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熊野「丸山千枚田」は本当に1000枚以上!雲海とのコラボも美しい

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三重県といえば、お伊勢さんとして古より親しまれている伊勢神宮や、牛肉のトップブランド松坂牛などグルメから観光パワースポットまで全国区で有名です。

そんな三重県には有名な棚田もあります。一時は後継者不足で相当数を減らしましたが、現在は多くの方々の尽力により数をまた戻してきています。

今回は、この「丸山千枚田」を中心にご紹介します!

丸山千枚田のみどころ

復活を遂げた棚田(千枚田)の風景

丸山千枚田cover

三重県熊野市紀和町にあり日本の棚田百選(PDF※農林水産省公式サイト)に選ばれた「丸山千枚田」は、1300枚を超える規模の日本では最大級の棚田です。約400年前には、何と!2240枚もの田畑があったいう記録が残されているんだとか!その数を聞くと、見渡す限り棚田という光景が目に浮かびますよね。

そんな「丸山千枚田」ですが、平成初期には後継者不足などを原因として530枚まで減少してしまいます。そんな状況を打破しようと1994(平成6)年には「丸山千枚田条例」が制定されました。その後、地元住民の方々の手によって復田作業が行われ、現在は1340枚の規模が維持保存されています。

復田された田を利用して「丸山千枚田オーナー制度」も実施されています。このオーナー制度には、毎年100組を超えるオーナーが登録しているそうです。

このように、荒廃してしまいそうな危機を乗り越え、現在はオーナー制度なども導入され活気を取り戻した「丸山千枚田」の今後からも目が離せません。※オーナー制度は毎年2月に募集がありますので、興味のある方は丸山千枚田オーナー制度(丸山千枚田 公式サイト)をご確認ください!

棚田の法面は野面積みを主とした石積みで西日本に多く見られる方式です。棚田の維持には多くのコストが掛かってしまうのが常ですが、担い手不足や高齢化も合わさり荒廃してゆく現状について農業のみに着目した棚田の維持には限界があることを踏まえて、棚田を核とした地域振興を通じて棚田を将来に継承してゆくという考えに基づいて「棚田地域振興法」という法律も制定されています。(棚田地域の振興について※農水省 公式サイト)

丸山千枚田の夕景

丸山千枚田の夕景

周辺の観光スポットと合わせて、熊野の自然や歴史を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

丸山千枚田のおすすめポイント

雲海と棚田のコラボビュー

丸山千枚田は、その数の多さや情景の美しさでも日本有数と評判ですが、秋から本格的な冬の前にかけて雲海が出現することがあります!

日本には多くの棚田があり、また、雲海スポットもありますが、それぞれだけであっても見に行く価値があります。ですが、棚田に加えて雲海も併せて見れる場所もそうそうありません!

また同じ紀和町にあるツエノ峰(公益社団法人 三重県観光連盟 公式サイト)では朝晩の寒暖差が大きい10月中旬~5月頃の早朝に雲海が発生することがあり、熊野の奥深い山で幻想的な景色に出会うことができます。

もちろん自然現象の雲海ですから、必ず見れるわけではないですが、秋冬の時期は発生確率があがりますので、是非このシーズンにも訪れてみてください。もし雲海に出会えなくても、美しい日本の原風景はそこにあります。また、素敵な動画もご紹介しているので是非ご覧になってみてください。

※雨が降ったなど湿気の多い翌日の、無風または弱風の前日との気温差が高い、晴れた日の夜明けから早朝にかけて発生する可能性があがります。

四季とともに移り変わる風景

棚田は、当然ですが田植えがあります。コールデンウィーク前後の田植え前の棚田に夕日や月の映る姿は、とても情緒的でホッとするような映像を魅せてくれます。水で満たされたこの時期にだけ見れる景色です。

夏の頃、徐々に穂先の伸びた稲穂が、水鏡のようだった棚田の姿を全く別のものへと変えてゆき、里山のような風景を楽しむことができます。また、この頃は各種イベントも実施されるので、参加してみるのも楽しいのではないでしょうか。イベント情報は公式サイト各種で公開されるので、是非チェックしてみてください。

稲刈りの様子

黄金色に輝く秋の風景も、夕日に照らされて美しく、刈入れが終わった後の姿もなかなか見ごたえがあります。

また、冬の白い棚田もなかなか見れる景色ではありません。ただし、細い山道を行くことになるので、装備、運転等は十分にご配慮、ご注意の上行かれてください。

虫おくりとライトアップ

丸山千枚田虫送り画像

毎年6~7月に虫送り行事が行われています。

「虫おくり」は、現在の稲作での害虫駆除にあたるもので、昭和28年まで実際に丸山地区で行われていました。昔は、農薬等もなく害虫の対策をする方法がなかったことから、地域の子供が集まってお寺からお札をもらい、松明と太鼓、鐘などを手に持って千枚田の中を練り歩いて、火と音で害虫を追い払っていたんだそうです。

現在、熊野古道が世界遺産に認定された2004年から農耕行事として復活した「虫おくり」ですが、夕刻に千枚田に1300本余りの火がともされ日が沈むとともに幻想的な風景を味わうことも可能です!毎年恒例の行事なので、初夏のころに、熊野市観光公社の公式サイトをご確認ください。

丸山千枚田 虫送り 2023日程

2023年6月10日(土)18:00~

状況により変更になる場合もあるので公式サイトの確認や、事前のお問合せの上お出かけください。

丸山千枚田の動画

素敵な動画をご紹介します!

丸山千枚田の基本情報

利用案内

営業時間

終日

休業日

なし

料金

無料

問い合わせ先

熊野市観光協会
連絡先:0597-89-0100

丸山千枚田に関する各種情報ページ

丸山千枚田 公式サイト

(一財)熊野市ふるさと振興公社

熊野市観光協会

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丸山千枚田への行き方・アクセス

公共交通機関

JR紀勢本線 「熊野市駅」から車(タクシー等)で約30分

熊野尾鷲道路 熊野大泊I.C 約40分

駐車場

あり(台数が少ないのでご注意ください)

丸山千枚田の地図

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