーションがあり、電動アシスト付き自転車を借りることができます。
大島でのレンタサイクルの利用案内
営業日
年末年始を除き、無休
営業時間
8時~16時30分
料金
1日:500円
問い合わせ先
大島観光案内所
0940-72-2226
むなかたレンタサイクル”むなくる”のパンフレット
※容量の大きいPDFファイルですのでご注意ください
宗像・大島でのおすすめの観光スポット
大島で必見の観光スポットをご紹介します。
宗像大社中津宮
-大島フェリーターミナルより徒歩で約5分
宗像三女伸の次女、湍津姫神(たぎつひめかみ)がまつられている神社で、世界遺産の構成資産のひとつです。
境内には天の川という川が流れていて、その両岸にそれぞれ「牽牛社(けんぎゅうしゃ)」と「織女社(しょくじょしゃ)」があり、旧暦の7月7日には七夕祭が執り行われます。
また、中津宮の本殿の裏手から大島最高峰の御嶽山に登ることができ、山頂には中津宮の奥宮となる御嶽神社が鎮座しています。
宗像大社沖津宮遥拝所
-大島フェリーターミナルより車・バスで約10分(徒歩では約30分)
大島の北側にあり、沖ノ島を望む遥拝ができる世界遺産の構成資産です。
一般の立ち入りが制限(現在は一切立ち入りが禁止)されていた「神宿る島」沖ノ島は、島全体がご神体とされていて、この地から遥拝ができる施設として古くより、崇敬を集めています。
沖ノ島は大島から約50km離れているため、天気の良く、空気が澄んでいる日にしか望むことはできませんが、連日多くの人が参拝に訪れる場所です。
砲台跡(風車展望所)
-大島フェリーターミナルより車・バスで約15分
大島の北側にある海が望める丘陵地帯で、大島随一の絶景と言われています。
ここは昭和初期に九州北部や関門海峡を守るために4門の大型砲が設置されていた場所です。
岬の方には洋風のレトロな風車があり一緒に丘陵地帯と海を一望できることでも人気です。
この場所からも天気が良い日には沖ノ島を望むことができます。
宗像・大島の動画
宗像・大島の観光スポットがまとまっている動画をご紹介します
宗像・大島の基本情報
問い合わせ先
宗像観光協会
0940-62-3811
宗像・大島に関する各種情報ページ
大島の主な観光スポットの紹介ページ大島での主な飲食店・土産店の一覧ページ
宗像・大島(神湊港まで)への行き方・アクセス
公共交通機関
JR鹿児島本線「東郷駅」より、「神湊波止場」行きバスで約20分
※「東郷駅前」←→「神湊波止場」を入力してください
車
九州自動車道「古賀IC」より、県道35号線、国道495号線、県道300号線を経由して約40分
駐車場
あり
(有料/合計560台)
宗像・大島(神湊渡船ターミナルまで)の地図
福岡県宗像市神湊487−51