長野県は日本でも高山が多いエリアです。
夏は避暑、冬はウインタースポーツを満喫することもでき、登山、ハイキングなどを好む方にも人気です。そんな長野県には雲海スポットも多くあります。
今回は、雲海スポットのひとつでもある高ボッチ高原を中心にご紹介します!
目次
高ボッチ高原のみどころ
高ボッチスカイライン(市道高ボッチ線)で空へドライブ
長野県の塩尻市にある高ボッチ山(標高1,665m)に位置する高ボッチ高原。素晴らしいビュースポットとして多くの写真家の方も訪れる高ボッチ高原の山頂からは北アルプス・南アルプスはもちろん、晴れ渡った日には諏訪湖や富士山まで見渡せる絶景が魅力です。
高ボッチ高原はレンゲツツジの群生も有名で、6月になると鮮やかな色合いを満喫することもできます。レンゲツツジの開花情報は塩尻市の観光協会サイトにて更新されています。(※開花時期のみ)ご興味のある方はぜひサイトをチェックしてみてください。例年の見頃は6月頃です。
また、夏はハクサンフウロやユオニユリなども見ることができ、美しい花々が暖かい季節を彩ります。
年に一度、8月の第1日曜日には 高ボッチ高原観光草競馬大会 が開催され、約80頭の馬のレースが開催されたりと、高地で楽しめるイベントはご家族連れにも人気を博しています。
概ね12月から4月までの間、このエリアには雪が多く市道である「高ボッチスカイライン(高ボッチ線)」は冬季閉鎖が実施されます。そのため、春の雪解けまでこの絶景はお預けとなります。
1年中いつでも行ける訳ではない春から秋までの期間限定の絶景スポット。アクセスする道は道幅が狭い場所もあるものの、季節の流れとともに表情を変えながら、様々な絶景が常にそこにある場所。
とても素敵な絶景スポット高ボッチ高原へ是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
※冬季期間中 路面凍結がある場合でも一時的に冬季閉鎖が解除される場合があります。また、通常の閉鎖・閉鎖解除情報も塩尻市 建設課の公式twitter(@shiojirikensetu(twitter))では随時発表されるので、是非公式twitterもご確認ください。一時閉鎖解除については、冬山の運転に慣れていて、タイヤ等冬用装備の準備を十分にできる方であっても細心の注意を払い、無理をしないことをおすすめします!
高ボッチ高原のおすすめポイント
牛の放牧など長閑な風景が魅せる
標高約2,000mに近い場所まで車で行くことができる「高ボッチ高原・高ボッチ山」は、運転に注意を払えば登山の苦手な方でも天空へたどり着ける場所です。
高ボッチ高原に近づくたびに、木立からのぞく空はとても近く感じられ、空へ向かって走っているような気分を味わえるのではないでしょうか。
高ボッチ高原には、牧場があり初夏の頃牛の放牧を見ることができます。富士山を含む遠くの山々をバックに一望できる諏訪湖も、どこまでも続くような開放感あふれる空も360°のパノラマビューを全身で感じるという言葉がふさわしいような感覚を味わえます。
また、見晴らしの丘からは諏訪湖もばっちり見えます。
のんびりと草を食む牛の群れの向こうには、山の稜線と空の境目がくっきりと見え、ひんやりとした空気の中大自然に包まれます。お時間があれば、「高ボッチ山」の山頂を目指したり、さらに標高の高い鉢伏山(はちぶせやま)を目指すのもお勧めです。
鉢伏山には、付近に鉢伏山荘の有料駐車場があるので、有料駐車場までは車で行き、その先の山頂までおよそ20分程度登ることになります。
※履物は歩きやすいものをお選びください。
※鉢伏山荘のトイレも有料です
歩道の他に登山道なども周りにはありますので、ご自身の体力に合わせ登山にもチャレンジしてみてください!様々な形で、車を降りた先に広がる遮蔽物のない天空の世界を、是非体感してください。
「高ボッチ山」の山頂へ行かれる方は、第2駐車場からが便利です。また、夏ごろの晴れた日に行かれる方は、日差しも強く日よけになる建物も少ないのでサングラスなど日よけ対策をされ、飲料などを持参することをおすすめします。
高ボッチ山頂付近
雲海・朝焼けの美しさに惹きつけられて
高ボッチ高原は、360°の絶景もさることながら、秋から冬にかけての季節になると雲海が発生します!
- 朝晩の冷え込みが強く、弱風から無風の夜明け前から早朝にかけて
- 雨上がり(晴天)の弱風から無風の夜明け前から早朝にかけて
などの条件に合致すると雲海は発生しやくす、>9月から翌3月までが発生頻度があがります。※12月~翌4月までは高ボッチスカイラインは通行止めになります
9月から11月以降の時期が発生しやすいので狙い目です。夜明け前の時間帯を狙って、雲海と朝陽のコラボレーションで1日を始めてみませんか?
今回の記事でご紹介している動画では、雲海のできあがってゆく様子もタイムラプスで見ることができます。実際には、もっともっと長い時間をかけてゆっくりと進んでゆきます。
夜中のうちに辿り着けば、そんなゆったりと流れる自然の流れを時間をかけて眺めることができます!※夜道で暗いうえ、道路は通りにくい場所もありますので運転には御注意ください。
低地との温度差がかなりあるため、寒さ対策をしてゆかれることをおすすめします!夜明けを体験する場合は、他に飲料や軽食などもお忘れなく!
夜景・星空の輝きは圧倒的にロマンティック
高ボッチ高原の絶景の種類は実に豊富で、夜景もまた見どころのひとつです。「君の名は」のモデルともいわれる諏訪湖を一望できる高台からは、周辺に徐々に灯る街の明かりが、空の明るさが沈み闇が近づくころにとても美しい光景を繰り広げます。
今や人気スポットとなった高ボッチ高原では、夜景を独り占めというわけにはいかないかも知れませんが、とても雄大な自然の中、散りばめられた光は輝きを届けてくれます。辺りは暗くなりますので、懐中電灯を持参したり、スマートフォンなどのライトで足元を照らし、移動することをおすすめします。
そして、周りに視界を邪魔するものが何もなく、明かりもない場所で期待できるのが、天然の夜景とも言うべき満天の星空です!夜の闇が深くなるほど、その煌きは際立ち、幾粒もの星に目を凝らせば、流星を見つけることもできるかも知れません!
こんなロマンチックな場所をデートで訪れれば、素敵な思い出作りに一役買うのではないでしょうか。途中細い道を木立を抜けて走る間に気分はアがり、夜景と星空でクライマックスの演出をしてもらえるかも知れません!
また、夜景から朝焼けまでを堪能する方の中にはテント等を持参してキャンプ・野営を考える方もいらっしゃると思いますが、第2駐車場にはのみテント・タープ設置可能エリアがあります。高ボッチ高原キャンプエリア(テントタープエリア)(観光協会 公式サイト)
2022年も4月下旬~11月末日(予定)(道路冬期間閉鎖解除~閉鎖まで)の期間OPENです。2022年度から有料化され予約は予約サイトなっぷからとなりました。
区画は
-オートサイト 3区画
3,000円/泊(STAY15:00~10:00/1区画)
1,000円/日(DAY10:00~15:00/1区画)
-フリーサイト 15区画
1,000円/泊(STAY15:00~10:00/1名)
500円/日(DAY10:00~15:00/1名)
となっています。その他注意事項、利用規約などは高ボッチ高原キャンプエリア(テントタープエリア)(観光協会 公式サイト)をご確認ください。
また、指定場所以外でのテント等の設営や野営は禁止です。車中泊をされる場合は、十分な防寒等の準備をおすすめします。その場合でも駐車場が早々に埋まってしまうこともあるので無理をせず、マナーを守りながら素敵な山頂ナイトををお楽しみください!
2021年にリニューアルオープンした高ボッチ高原管理棟 でいだらボッチ館では高ボッチ高原にまつわる書籍や写真の展示や貸し出し等、高ボッチ高原を楽しむための情報収集が可能で。季節ごとのイベント等も楽しむことができます。
手ぶらでキャンプ飯体験も可能で、塩尻市のコーヒーショップ協力のオリジナルブレンドコーヒーや、オリジナルスープパスタ等を有料で楽しめます。
そして、この高原エリアにはいよいよ待望のFREE-Wi-Fiが登場。管理等からキャンプサイト付近で利用可能になります。いわゆるワーケーションでの利用も推奨されていますので、様々なシーンで使い勝手が良さそうです。
2021年から大幅にパワーアップした高ボッチ高原からますます目が離せません!。雲海、自然、キャンプ、夜景などなど楽しみ肩いろいろの高ボッチ高原へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
よい旅を!
高ボッチ高原の関連イベント・プラン
崖の湯側へ下ると、日帰り入浴も可能な温泉施設薬師平 茜宿などがありますので、長野の温泉に浸かって旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
岡谷I.C方面へ下りられる方は、「塩嶺御野立公園」へ立ち寄られるのもお勧めです。小鳥の森として非常によく知られています。日本の音風景100選にも選ばれたほどの名所です。
園内には、塩嶺閣(休憩所)や展望台などがあり、展望台からは、諏訪湖・八ヶ岳・富士山・北アルプスなどを望む絶景が人気です。特に諏訪湖方面が人気が高いようです。
高ボッチ高原と合わせて、是非お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。
周辺のホテル・宿泊施設
高ボッチ高原の動画
素敵な動画をご紹介します!
高ボッチ高原の基本情報
利用案内
営業時間
終日
休業日
冬季道路閉鎖期間
最新情報は塩尻市 建設課の公式twitter(@shiojirikensetu)からご確認ください
料金
無料
問い合わせ先
(一社)塩尻市観光協会
連絡先:0263-88-8722
高ボッチ高原に関する各種情報ページ
高ボッチ高原 ライブカメラ
塩尻市観光協会
MITSUBISHI MOTORS 週末探検家 雲海NAVI
※週末の雲海発生予報が確認できます
高ボッチ高原周辺のホテル・宿泊施設
高ボッチ高原への行き方・アクセス
公共交通機関
なし
車
長野自動車道 岡谷I.C より 高ボッチスカイライン(市道高ボッチ) 約30分
※幅員が狭い場所等もあるので、速度に十分注意し慌てず安全運転でお進みください。
駐車場
あり
高ボッチ山の地図
【エリア別】日本全国の雲海スポット
日本全国にある定番から穴場までamAtavi編集部がおすすめする雲海スポットを発生しやすい時期の一緒にエリア別でまとめています。本格的な登山が必要ない車やロープウェイなどで行けるスポットを中心にご紹介しています。
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