九州屈指の観光スポットや温泉地として名高い、鹿児島県の霧島エリア。
その中心にある霧島連山は温泉だけでなく、様々な恵みをもたらしてくれているのをご存知でしょうか?
今回はそんな霧島連山の恵みを感じることができる観光スポットやパワースポットを選出しましたのでご紹介します!
目次
鹿児島県霧島エリアのみどころ
鹿児島県本土の中央北部に広がる霧島エリアは、宮崎県にもまたがる霧島連山(霧島山)を中心に広がっています。
幕末の時代に坂本龍馬とその妻、お龍(おりょう)が日本最初の新婚旅行をした場所としても有名で、それ以降も鹿児島有数の人気の観光地として発展してきました。
また、日本神話に出てくる天孫降臨の舞台として、古くから信仰を集めていた所でもあります。
高千穂峰(たかちほのみね)-天孫降臨の舞台
日本神話の中で日本建国の主人公とされる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上に降り立った「天孫降臨」の正に舞台となった山が標高1574mの高千穂峰(たかちほのみね)です。
その後、その山頂には瓊瓊杵尊が天に向けて突き刺したと伝わる「天逆鉾(あまのさかほこ)」(現在はレプリカ)があり、それを坂本龍馬が引き抜いたという逸話が残っています。
その高千穂峰は登山先としても人気で、休憩時間も入れて往復4時間ほどで登ることができます。
こちらで高千穂峰への登山記をご覧いただけます。
霧島神宮-瓊瓊杵尊をまつるパワースポット
日本建国の主人公、瓊瓊杵尊がまつられているのが霧島神宮です。
もともとは6世紀ごろに前述の高千穂峰に社殿が建立されたものの、噴火の影響で移転を繰り返し現在の場所に鎮座しています。
現在の大木に囲まれた中で映える朱色の社殿は「西の日光」とも称される見事な装飾が施され、国の重要文化財にも指定されています。
また、樹齢800年以上と伝わる大きな杉のご神木は「南九州一帯の杉の祖先」ともいわれ、参拝する人を圧倒しています。
こちらで霧島神宮の詳しい情報をご覧いただけます。
丸池湧水-霧島連山に磨かれた名水百選
霧島連山の西側山麓に位置する姶良郡湧水町(あいらぐんゆうすいちょう)の丸池湧水(まるいけゆうすい)には、霧島連山の一座、栗野岳(くりのだけ)を水源とする湧き水が出ています。
この湧き水は実に35年もの年月をかけて湧出し、この丸池に水をたたえています。
その色は透き通っているのですがコバルトブルーに見え、周囲が公園として整備をされていることから夏場は涼を求める人でにぎわいます。
また、ここでは飲用基準を満たした無料の水汲み場もあり、霧島連山の水を自宅に持ち帰る人も多数います。
こちらで丸池湧水の詳しい情報をご覧いただけます。
曽木の滝-霧島連山の水も豪快に落ちる東洋のナイアガラ
前述の丸池湧水から車で30分ほど鹿児島県伊佐市に滝幅210メートル、高さ12メートルを誇る曽木の滝(そぎのたき)があります。
その景観や雄大さから、「東洋のナイアガラ」とも称されています。
この滝は九州で2番目に長い川内川(せんだいがわ)の一部で、霧島連山の水源がその水系の一つを構成しています。
また、曽木の滝から徒歩で下流へ約30分ほど下ると、夏の時期にしか姿が現れない曽木発電所(そぎはつでんしょ)の遺構を見ることができます。
この曽木発電所遺構は、その姿からラピュタの世界観を感じる方も多い観光スポットです。
こちらで曽木の滝の詳しい情報をご覧いただけます。
霧島連山の恵みをめぐる地図